○症状

表示名を日本語にしようとすると『表示名の変更はできません。大文字/小文字の設定のみ可能です』というエラーが出る。

 

○解決方法

一度設定から言語を日本語以外に設定し、その後日本語に戻す。

Twitchくんさぁ...(呆れ)

○概要

PCでゲームとかベンチ回すときに「ブゥォォオオオオーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwww」って自己主張してくるファンはどうやったら大人しくなってくれるんだろう、という考察。

前回の静音化計画を通じて得た学びが多分に含まれます。

 

※冷却性能も確保した上での静音化なので「ファンの回転数を抑える」方向性の話ではありません。

 

○どのファンがやかましいの

 

一口にファンといってもPCケース内には複数種のファンが存在している。

 

騒音の発生源を特定するにあたって「特にどのファンがやかましいのか」を最初に見極めておくことは非常に重要である。

私は計画後にこの事実に気付いた(あほ)ので、満足のいく結果を得ることができなかった。

 

一般的なPC内に存在するファンとしては以下が挙げられる。

・ケースファン…ケース内に空気を取り込んだり逃がしたりする

・CPUファン…CPUを冷ます

・グラボのファン…グラボについてるやつ

・電源ファン…電源に内蔵されてるやつ

 

意外と下二つを見落としている初心者は多いのではないだろうか。わたしです

 

あくまで推測だが、このうちゲームやってる最中だけファンの駆動音がうるさくなる場合はグラボのファンが激しく自己主張している可能性が高い。

こういったケースではその他ファンを静音仕様のものにしたところで効果は薄くなってしまう。コスパが悪いのである。

 

○グラボのファンは厄介

 

連中は容易に換装できない。

 

グラボの静音化を図る場合、手っ取り早い手段としては

①グラボファンの換装

②グラボ自体の冷却効率を上げてファン回転数を落とす

 

が考えられる。水冷化?初心者だっつってんだろ

 

しかし見出しにもある通りグラボファンの換装は少々ハードルが高い。

 

ケースファンやCPUファンは規格が統一されており、製品自体も数多く販売されていることから換装は容易い。せいぜいケーブルの仕様とマザボの対応規格を理解した上でケースにネジ止めする程度である。

 

一方のグラボファンはそもそもグラボのサイズや構造がまちまちであることに加え、前者と比較して細かい分解作業を要することから初心者には荷が重い。壊れちゃったらどうすんだよ。

 

そんなわけでグラボの静音化を図る場合、か弱い初心者は必然的に肢②をソリューションとせざるを得ないのである。

 

○エアフロー難しい

 

グラボの冷却効率向上を図る場合、ケース内エアフローの最適化は避けて通れぬ道である。

勿論ケースファン選びが重要になってくるのは間違いないが、ここではケースファンの使い方について語るため後述する。

 

ケースファンは向きによって吸気と排気の2役を演じ分けることができるが、このとき問題となるのが「吸気と排気どっちが重要やねん」という話である。

結論としては後者なのだが、私はこれについて学びを得るまで「吸気に決まってるやん」ぐらいの感覚でいたのである。全部扇風機が悪い

 

確かに冷たい空気をケース内に送り込むことは大事なのだが、実は吸気ファンなどなくても排気ファンを回していればPC内には自然と外気が入ってくるようになっている。

これはPC内が密閉空間に近い環境であることに由来している。気圧の話はここでは割愛するが、要するに

・排気ファン…冷たい空気を引き寄せる、熱された空気を押し出す

・吸気ファン…冷たい空気を送り込む、熱された空気を押し留める

といった具合である。

 

とはいえ「じゃあ排気ファンだけでいいんじゃん」とはならないのがエアフローの難しさである。

この二つをバランスよく適切な配置で運用する,,,これが実際やってみるとなかなか難しい。

 

○なんの話だっけ

 

少々脱線した。

 

PCがやかましいぞ

ゲーム中うるさいならグラボのファンが騒音の主要因である可能性が高い

グラボのファン換装するのしんどいぞ、冷やして回転数下げよう

ケースファンでグラボを上手に冷やす方法について ←イマココ

 

○で、ケースファンはどう選べばいいの

 

ようやく言及するが、今回の主題はココである。

 

序盤で「静音化計画うまくいかんかった」的なことを書いたが、これは

“静音化の優先順位を「ケースファン>グラボファン」と考えてしまった”

ことが最大の原因である。

 

私は今回の計画においてケースファンに「KAZE FLEX」という静音ファンを選定したが、この製品は他製品と比較して回転数が控えめであり、それ故に爆熱グラボを冷却する上で必要な風量を確保できなかったのだ。

 

これは一概には言えないが、だいたいのファン製品では回転数(=風量)と静音はトレードオフである。

つまり、静音ファンと銘打たれたものは往々にして風量が少ないものであるらしい。

 

ケースファンの静音を意識するあまり冷却性能をないがしろにし、結果グラボの爆音で頭を悩ませていたのでは本末転倒である。

よって、ケースファンを選ぶ際にはグラボ含むPC内パーツを十分に冷却できるかを最重要項目とし、これを満たす製品の中からできるだけ静音性能の高いものに決める...というのが適切なやり方だと思われる。

 

○まとめ

 

ゲーマーはケースファンを風量で選べ。

○概要

 

タイトルの通りです。購入商品のレビューも含まれてます。

 

○一連の流れ

 

<初期状態> ※静音化に関係する部分のみ記載

・ケース:BTOメーカー製、ファンは2基(フロント吸気とリア排気)

・CPU:Ryzen7 3700X、リテールクーラー(Wraith Prism)

・グラボ:GEFORCE RTX 2060 SUPER VENTUS XS J OC

 

こいつがとにかくやかましい。特段負荷のかかる作業をしてなくても耳障りな駆動音を発する。

梅雨の時点でこれなので本格的に夏が来た日にはたまったもんじゃない...ということでこのBTOパソコンをあれこれカスタマイズした。人生初の自作PC(と呼んでいいのか分かんないけど)だったので作業時間よりググってる時間の方が長かった。

 

 

<第一形態> ※変更点のみ記載

・ケース:Define7 Compact(サイドパネルは黒ガラス)、ファンは初期装備の2基(やはりフロント吸気とリア排気)

天面パネルは防音仕様

 

ケースはPC組み直しても使いまわせるので多少奮発してもいいだろうと高級品を購入。

コンパクトじゃない方は倍ぐらいの値がついてたので見送り。しかし購入前に魅力を感じていたフロントパネルの開閉機能やファンコン等がオミットされており、これが後々に効いてくる。(サイズについても苦しい思いをした)

 

防音パネルがかなりいい仕事をしており、天面パネルを防音にしていればリアから漏れる駆動音以外はかなり軽減してくれる。(天面はエアフローを考慮した通気仕様のものが同梱されている。)

 

とはいえ初期装備のファンがこれまたやかましく(どうもモノはいいらしいが)、更なるカスタマイズを行うことに。

 

 

<第二形態>

・ケース:ファンをKAZE FLEX(120mm)4基に変更(フロント吸気3基、リア排気1基)

 

ケースファンを定番CPUクーラー「虎徹markⅡ」にも使われている「KAZE FLEX」に変更。これがメチャクソ安い(1,000円以下)、しかもちゃんと静かでびっくりした。なんちゅうコスパじゃ。

静音ならNoctureとかBeQuietじゃねえのかよという意見はごもっともなのだが、ケースに大枚叩いた上にカスタム初挑戦でビビり散らかしていた私が値段の差と価格ドットコムのランキングに抗う術はなかった。

リアは120mmのみ対応、フロントに関しては140mm2基か120mm3基だったのでどちらにするか迷ったが120mm3基を選択。これは結果的に大正解だった。

 

しかしここで問題発生。マザーボードに刺せるFANコネクタがCPUファン除き2基までしかなく、圧倒的に数が足りない。どないすんねんコレ...と思って調べてみるとどうやらファンコンかファンハブでまとめる形になるらしかった。コンパクトじゃない方にしておけば...(覆水盆に返らず)

悩んだ末にオウルテックのファンハブを購入。制御の仕様上接続するファン製品を統一する必要があったが、1本300円ちょっととバカ安かったのが決め手となった。

 

この時点で平常運転時はマジで静かになった。窓開けてて外から入ってくる環境音とどっこいレベル。

ここでやめときゃよかったのに、調子に乗ってFF14ベンチを回してしまったがためにPCは第三形態へと突入する...

 

 

<最終形態>

・ケース:ファンを2基増設(ボトム吸気1基、トップ排気1基)

・CPU:ファンを虎徹MarkⅡに変更

 

完璧な静穏性を得たかと思われた第二形態だったが、FF14ベンチを回すと鬼のように騒音を発する。

なんで急にFF14ベンチすんねんという話だが、実は私は休止中のヒカセンであり、復帰時の事を考えた行動だったのだ。ここでまたカスタムの必要がでてきた。

 

BIOSの設定を応用して音の出所を確かめたところ、圧倒的にリテールクーラーがやかましい。そんな訳で静音性とコスパに定評のある虎徹MarkⅡを導入。もうケース内はKAZE FLEXまみれである。

ちなみにリテールのWraith Prismは唯一LED発光するパーツであったため、この瞬間ガラスパネルは完全に無用の長物となってしまった。というのもガラスパネル仕様のDefine7は防音パネル仕様のそれより数千円高かったのである。更に悪いことに、黒ガラスパネルは単体で別売りしているのに対し防音パネルはどこにも取り扱いがない。そんなわけでこれからDefine7 Compactを購入する方は防音パネル仕様(あるいはクリアガラス仕様)のものを購入することを強くお勧めする。

 

更に、MSI AfterBurnerを導入して検証した結果、CPU温度が60℃前後に対してGPU温度は80℃前後であり、グラボの爆熱がケース内温度を引き上げていたことが判明(そしてこのグラボがまたアホみたいにうるせえのだ)、急遽グラボ冷却についても思案することに。

グラボのファンをケースファンに換装するというとんでもない例もあるにはあったが、グラボ自体が大高騰していることもあり流石に怖すぎるので却下。結局ケース内エアフローを再考し、トップとボトムにファンを増設することとなった。これだけの数のファンを導入した上に同じ製品で揃えなければならないという条件を考えれば、最初にKAZE FLEXを選んだのは本当に正解だったといえる。

 

ここで再び問題発生。Define7 Compactはコンパクトじゃない方と比較して全体的に寸法が小さめなのだが、特に奥行きの狭さと使用している電源のデカさが相まってボトムにファンが設置できない。かなり頭を悩ませたが、本来取り付け不可なグラボ直下のスペースにケーブルタイで無理矢理固定するという荒業でこれを解決。

トップにファンを増設する場合前述の通り天面パネルを通気仕様のものに変える必要があるため、静穏性がガタ落ちしてしまうというデメリットがあったが、冷却性能の向上によるファン回転数の低下を狙って断行。(排気側も2基になったため第一形態のファンハブを追加購入している)

 

これで今回のPC静音化計画は終了。冒頭で触れたフロントの開閉については、直接的な問題こそなかったがメッチャクチャかたくて開け辛いという嫌がらせで終始私を苦しめ続けてくれた。

 

○で、結局FF14ベンチには勝てたん?

 

勝てなかったよ...。

もともとPCに負荷かけて性能測定するもんだから、よくよく考えたらフル稼働爆音マシーンと化すのは当然だった。

とはいえ実際のプレイ環境でも同程度の負荷がかかるシーンは多いと考えられる。復帰の際にはヘッドホンが必須アイテムとなるだろう。

まあ常時静音とはいかずとも冷却性が大幅に向上されたのは間違いないし、無駄な投資ではなかった...うん。

 

○費用総額

 

Define7 Compact(側面パネル黒ガラス仕様):¥14,755

KAZE FLEX 6基:約¥6,000

オウルテック ファンハブ 2本:約¥800(追加購入分が値上がりしてた。ぴえん)

虎徹MarkⅡ:¥3,828

CPUグリス:約¥1,000

---------------------------------------------------------------------

計:約¥26,383

 

 

嘘やろ?(もっと安く収まってるもんだと思ってた)

 

○締め

 

快適な状態って割とすぐ慣れるけど不便な状態は改善するまで延々とストレスになるから、投資するなら快適を増大させるより不便を解消する方に注いだ方がベターかも。

要約:少ないチャンスをしっかり生かそう

 

どうも、日々機材との和解を試みるAsaboです。

前回は初投稿ということもあってなんだかんだ工夫して記事書いたんですけど、今回はラフな感じで書いていこうと思います。アレ絶対続かん

 

「イラストは音楽と比べて伸び易いからいいよなぁ…」と、DTMerなら一度はそんなことを考えてしまうものではないでしょうか。因みに私はありました。(ここで「お前と一緒にするな甘ちゃん」というヤジが盛大に飛んでくる)

いや、確かにここで根拠もなく「絵師って楽な商売だよなーへッw」とか毒づくような記事ならそんなもん無い方がマシなんですよ。ただ、実際にイラストと音楽の間にはコンテンツとして決定的な差があるということを最近学ぶ機会があったので、今日はそれを共有しようと思うんです。

 

で、早速本題に入るんですけど、その決定的な差というのは「消費するのにかかる時間」です。

例えば、再生時間が3分の楽曲というのは消費するのに3分かかるんです。ごく当たり前のことのように感じますが、これは音声作品全般、つまり「聴覚」に訴える作品の運命です。あ、早送りとか飛ばし聴きとかはノーカンですよ、そんなん言い出したらキリないですからね。

一方で、イラストというのは一瞬で消費できてしまいます。勿論、細部まで観察したりだとかじっくり堪能したり等する場合はそれなりの時間を要しますが、それは音声作品とて同じことです。そして、この特性は「視覚」に訴える作品が持つものであると言えます。「文章」のような例外も存在することにはしますが、この場合は数百~数千枚のイラスト(文字)が並べられた作品という様に捉えて頂ければ納得してもらえるかと思います。

要するに、イラストは短時間で大量に消費されるが故に人の目につく機会が多いのに対して、楽曲は一つ一つの消費に相応の時間がかかるため、イラストと比較して日の当たる作品が少なくなるのです。これが、「イラストは音楽と比べて伸び易い」と感じてしまう理由です。

ただ、この差異によって音楽にもたらされるメリットというのもちゃんとあります。語弊を恐れずに言うと、消費にかかる時間が長い=「コスパがいい」ということでもあるのです。同じだけの時間と労力をかけて作ったイラストと楽曲なら、楽曲の方がより長く受け手を拘束できる、つまり「より時間をかけて自分の作品を味わってくれる」…という言い方をすると、なんだかヤンデレっぽくなっちゃいますね。とはいえ、そもそも楽曲を聴いてもらえなければこの理屈は成立しません。よって、音楽において最も重要なのは「まず聴いてもらう」ということであり、これを達成するために必要なのはブランド力なのです。ブランド力を養うためには、受け手に良質な作品を提供し続けなければなりません。つまり、音楽においては「数撃ちゃ当たる」戦法は必ずしも有効とは言えないということです。

ただ、数書かないと成長しないのは紛れもない事実ですし、折角書いたんだから公開したい…と思ってしまうのもごく自然なことです。僕がいちいち楽曲公開時に何かしら言い訳を並べて予防線を張っているのもそういうことです。(隙あらば自己弁護)

そんな訳で、DTMerの皆様は自信作を公開する際には「自信作です!!」って絶叫しながら公開しましょう。

 

追記:あとマーケティングも大事かもしれない。DTMerはコミュニティを意識して活動した方が成功し易いかもしれませんね。(自戒)