「モノ」という幻を追いかけたくなる。本当に欲しいのは、安心感。「私であ...

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「モノ」という幻を追いかけたくなる。   本当に欲しいのは、安心感。  「私であっていい」という安心感  「私であっても問題は起きない」という安心感  「私を消そうとしなくてもいい」という安心感   いつも私が願っていたことは、「私」から「私の要素」を 取り除くことだった。  「私」の間違えた血液を、頑張って、あれこれ手を尽くして「正しい血液」に入れ替えることだった。  血を入れ替えようとするたびに、 ちゃんとした自分への期待と高揚感、 それによって得られた「安全」に喜んだ。  ただ、その治療には副作用もあり、 「どうしても入れ替えられない私」が 怒って、苦しんで、泣いて、生きるのをやめてやろうと思った。  私にとって、「私」であることは、「死」を天秤にかけられるくらい忌まわしいことだった。 それだけ苦しい副作用と引き換えにしても、私は 私を捨てたかった。  誰よりもキラキラと輝くものになりたかった。 頂点に君臨して、すべてを支配してやりたかった。 これだけ苦しんだのだから、もはや普通では満足できなかった。   あらゆる優越感と快楽を貪って自分の苦痛を解放し、副作用で死なないようにコントロールした。  それは、なかなかうまくいった。 私は、与えられた残念な波を、技巧を凝らしてかなりうまく乗りこなした。    でも、「そんな綱渡りを変えたい私」も常にいた。  「私の人生こんなんじゃない‼️」  っていう私が常にいた。   でも、変化しているようで変わらない、堂々巡りの日々が続いた。 私の前に開けるのは、常に 「安全なイバラの道」と「無の闇に向かう崖」 常に渋々前者を選んだ。       なんか長くなったな…。 ふと、思い付いたことつらつらと…。   #徒然くさ #画像無関係くさ

Naomi Watanabe(@naomi_asagao)がシェアした投稿 - 2020年Apr月21日pm6時29分PDT