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東芝の社内から会議での上司とのやり取りを録音したICレコーダーが日経ビジネス記者に渡されたという。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/082700031/082800003/?n_cid=nbpnbo_mlp


10時間以上に及ぶ録音データの中には、目標(7000万円)を達成するための「施策」を出せ出せとせまる上司の声が録音されていたという。
その結果、計上する時期を先送りする手口を多用したのだが、それは足元のチャレンジ目標を達成したように見せかけるためで、問題の先送りに過ぎない。


実現不可能な数値目標を出して、部下に達成しろと迫ることは、上司に逆らえない部下としてはパワハラになり、これを続ければ地獄であり精神を病むことになるだろう。
中小企業でこれをやれば、市場から淘汰されるので、社歴のある中小企業では少ないことだが、過去の膨大な資産のある大企業ではありがちなことだ。


これは、実現可能な事業計画から数値目標が出ていないことが原因であり、100%上司が悪い。その上司は無能だということだ。
そんな無能な上司が何故いるのかといえば、派閥である。派閥人事を繰り返すことで、無能な上司が生まれるのだ。派閥の中でうまく立ち回る能力は、事業を成功させる能力とは別なのだ。


これは大企業病の一つだろう。東芝の改革で外部役員をいれることは、その派閥人事を改革することに役立つだろうが、派閥人事が問題だという意識が無ければ、東芝の復活はないだろう。