平成中村座の碑および鼠小僧像の除幕式が少し遅くなったが10日に決まり、その協賛社の名前を印刷したものが巻物の形になり、その巻物には忠臣蔵をまねて「一味徒党の連判状」と書かれた物を碑の地中に埋めることにもなり、そして亡き十八代目との約束通り、勘三郎が還暦を迎える年に平成中村座を浅草の地に呼ぶことが出来、本当に幸せである。
明日の初日は昼夜通しで見るつもりであったが、体力的に無理のようであり、昼を倅に譲り、私は夜の部を拝見することにした。
いつもの中村座であれば舞台稽古から顔を出すところだが、今回はまだ中村座に顔を出していない。
それだけに、明日が楽しみで今もワクワクしている。
私の本「浅草の勘三郎」の発売日でもあるがそちらの方はすべて小学館にお任せして、私は中村座を見に来ているであろう十八代目と共に初日を楽しませてもらうつもりだ。
まして七緒八も出演するのだから、涙もろくなった二人の爺がハンケチ片手に見ることになるのであろう。