バグズでしょ2

6月28日 博品館劇場でバグズグバリューを二回公演見てきました。
お昼の回は真中くらいで、東京千秋楽は一番後ろでしたが、博品館は小さいし、チケット取れて良かったです。

思えば、前回のバグズ公演は、昨年の9月半ば。
バグズフェスタ2~虫も歩けば棒にあたる~ で、TAKAさんMASASHIくん不在で、梅棒というダンスチームの選抜メンバーとの共演でした。
初めて見た梅棒メンバーもスゴク良かったので、その時の感想をブログにアップしようしょう…と思っているうちに、今公演を見終えてしまいました。

今回のバグズ公演。TAKAさんは引退してしまいましたが、MASASHIくんが帰ってきました。
そして、4年ぶり中河内雅貴くんと初参加の内海大輔くん。
え? ダイスケは、内海大輔? 廣瀬大介じゃなくて…しーちゃん?
内海→うみ→See→しーちゃん 一部テニミュファンでそう呼ばれているみたい。
ダンサーやっている友達に「なんでおまえがBUGにぃ~」って不思議がられ、羨ましがられたみたいですが、
やっぱり、アタシ的にもちょっと意外でした。まぁ、TETSUさんはテニミュ好きだし、越前南次郎役をやってみたいなんて言ってたし。アタシもしーちゃん好きです。
大阪出身? オープニングの大阪ヤンキーセリフが似合ってなかったです。

客席からステージ上を見上げて、暴走族の特攻服姿のしーちゃん。
「あれがバグズ山か。さすがに高いなぁ。でも、テッペン取ったるワっ」
エアバイクで駆け上がると、中河内くん登場。
「そんなんじゃーハエが止まるぜ?」
背中に何かイキがった言葉が書いてあります。
しーちゃんは「浪速の闘犬」雅くんは「廣嶋男児」
そこに片目のSHIOくん登場。
「奥州で伊達といったらこのオレだ。キミコじゃねえッ! ラケットは振らねえぞッ!」
そういう背中の文字は「仙台育英」…って出身校ですか?
最年少でパシリはイヤだとぼやくSHIOくんの傍らで、しーちゃんと雅がエアテニス。
「レーザービームっ!」
会場が湧きます。
IYO-PとTETSUYAさんがつるんでやって来て加わって、ようやくTETSUさん登場。
エンタメ界のレジェンドドラゴン。背中の文字は「世界制覇」です。
「出番が遅過ぎてビーバップハイスクール全巻読んじまったぜッ!」
そして、しーちゃんに「おめぇはサウスポーでラケット振っている方が似合いだぜッ!」
「あー、それ、オレも4年前に同じこと言われたッ!」と雅くんのつっこみ。
あれから4年なんですね。
キラキラ…シャラシャラ…音楽と証明の雰囲気が変わって、TETHUさんの後から悠然と大トリを決めるMASAShIくん登場。
BGMはギャッツビーのCM。ピンクの特攻服の背中の文字は「クリスタル」
「暑苦しいのは、キライなんです」
おお~MASASHIくん、久しぶりぃ~。
メンバーが揃ったところで、エアバイクで揃ってツーリング。
そんな感じで始まりました。

思い出せることを書いていますが、思い出せないことも多くて悔しいです。
でも、バグズグバは最高。
4年ぶりの中河内くん。思えば、アタシが初めて生で雅くんのダンスを見たのは、バグズグバでした。
その時に雅くんがピンで踊ったデスペラードが凄く素敵で、
中河内雅貴とは、なんて素晴らしいダンサーなんだと感動したのですが、
バグズ意外で見る中河内くんって…あれ? って感じなのです。
アルターボーイズも、クラブセブンも…宝塚ボーイズも…
で、今回のバグズ公演見て、ようやくあの感激がよみがえりました。
だから、思わずにはいられません。中河内くんは、バグズが合っている。
思えば、TETSUさんは、初っ端から「雅、おめえはこっち側だろ」ってメンバー扱いだし。
雅くんッ! TAKAさんの代わりに白タイツで踊ってください。
「タマホ―――ム、タマホ―――ム、タマホ―――ム」限界までピルエット、ピルエット、ピルエット。
TAKAさんは何回まわれたかな? 回数増す毎に腹筋が捩れるくらい笑ってしまうアレが大好きでした。
あ、当然、カッコよくキメるダンスに期待していますよ。
白鳥の首が付いているチュチュを履いて、ガチで白鳥の湖を踊るのは何時ですか?
4年前の対談を忘れていませんよ。

TESUさん、フラメンコ調のダンスが素敵。ルックスも凄く似合っている。
中盤からはBUGメンバーが加わっていって、一糸乱れぬ見ごたえに、ああ~スゴク上質なダンスを観せて貰っているぅ~って、感じてうっとりしちゃいます。

中河内くんのソロダンス。曲名がわからなかったけど、スローバラード。手足をいっぱいに伸ばして踊るので、背が高く見えます。もともと小顔だし、今回の男らしいヘアスタイルは好印象でした。ダンスとっても素敵でした。

その次は、まっ黄っきぃ~な金髪頭のしーちゃん。椅子に座って洋楽を歌ってました。タイトルわかりません。ソロダンスは無しです。
TETSUさんとペアで、路地裏の靴磨きに扮装して踊ったのがありました。同じ振りのダンスのはずが、しーちゃんとTETSUさんでは、動画の画数が違うッ!
ライブだけれど…

お財布をスリ取ったり、道を訊くふりして置き引きしたり。
メンバーが色々な扮装でダンスを交えて無言芝居。
MASASHIくん、胸ポケットから恋人の写真を取り出して、写真を眺めながらのエアペアダンス。
いろいろあったけれど残念ながら文章に起こせません。
BUGは笑えるけれど、下品なコト控えめで、上質な笑いが多い。
どちらかというと、観客の方が下品かも?
でも、何度見ても、前回の回は忘れて、その場の笑いで反応する大人な客層の中にいるのは、居心地がいいです。

マイケル・ジャクソンメドレー。とうぜん大盛り上がり。斜め45度に倒れるトコ。舞台の一番高い所から前方に…だったので、びっくりしました。
怖いっしょ?

トイレ休憩を挟んで、BTBライヴツアー。
TETSUさんとマサくんが、バイクツーリングで山奥にある旅行代理店BTBへ。
途中でイノシシに行く手を阻まれ、マサくんがやっつけました。
ラスンゴレライ、なんちゃらかんちゃら…

訪れたBTBカウンターには、Pちゃん。「国内温泉旅行はどうですか?」
「バカやろぉ、オレとマサがイイ感じになったらどーするッ!」
いろいろ大爆笑のコト言っていました。多少覚えていますが、自粛します。
「情熱の国スペイン。オレみたいな熱い男にはぴったり…レロレロレロー」
ここ、中河内くんの一番の長台詞でしたが、千秋楽で噛んだ。すると、TETSUさんが完全フォローしてくれました。
「マサはこう言ったんだが、早口言葉がスゴ過ぎて、普通のヤツじゃ聞き取れね―だろ?」
TETSUさん、あざース。
でも、あとで後輩のしーちゃんにイジられます。
中河内くんは、頭の回転の速さに舌が付いていかないことがよくありますね。
「ご希望の航空会社はありますか?」 さあ、ここが日替わりです。
JALはなんの略でしょう?
「ジャマイカ・アメリカ・ロンドン。あ、ロンドンは国じゃないですけどね」とマサくん。
うーん。ドヤ顔に反して、40点くらかな?
TETSUさんの答えは「ジャムおじさん、あんぱんマンとランデブー」
おおおーぅ。なんと秀逸な。あ、ランデブーはRだった。
千秋楽は、ANAでした。ANAは何の略?
先鋒はマサくん。
「アイツの…ナニナニは…あ?」
あ? あ? 言う気なのか? 身悶えるマサくん。みんな予想は出来てます。
「あーッ! ゴメンナサイっ!」
期待を裏切って、寸前で事故回避、ブレーキ。
おそらく「あったかいんだからぁ~」って、やるつもりだったのでしょう。
その後のTETSUさん「愛してる。中河内マサ、愛してる」
YETSUさんは、字数にも気を使って5・7・5で決めるからすごいです。
ところでBTBは…びみょーなツアーでぼってくり、だそうです。

TETSUさんは、規格外な男なので、規格外な宇宙旅行に行きました。
妙な宇宙服でPちゃんとしーちゃんで宇宙っぽいダンスしていました。
マサくんメインのスパニッシュなダンスも素敵でした。

あとは、SHIOくんメインのアラジンダンスとか、TETSUYAさんとPちゃんが大柄なポルテスっぽい女装でアナ雪とか、
お一人様限定のシンデレラツアー。千秋楽に選ばれたのは、10歳くらいの男の子りゅうちゃん。
お母さんに付き合わされて来たのかな? ご指名のキャストって訊かれても、メンバーの名前なんて判らないかも。そんな誤解をしてしまいましたが、
「IYO-P」と即答。Goodチョイスです。りゅうちゃん。
でも、「いっしょにサンフランシスコへ行く?それとも、ボクがモロッコで手術してくる?」
Pちゃんに訊かれて首を傾げていました。

「旅行ばかりで疲れたな。家でビデオでも見よう」
しーちゃんが訪れたレンタルショップGUBAYA銀座8丁目店。
店員のマサくんにお薦めを訊いたら、戦隊モノの4Dを勧められましたが、4Dとは、DVDの中に飛び込んでいけるシステム映像。
「憧れのヒーローがリアルに間近で見れるよ」
「でも、戦いに巻き込まれたら大変じゃない?」
尻ごみするしーちゃんの腰をポンと叩いて
「ま、そん時はそん時だよ」とマサくん。
「さっき噛んだくせに急にエラそう」って、アドリブで返したしーちゃんに、
「奥で視聴できるけど、観るか? オマエ?」ヾ(▼ヘ▼;)
態度を不機嫌に急変させるマサ。
「あわわ…すみません。観させてください」(。>0<。)
「じゃ、観れば?」(  ̄っ ̄)
あのそうじゃなくて…
「カッコいい決め台詞、言ってください」(T▽T;)
「おまえのために?」(-_-メ
「お願いします」ヽ(;´Д`)ノ
「よーみてみんしゃい」(  ̄っ ̄)
「え―――? 千秋楽なのに。せんぱぁ~い」((((((ノ゚⊿゚)ノ
ぶっきらぼうに言い放ってハケるマサくんを追っかけていくしーちゃんでした。

もっと色々書きたいけれど、最近ブログを書いてなかったし、観劇から時間が経ってしまって、色々忘れております。

先日、dramatic musical collectionも観ましたが、感想書く余裕ないです。
でも、BUGは前回も書かなかったし、絶対に書いておきたかったのでした。

大トリにTETSUさんのみっつバックがなくて「あれ?」と思ったのですが、あとからBUGのブログで知ったのですが、少々怪我していらしたみたい。
でも、今はお仕事しているし、心配なさそうですね。
来年もまた、絶対に観たいです。






 






1924年シカゴ。19歳と18歳の優秀な法学科の学生が、子供を撲殺して死体を捨てた。

アメリカ法曹史上「理由なき快楽殺人」の第一号。

スリルを味わいたかった彼と、ただ一緒にいたかっただけの私。


アタシは、昨年3月の公演を見て、スリルミーは、実話をネタにした男同士のファンタジーだといいました。

その記事は、http://ameblo.jp/as8284/entry-11496977429.html

↑ミュージカル「スリルミー」のあらすじとアタシの感想を最大文字数いっぱいで書きました。

が…

スリルミーをファンタジーと定義したのは、犯罪実話ネタでありながら、激しい恋愛感情を強調したストーリーの美しさや切なさを賞賛しつつ、逆に「そんなの幻想」と皮肉って言ったのかもしれません、アタシ。

だって良知真次くんと小西遼生くん。このキャスティングは、アタシにとって色々な意味で卑怯でした。

ビジュアルは言うまでも無く、良知くんの印象的な瞳の力と、小西くんの魅惑的な声色。

ほらもう、ファンタジー。


で…今回は、ファンタジーなんかじゃなく、リアルなスリルミーでした。

新たに、尾上松也くんと伊礼彼方くんが加わったこと。そして、演出が変わったことで、リアルさを強調した感じを受けました。

リアルは、痛くて辛くて、美しくなんかなくて、醜くて…それゆえ切なくて、逆に愛しい。

それが、今回のスリルミーに思ったアタシの大まかな感想です。


カップリング別に3公演見たので、それぞれ詳しく感想を書き留めて置きたいのですが、正直言って難しいです。

今回、歌の上手さより、感情重視の芝居を優先させていたのが、新しかったと思っています。

ピアニストさんは、音程もタイミングもメロディすらもその都度変更させる3組3様の歌や芝居に一人で対応して、大変でした。



――CRY 無くすことのできない傷跡 

   顔を背けようとしても 逃げられないキミの記憶

   哀しいと思わないか

   人生って俺たちが思うもの以上のものだったのに


   CRY キミの夢を見守ることもない 

   触れ合う手を抱きしめられず

   たった一人の恋人だと 

   この愛は永遠だと

   誰かに告げる事もない

   哀しいと思わないか

   唄いかけるキミの姿もなく

   オレはだれのものでもない


  CRY 甲斐よしひろ アルバム「パートナー」より


ああ、リアルって切ないですね。



22日夜公演 尾上松也・柿澤勇人

私役で尾上松也の名前が挙がった時、うあ、どーしよ、イメージじゃないと思いました。カッキーやりにくいだろうなーと勝手に心配しました。

尾上松也くん、ごめんなさい。松也くんが一番メガネ似合っていました。

キャスト本人の個性から感じるイメージを裏切って、松也私の、特異なあの感じ。友達いない。遠くから鳥を眺めるのだけが趣味。彼が居ないと私…生きて行けない。どうにもならない男の容姿に、内面のそれっぽさを滲ませる絶妙な所作で、リアルな私のイメージにぴったりでした。

あ、それっぽさって、誤魔化した言い方をしましたが、別に私はオカマじゃないのですよね。

でも…そのような人種? 何と言って表現したらよいのか解らないのですが、実際に会ってみると「ああ、この人…ホンモノだわ」って感じる人。別に女装していなくても、声色を変えなくても、「ああ、この人…ホンモノだわ」って、アタシがそう感じるそのイメージにとても近かったのです。

で、柿澤勇人くんの彼。松下くん私の彼だったときは、年下の従兄弟を苛めながらも可愛がる悪戯っ子なお兄ちゃん…みたいなイメージでしたが、今回のカッキー彼、すっごいカッコよかったです。大人で冷たくて、それが松也私には合いました。

前回の松下くんとカッキーのキスは、微塵も印象に残っていないのに、松也くんとカッキーのキスは、とっても生々しくて、ディープなキスにうっとり身を任せる松也くん私がどーしょーもなく思えて、アタシ、苦笑いして観てました。

カッキー彼、私を完全に自分のモノ扱い。それにあえて愛を私に感じさせないシーンが多かったように思います。それでも、松也くん私は、どーしょーもなく彼が大好きなの。それがリアルに痛々しくて、松也くん上手いわぁ。

炎の中で彼に抱かれている表情とか、ホント、どーしょーもない。

そのどーしよーもなさが痛くて辛くて、リアルで、泣きたくなるのです。

あ、松也くん、19歳から54歳へのシフトが絶妙でした。

「俺を巻き込むな」って去って行こうとする彼を「待てよぉッ!」と一喝する声は、びっくりするほどのおっさんの怒号だったのに、一人ぼっちになって「ここは…どこだ? 道に迷って…」とか細い声で物悲しく歌うし。

こいつは裏切らないだろうな? 自分の罪を被って、代わりに絞首刑になってくれるかもしれない?

身勝手な彼だから、密かに思っていたのかも知れない。そんな一方的な期待を裏切って、他の私キャストの中で一番やっちゃった感が強い松也私。

松也・カッキーの「99年」は、どのペアよりも、恐ろしさ勝っていました。

「99年一緒だねぇ~」 「やだ――ッ!」

あーもー。ご愁傷様です。

良知・小西のカップリングでは、こんな絶望さえもファンタジー感じられたのに。



あ、そだ。

電話で「ぼくら、取り調べられるだろう?」という私に、彼が「ぼ・く・ら…じゃない。おまえだけだ」と冷たく突き放す時、今回のスリルミーの私の反応は、聞こえないくらいに小さく「…え?」なのです。

アタシが大好きなシーンだったのに。

前回の台本では、私が「どういう意味?」と低く凄んだ声で訊き返すトコですよ。

特に良知・小西組で、ひときわ冷たくイイ声の小西くんと、ひときわ印象的な瞳の良知くんのカップリングでは、いっそう際立っていました。

心臓に氷柱を突き刺されて、意気消沈していたら、私死んじゃいます。痛さ冷たさに感じ入って、逆にファイトが沸いてくるタイプのMである良知くん私にとっては、ここでスイッチ入る重要なセリフだったのです。

そんな訳で、今回は残念でした。



23日夜公演 田代万里生・伊礼彼方

昼公演の感想を飛ばして、アタシ初観の二人です。万里生くんの私は、YouTubeで冒頭部分を観ただけで、生は初めてでした。

元祖でスタンダードだと思っていたのに、今回は沢山変えられたようで、無駄に上手い歌唱力も変化させてまで、感情重視の芝居をした。つまり、今回の演出は3組ともそうだったようですね。

元々は音感がいい人が故意にハズすと、凡人のアタシにはびっくりしちゃうようなメロディになって、耳が混乱しました。

そして、無駄に男前、伊礼彼方くんの容姿は、リアルに冷酷な犯罪者を思わせる彼でした。

「理由なき快楽殺人を肯定しない」と言った彼方くんであるがゆえに、こう来たか…と。

長身、アルゼンチン生まれの彫りの深い貌は、冷たく無表情を装うだけで近づきがたい威圧感があります。そんな彼に「ただの友達じゃないはずだッ!」と必死に食い下がっていく万里生くん私。

まるで精悍なオオカミと白い子羊のカップリングのようです。

でも、このペアは声量ハンパなくて、「うおー」とか「ガオー」とか、強烈なヴォイスパワーに時折びっくりさせられました。

ふたり完全な絆で結び合うために血の契約をしたのに、彼は自分の要求優先で、私を焦らすから…

「もぉーッ! 我慢できない―――ッ!」完全ブチ切れのまりお私。音程無視の早口なスリルミーは、迫力ありました。

「今はダメだッ!」乱暴に突き放す彼方くん彼に、駄々っ子のように泣き喚きながら縋りついて、「もう焦らさないでッ!もっと強くもっとぉッ!おねがいぃ~~ッ!」

そんなに彼の身体が欲しいのか? 本当は心の方なのだろうけれど。

彼が私を認めてくれて「おまえのお陰で上手くいったよ。また一緒にやろうな」って言ってくれれば、ディープキスくらいで済んでいたのか?

いや、私も身体張って犯罪に荷担している訳だし、そんな軽く済まされても不満だし。その気になれば彼は口が旨いのだけれど、結局は他の奴ら同様の扱いは望まない。特別だから。

もしかしたら、殺す相手は「…ぼく?」って問いは、いっそのコトそうしてよ…って感じに聞こえました。


子供の誘拐シーン

「送ってあげよう。家の傍で、降ろしてあげるから…」このフレーズ。どのペアの彼も、今回はそうだったようですが、彼は子供から顔を背けて、ワザと声をくぐもらせて歌うのです。

「家の傍で、コロして…あげるから…」

とても冷ややかな笑顔を客席に向け、わざとそう聴き間違えさせるように歌います。

「さあ、近くに…おいで―――――――――――」

子供の手を引いて、舞台置くに消えて行くシーン。ここフェイドアウトするとこでしたが、彼方彼は、徐々に声量アップさせて、ガン…ガン…ガンガン、ガンガン…ガンガンガンガンガンガンガ――ン。

最期には大音響で見事にピアノの音とシンクロさせていました。凄い声量でした。

で、犯行後に息を荒げて大興奮で歌い上げるシーン。彼方くん彼のスゴさったら、もうッ!

まるで鎖で繋がれた手負いのオオカミを、息絶えるまで鞭打つ裸の男。 

ドスの効いた大声で怒鳴ったり、叫んだり…その興奮に語尾が絶妙に裏返って、泣き喚き、彼自身の根底にある恐怖や怯えを感じさせるのです。

そんな見るに耐えない。聴くに耐えない。でも、目を逸らして耳を塞ぐことは、なおさら怖くて出来ない。不快なリアル感がスゴかったです。

それに合わせて、万里生くん私もスゴかった。

「金輪際オレに近づくな」って言い捨てて逃げ去ろうとする彼を私が呼び止めるシーン。

「うぎゃあぁ―――――――ッ!」

万里生くんのヒステリックな悲鳴は、まるで猛スピードで突っ込んで来た車が急ブレーキをかけたのかと思うほどの壮絶なパワーで、劇場全体固まりました。

「99年いつまでも、ボクのものだ」うっとりと勝利宣言する私。追い詰められて、後ろ向きに階段を上がる彼方くん彼の足取りが、表情が、ホントに泣き怯えている感じで、危ういほどにガクガクしているのです。


後々思うと、万里生くんの私は、行く所までイッてしまって、悟りを拓いた私だったと思います。

彼がどんなにイキがって暴れて逃げようとしても、私の手の中からは逃れられなかった。

ちなみに良知くん私は、分析、予想、実験、検証。怒ったり懇願したりさえも、彼の性格思考を考慮した上での計算で、哀しいまでに冷静な私だった気がします。

どんなに私の頭がよくても、心はどうしようもなく不自由って、自覚しています。そして、覚悟しています。

そんな違いを感じました。




23日昼公演 松下洸平・小西遼生

パンフレットを見れば「コニタンの彼は、史上最も寂しそうな彼に見える」って洸平くん。解ってるじゃないですか。確かに、カッキー彼は、そんなに寂しそうに見えない。

でも、個人的な趣味の問題かもしれませんが、小西くん彼に松下くん私は、似合わない感じがしました。

良知くん小西くんのファンタジーに思い入れが強すぎたせいかもしれませんが…

松下くん、54歳の私は、素晴らしく上手です。でも、19歳の孤独な天才のイメージが沸かないのです。

そういえば、犯行後に二人で歌い上げるところで「ポウッ!」とか「ハウッ!」なんて、素っ頓狂な嬌声を上げて、は? 気が動転した表現にしてもヘンでした。

ああ、どうフォローしてよいか解らないのですが…松下・柿澤ペアは、楽しかったですよ。



小西くん彼について、もっと書きたい気がするのですが…去年の私とのファンタジーが強烈すぎて。

リアルを賞賛しつつ、ファンタジーは大事に取っておきたいのでした。

ああ、つくづく…今回、良知くんがスリルミーキャストに入らなくてよかった。


あ、次回は、リアルな方で尾上松也・伊礼彼方。ファンタジーでもう一度、良知真次・小西遼生。

勝手に希望します。是非、同時期にこの二つのカップリングで見比べて観たいです。


http://ameblo.jp/as8284/entry-11496977429.html















9月5日から7日、北千住の1010シアターにて、たった4回しか上演しないDramatic super dance theater「サロメ」を2公演観ました。


サロメというお話は、高校生の時に短編小説で読んだのですが、あまりにも短かったので、あれは作品の一部だと思っておりました。もともと短い作品だったのですね。それなのに、解説文の方が長かったです。

その本は、もう手元にはありませんが。


ヨカナーンって、あのヨハネでしょう? 

あ、あのヨハネもどのヨハネも、ヨハネに関して詳しいわけではないのですが。

王女の身分を持つ少女が、どうして自分の身を滅ぼすほどに殉教者を求めてしまったのか?

愛なのか、プライドなのか、憎しみなのか。


サロメは、美人でダンスが上手な古代のお姫様ですよね。

それを東山義久くんが演じるとのことで、すごく期待していました。

なんて美しい…

photo:01


38歳の東山義久くんのサロメは、さぞかし迫力のある妖艶さで、7枚のヴェールを派手に脱ぎ捨てながら舞うのだろうと思っておりました。

予想とはだいぶ違っておりましたが、期待以上の素晴らしさ、東山くんの表情に心が痛くなりました。

最前列の最高に良い席で、観劇できました。

特に6日の昼公演。幕が降りる時意外は、誰一人拍手しませんでした。



サロメを題材にした舞台作品は、台詞中心の悲劇や、オペラなどがあるようですが、

ほとんどセリフに頼らないDramatic super dance theater「サロメ」

台詞をいう人物は、エロド王役の桜木涼介くんと、3人の近衛兵、中塚くん、泰ちゃん、トシくんのみ。

主役のサロメも、その想い人ヨカナーンも一言も台詞のない。それゆえ、観ている側が勝手に脳内アテレコしてしまう不思議な舞台でした。

パンフレットやらなにやらを参考にして、観劇の感想を書きます。

でも、アタシの駄文、誤解と曲解の記憶力と、妄想の暴走でしかない想像力を駆使した結果ですので、間違った解釈や感想を持たれると不機嫌になる人や、これから出るDVDを楽しみにしている人は、以下の駄文は回避してください。




サロメはユダヤの王家の娘。父王は、サロメの母である妃エロディアに裏切られて処刑された。

かわりに王座についたのは父王の兄、サロメの叔父であるエロド。

エロド王は、サロメの義理の父ですね。パンフレットには、世界征服を夢見ている狂喜の王とありましたが、この公演の桜木涼介くんのエロド王は、逆に、それを後悔している小心者にしかみえませんでした。

エロディアに担ぎ上げられて先の王を抹殺し、王座についたけれど、敵国との戦況は厳しく、気弱でヒステリックで、災いを恐れている。そんなダメダメな王様だから、きっとエロディアの次の裏切りが自分に向くのを恐れているのでしょう。

エロディア妃は桐生園加さん。権力志向の強い女で、常に力のある男に身を委ねてきた。何か思惑があれば、王妃の気品など脱ぎ捨てて、家臣にまで媚びうるように、次々と相手を変えて品のないダンスを踊る桐生さんが素敵です。

二人とも、娘の立場では信用も尊敬できませんね。はい。サロメは、二人ともキライ。


今夜は、エロド王の誕生祭。月が奇麗な夜でした。

「世界で一番美しい私の娘、サロメよ。愛している」

エロド王がサロメを呼ぶけれど、サロメは振り向きもしません。だってイヤラシイんだもの。

欲望で腐敗したこの国も、権力を盾にした暴力も、キライです。

自分に対してイヤラシイ義父が、同情の余地無く一番嫌い…そうなんですね、サロメ。

サロメにどれほど疎まれていても、エロドの唯一の慰みは、サロメの美しさ。家臣や妃の前でも、娘であるサロメへの執心ぶりを隠そうともしない。

「酒を一口だけ呑んでおくれ。おまえの唇が触れたところから、私が残りの酒を飲み干そう」

無理やり宴の席に座らされて、不機嫌なサロメ。

さっきまでお気に入りの奴隷の男の子と遊んでいたの。イキナリ屈強な兵士に抱え上げられて、拉致られたの。ジタバタ暴れて抵抗したのに、その兵士は田極翼くん。ビクともしなかったの。

サロメは差し出された杯を受け取りはしたけれど、当然、エロオヤジが間接キスしたい酒の杯なんかに口を付けたくはありません。ポーンと中塚くんに杯を投げつけるから、恥をかかされたエロド王は、中塚くん近衛兵たちを腹いせにしばき倒す。

「サロメが酒が呑めんのだッ!キライなのだッ! それなら世界一美味しい果物だ。一口だけかじっておくれ。私が残りを…」

近衛隊長カザミンが差し出したリンゴを掴んで、こんどは舞台外の上手袖にポーン。

エロド王が娘のサロメに拒まれている。いい気味だとばかりにエロディア妃が笑うから、家臣一同大笑い。

桜木涼介くんのダメな豪君ぶりが、可笑しくも可愛かったです。

それでも王様なのです。威厳をしめさなきゃ、なのです。

「エロド王を讃えよッ!」

王の号令で、ロックミュージックが鳴りり始め、中塚くん、泰ちゃん、トシくんが大きな旗を振り、他の役に扮したダンサーも一斉にそれぞれの持ち味のダンスで大暴れ。

中塚くん、なんかイっちゃってる目をして笑いながら踊っているのです。アブナイっ! その旗、アタシに当てないで。そう思うくらい、ホント舞台が近いの。あ、泰ちゃんは、イイ身体になりましたね。翼くんには負けるけど、そこは負けておいてください。

風海くん近衛隊長は、舞台奥の方で王様お妃さまの警護? そう思っていたら、イキナリ存在感。この人が出てくると、目を奪われます。最終兵器なのです。

崩壊寸前のこの国で統率が保たれているのは、1ミリでもはみ出す者あらば、容赦なく淘汰する、そんなドSなカザミン近衛隊長の非情さをみんな恐れているからだそうです。

そして、そんなドSな隊長と常に一緒にいるのは、一回り大きくて筋肉質な田極翼くん。首切り役人のナーマンは、カザミン隊長の言うこと以外解らないような感じで、異形を放っていました。

ロド王とエロディアのやり取りは、コメディのようです。一斉ダンスは、バレエあり、アクロバットあり、ブレイクあり、コメディータッチの寸劇ありで、見ごたえがありました。


お城の喧騒を他所に、サロメは、可愛い奴隷の男の子と戯れる。

少し年上の美しい姫に見初められて、最初は緊張してはにかむ少年は、15歳の三浦宏規くん。

身分違いの恐れ多さ、からの純粋な忠誠心。可愛い奴隷の少年は、サロメのペットに過ぎません。

おまえのコト気に入っているわ。おまえは私の側に居ればいいのよ。

愛しそうに頬ずりして可愛がっても、それは慰み者に過ぎず、恋の対象には出来ません。

身軽に蝶のように舞う少年は、小奇麗な服を着させられていました。王女サロメは、エロド王への反抗心の表れなのか、色気もそっけもない、どーでもいいカッコしてました。


戯れの合間に、風が不思議な声を運んでくる。

少年に気づかれないように、声を気にしている様子のサロメ。

その声は何なのか? 誰にも知られてはイケナイようで、実は、誰もが知っている。

砂漠から来た殉教者ヨカナーンがこの国のどこかに、特定できない場所に幽閉されている。
ヨカナーンは、エロディアとエロドの陰謀を言い当て、この国の不吉な未来を予言している。

王家にとって最大の危険人物だから、エロディアはヨカナーンを始末してしまいたいと思っている。でも、エロドは、彼を神の使いと信じて、災いを恐れて、崇め奉っている。

それじゃ、サロメにとってヨカナーンとは、どんな存在だったのでしょうか?

その声に心ひかれたのは、何故なのでしょうか?

陰謀逆巻く忌まわしのその国にあって、唯一の正義? 崇高な信仰の象徴? 自分の意向を代弁する者? 解ってくれそうな人? その全て? それって、凄くすごーく好きかも?

で? サロメは、一度でもヨカナーンの姿を見たことがあったのでしょうか?

一度も姿を見たことがなかったようです。


お逢いしたい。お話したい。あの人を知りたい。そして自分を知って欲しい。

相手がどういう人物なのか? 自分の気持ちが何なのか? 何も解らないまま、そういう衝動に駆られる何かがあったのでしょう。

この東山サロメ、一切セリフを言わない設定は、とてもアタリだと思いました。

いっそのこと「サロメは口が利けません」という設定で解釈したいです。

口が利けないが故にサロメは、全身全霊で自分の意思を相手に伝えるのです。聴覚ではなく、脳幹にダイレクトに意思を響かせるのです。

あの人に逢いたい。逢わせてくれたら、私は…何でもおまえの言うことをきくわ。

時に色仕掛けで、近衛兵らを懐柔しようとして、擦り寄って抱きついて

中塚くん、泰ちゃん、トシくん。身を硬くして顔を背けても、サロメの意思が伝わっていないフリはできなくて…

「そのご命令にだけは、従えませんッ!」

頑なに襟を閉ざして、しなだれかかるサロメの誘惑を拒むトシくん。

真面目でつまらない男ね。スルリとトシくんを手放すサロメ。次…

「わたしは何も恐れませんッ! 私は何も恐れませんッ! 私は何もッ!」

まだ何もされていないうちから、念仏を唱えるように自制の言葉を繰り返す泰ちゃん。

使えないわねッ! 下がりなさいッ! ヅン…と泰ちゃんのオデコを小突くサロメ。

そして、中塚くんに微妙な微笑みを向けたサロメは、彼の背後に回って背中に胸を押し付け、下腹部まで押し付けながら、片方の生足を中塚くんの腰に絡めてきました。

おまえは私の言うことをきくでしょう? 

色仕掛け同時に、二の腕を首に回して、抵抗できない身分へのパワハラです。

きゃ~ 中塚くんがリーダーに勝てるはずないじゃん。

サロメが何事かを耳元に囁くと、

「あ…あの者に伝えよ。王女サロメ様が、お会いになられると」

とうとう禁が破られました。


煙に撒かれた不思議な空間。薄暗いブルーライトから人の形がぼんやり見える。

幽閉されていたヨカナーンがユルユルと踊りだす。

あぁ、ヨカナーン様だ。本物だ。生きてる。 

こみ上げる高揚感。両膝を擦り合わせる仕草で背後に立っているサロメ。自分の胸や腕を摩り上げて…遠巻きにヨカナーンを見つめる東山サロメが、やたらいじらしくて可愛いのです。

だいぶシチュエーションがアレだけれど、初恋の人への告白タイムです。

ヤダ、どーしよ。緊張しちゃうぅ。

急に逢わせてもらえるってコトになっちゃったから、こんな格好…着替えてるヒマなかった。

でも、このチャンスを逃したら次は無いかも。

意を決して、裸足で歩幅小さく小走りにヨカナーンの背後から近づくサロメ。

イキナリ面とは向かい合えない。ヨカナーンが居る台座に後ろ向きに座って高鳴る胸をギゅっと押さえる。

やたらドキドキしちゃうぅ~ くるしいぃ~ でも、もうここまで着ちゃったから。

あ、あの…アタシの文章力ではこんな風にしか表現できないのですが、東山くんの演技は秀逸です。憧れも畏怖も…演技じゃなくてホンモノ。だから、観ているこっちまでドキドキ…苦しいのです。

サロメは、遠慮がちにヨカナーンの足元に跪きました。そのつま先にキスしようとしたのだと思います。

つま先へのキスは忠誠の証。ですが、ヨカナーンは、サロメの肩を蹴って拒絶してのでしょうか?

暗い処に幽閉されていたから、自分を慕ってここまでやってきた乙女の姿が見えなかったのでしょうか?

ゆっくりヨカナーンを見上げるサロメ。

サロメは、ずっとヨカナーンの声を聞いていた。言葉の意味もよくわからないまま、顔も知らないまま、逢えない苦しさのまま、ずっとお慕いしていた。

ぎこちなくも素直な想いのままに、必死に…ヨカナーンに絡もうとするサロメ。

ヨカナーンは?

その時、ヨカナーンは、どんな顔、表情だったでしょう? どんな様子だったでしょう?

アタシ、瞬きすら忘れて息詰めて二人を見つめていたのに…実は、よくわからないのです。

ヨカナーンはサロメと同じフリで踊って、そのまま空気のようにサロメをやり過ごして。

逆に押してきたところを押し戻してきたり? そんなヨカナーンに焦れたサロメは、紫のしごきのような太い紐を彼の体に絡めて…

よくわからないけれど、サロメは、必死にヨカナーンを捉えようとしていた。そして、ヨカナーンに自分を認識してもらおうとしていた。そんな感じでした。

なんだか良くわからないけれど、思いどおりにいかなくて。サロメは、もどかしそうに爪を噛んでは、自分の唇に触れて、そして何度も、その指をヨカナーンに近づけました。

一切セルフ無しですが、ヨカナーンの罵りがあったのでしょうか? 

ヨカナーンは、どんな風に、なんと言ってサロメを拒絶したのでしょうか?

腐敗した国の汚れた血を曳く娘よ。私に触れるなッ! 

きっとそんなようなことでしょう。

サロメの純真な心は、凍りつき、粉々に打ち砕かれました。


何を期待していたのでしょう?

愛も救いも尊敬も…本当は違っていたのかも。

サロメは、自分がヨカナーンの助けになるかもと思っていたのでしょうか。

幽閉されて自由を奪われている身がお気の毒だと思ったから。

それなのに、拒まれてこんなに傷つくなんて。

自分でも意識していなかったサロメ自身の傲慢さ? そして、欲? 

そんな自惚れをヨカナーンに思い知らされた気分。

ヨカナーンは、何年幽閉されていても、媚びずに諂わずに、殉教者として神の意思にのみ従っている。

保身の一つも無く、忌まわしい国の未来を予言して語っている。

それは、とても尊いことなのか。

サロメが嫌っているエロド王の方がヨカナーンのその辺を感じていたのかもしれない。

ああッ! 今更そんなコト認めるのはサイテーッ!

私、最低…

ダルそうにベットに寝そべり、両足を行儀悪く天井へと上げてみる。

万人が称え敬う美貌を持っていても、ただ一人のあの人に拒絶されたらダメなのッ!

私は、腐敗した国の汚れた血を曳く娘なのッ!

それに加えて、シタタカで身の程知らずの娘なのッ!

キズついて茫然自失のサロメ。自分への嫌悪でいっぱい。、自分の身体を爪で引っかき、そしてゴロンゴロン、ゴロンゴロン、ゴロンゴロン。サロメが自堕落に転がって、舞台から転がり落ちそうになる寸前まで転がってきました。

アタシの席の真ん前に、純真な恋心を打ち砕かれて、自己嫌悪する女の顔の東山サロメ。

アタシ、いろいろ勝手にアテレコしてしまいましたが、この時のサロメの心情は、陳腐な言葉やセリフは、無くて正解でした。

東山くんの表情のみで見せている。舞台には向かない演出ですが、自分が間近で見ることができたので大絶賛です。

ホント…こんなに間近に東山くんのお顔を堪能できることなんか、ありません。凄くキレイなお顔。それは手が届きそうなくらいに近くて、近過ぎて奇麗すぎて、観ていると心臓がギューッと痛くなって、気が遠くなってきて、逆に見ている実感がなくなって、ホント…やばかったです。



そこへ、

サロメが気に入っていた奴隷の少年が背後から嬉しそうに近づいてきて、

子犬のように無邪気な空気読めない感に、サロメ…イラっ!

ほっといてッ! ひとりにして措いて欲しいのッ!

サロメに追い払われて、少し戸惑いながら離れていく少年の行く先には、近衛隊長カザミンと部下の一人が遠巻きにサロメを見守っていました。

カザミン隊長は、空気を、サロメの心境を読んでいました。

その子は、もう要らないわ。…殺して。

冷静で非情な近衛隊長のカザミンは、普通に歩いている呼吸のまま、サクっと…少年の薄っぺらい胸の心臓を一突き。

ひゅるんと剣を振って血糊を払い、小脇に収めるまで、まったく無表情のカザミン。

つい昨日まで、サロメが可愛がっていた少年。サロメに惜しむ気持ちがまったく見受けられません。

一瞬にして絶命した少年の遺体は、乱雑に引きずられていきました。

何で何も感じないんだろう? もう、そんな疑問さえ浮かんでこないのです。

   

   あー… 

   アナタに逢えばそれで良かった 

   世界に光が満ちた

   夢で逢えるだけでよかったのに

   愛されたいと願ってしまった

   世界が表情を変えた

   世の果てでは空と海が混じる


   


地下牢の扉が開かれ、ヨカナーンの不吉な予言が響き渡った。

月も赤いし、きっと不吉なことが起こる。

エロディアは、さっさとヨカナーンを始末してッ!とエロド王に迫っている。

だが、祟りを恐れるエロド王には、それだけは絶対にできない。

この辺の騒動は、ダンスと寸劇での表現です。


大変な事態になってしまったのです。

気弱なエロド王は、不安で不安で…気も狂わんばかりサロメに救いを求めます。

「私の可愛いサロメよ。戻ってきておくれ。そして、私のために、踊ってみせてくれ」

サロメが騒動の発端であるのに。愛しているから。

でも、失恋中の娘には、かなりKYよ。およしなさい。そっとしておいて。

止めようとするエロディアを一括。

「黙れッ! おまえにではないッ!私はサロメに頼んでいるのだッ!」

恐妻よりも祟りを恐れるエロド王は、いちばん信心深い人なのですね。だからこそ、こんな不吉な夜には、気晴らしにサロメの踊りを観ないことには、どーにもこーにも不安が収まりそうにない。

「私のために踊ってくれたら、何でもおまえが望むものを褒美にやろう」

その言葉を聴くやいな、サロメはすくっと立ち上がり、エロド王に詰め寄る。

それ本当? 望むものなら何でもくれるの? 絶対に?

激しく地団駄ふんで、王を睨み付け、誤魔化しは通用しないことを訴える。

「約束する。あの月に誓ってッ!国の旗に誓って!いや、この私の命に賭けてッ!」

その言葉を待っていたとばかりに駆け出すサロメ。この状況下で何を望む? アタシ知っているけれど、劇中の誰もは知らない。

エロド王は観たいの。自分のために踊ってくれるサロメの渾身の舞いを。

サロメの物語で有名な「七枚のヴェールの舞」って、ストリップだと思っていました。

サロメが妖艶なベリーダンスを踊りながら、次々にヴェールを脱ぎ捨てて…最期に珠の肌をあらわにして踊るのかと、アタシは想像していたのですが…


気合を入れて支度してきた東山サロメは、白い衣装、髪を結い上げて綺麗に化粧を施し、階段の上からイナバウア。くるん…正面向いて驚いたことに、上半身には薄衣をひっかけただけで胸が露わでした。

これぞ東山義久くん。男性なのですが…すぐに違和感が消えました。

惜しむものなど何もない。サロメの渾身の舞。

エロド王は、大興奮の大喜び。家臣も見とれます。エロディアは、娘のフシダラさに怒ります。

サロメは、何を思いながら踊ったのでしょう。


こんなにも美しいの。誰もが見とれて夢中になるの。

自称「世界一の王」が全てをなげうってもいいと、命すらやれると。

そうよ。その気になれば、なんでも叶う。

だから、あんな屈辱はありえないの。

見てッ!私は、こんなに美しいのよ。


ヨッシーのドヤ顔が素敵で…ぞっとしました。


「ダメだッ! ダメだダメだダメだ!」

サロメが褒美に望むのを告げられた途端、驚愕するエロド王。

「ヨカナーンの首など欲しい訳がないッ! そんなもの、求めてはならないッ!」

いいえ。それだけが欲しいの。欲しいものは、それだけ。
権力も宝石も欲しくないわ。 白孔雀? そんなの食べないわ。

「あの男は神の使いなのだ。殺せば、どんな恐ろしいことがわが身に…」

ヒィ…ヒヒヒ――ッ!エロド王が壊れれていきます。

「私が憎いのか? サロメ。私は、おまえの美しさに苦しめられた。だが、もう見ぬ。許してくれぇ」

のたうち回って懇願するも、もう遅い。

王が命を掛けて約束したこと。サロメも命を掛けて果たした。

覚悟して臨んだ。殉教者ヨカナーンの命を望めば、もう自分の命はない。

揺るがないサロメ。もうすでに恐ろしい事態なのです。

認めるも、認められなくも。

「あのオンナに望みのものを与えよッ!」

最愛の娘だったサロメを囚人のように言い捨てる王に、もしかしたらサロメは、最初で最後のお辞儀をしていたかもしれません。


エロド王から預かった赤い指輪を、近衛隊長カザミンが首切り役人ナーマンに渡す。

赤い指輪を飲み込んだナーマンの身体が真っ赤に染まっていきます。

ナーマン役の田極翼くん、こんなマッチョなダンサーだっけ? 黒い革の短パン。浅黒い肌に流線型の刺青を施した彫刻のような身体。爪先からゆっくり、筋肉をひとつひとつ目覚めさて行くようなフリが、人間離れしています。

ひとしきりダンスで獰猛さを見せて、首切り斧を受け取ると…

その後、アタシの意識飛んでます。

気がついた時には、血の気の引いた白い首が、赤い月に照らされて、浮かび上がっていました。



「ヨカナーン、どうして目を閉じているの? どうして私を見ないの? あなたは、あんなに憎悪に満ちた瞳で私を睨んでいたのにッ!」

ヨカナーンの生首を見て、サロメは気が動転したように、取り乱します。

中塚くん、泰ちゃん、トシくん、近衛兵3人が気遣いながら取り押さえようとしています。

「あなたは私を拒絶した。口づけさせてくれなかった。でも、もう、あなたの首は私のもの。あなたの唇は私だけのものッ!」

近衛兵3人は、サロメを取り抑えながら、言葉をサロメの想いに支配されています。

「私はあなたに口づけしたいッ!あなたの美しさを飲み干したいッ!」


褒美は確かにサロメに与えられました。

サロメが1人だけ立ちつくしている空間へ、無操作に上から投げ込まれたようです。

ずしりと重かろう血の気のない白い生首。サロメは胸に抱え込むように両腕で受け止めます。そして、

ヨカナーンの顔を初めてじっくり見つめました。

閉じた瞳は、サロメを蔑むことはない。冷たくなった白い唇も、サロメを拒絶しない。

もう、その首はサロメのものなのです。

うふ…嬉しい。

撫でても抓っても、ボールのように高く放り投げても、それはサロメを拒んだりしないのです。

色々な角度から満足そうにそれを眺め、陶酔し、ヨカナーンの首を弄ぶサロメ。その様子は、神聖な婚姻のダンスのように美しかったです。

戯れるような仕草が、徐々に狂喜を伴った妖艶なフリになって、身もだえ、歓び。

やがてサロメは、ヨカナーンの首を床に置いて、上からうっとりと眺めました。

それに肢体がついていたら…サロメは、ヨカナーンの腰を跨いで顔を見下ろしているのでした。

身を捩りながら腰を落とし、身を伏せて。冷たい首にうっとりと顔を寄せると、サロメは、硬く閉ざされた唇を舌でこじ開け、淫らに激しくむしゃぶりついたのでした。

可愛らしく恭しいキスなんかじゃなくて、もう…びっくりですよ。

サロメよ。私はおまえをそんな淫らな女に育てた覚えはないんだ。

間接キスさえ拒まれていたパパは、ショックです。

そして、どれほどの想いなのでしょうか? 上唇を銜えて生首を持ち上げるというのは。

サロメは、喜々として自分の獲物を見せびらかしているのです。

何も要らないの。これだけが欲しかったの。


「サロメを殺せぇ~」

エロド王が命じました。結局、そうするしかないのでしょう。

可愛さ余って、憎さ百倍

愛している。それゆえに。

サロメとエロド王って、想いが同じだったのですものね。


あー


長文、駄文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

ポルノグラフィティの歌詞を一部使わせていただきました。

ちょっとイメージあったので…



――詩人がひとひらの言の葉に込めた意味を終に知ることはない

   そう それは、友に…できるのならアナタに届けばいいと思う。


DVDを見れば、また違う感想もあるでしょうが、間近で観劇した感動は格別です。

再演があればいいなぁ。


先日、アメスタで上山竜司くんが「ふんどし」について語っていました。

ふんどしは、通気性がいい。リンパの流れを改善する。一度着けたらハマる。

女性にも良いとのこと。それなら…

アタシも試してみようとネット検索したら、あらら…意外にお高いのね。

自分で作ってみました。

使いこんでくったりした手ぬぐいに紐を縫いつけただけ。

photo:01

本当は幅25センチ、長さ80センチ。紐は腰回り2周分。

昔、伊衛門のオマケに付いてた少し小さめの手ぬぐいサイズなのですが、25センチじゃ小さすぎる感じがしたので、普通の手ぬぐいそのままでいいかと感じます。
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ガーゼのタオルでもいいかも。

photo:03

後ろから股を潜らせて前に垂らすと、裏地が出てしまうのですが、

ま、いいや。寝る時だけ着けてみます。

ジーンズなら履けるそうですが、ストッキングはちょっと…
あとトイレの時にちょっと…なので、やっぱり寝る時だけとします。photo:04

100均のてむぐいは、だいぶごわついていて、下着には使えそうにありません。

フェリシモや千趣会で集めていた手ぬぐいもあるし、

今夜試してみて、よかったら沢山作ってみようと思います。


それにしても、上山竜司くん。実にフンドシがカッコよく似合いそうなイケメンですね。


なんかアタシ…竜司くんがふんどしの話をしてから、彼に嵌まってしまいました。

カッコいいわ。一重瞼の男前な日本男児だし。歌もダンスも上手いし。宝塚ボーイズの時の腕立て伏せとか、前転のバネの効き具合とか。

是非、上山竜司くんのふんどし姿…前、横、後ろ、見てみたいです。


先日「ブラックメリーポピンズ」を観に行ったのですが、書きかけの感想が消えてしまって、書きなおす気力がなくなってしまいました。

DVD出るからいーや。

あ、宝塚ボーイズDVDも購入して来て、観たのですが…

やっぱり東山義久くんは素晴らしい。

そう改めて感じました。


photo:05


バジルをいただきました。ちょくちょく千切って食べてます。

茄子、ピーマン、きゅうり…新鮮です。


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ジャパンブルーのTシャツを見て、
あ、スリルミーのチケット取らなきゃ…と思ったアタシです。

先日、観てきました。
DIAMOND☆DOGSの「DANCE MAGIC」
photo:01


パンフレットの写真が素晴です。

ジーンズに白いシャツ。お化粧はばっちり。

メンバーそれぞれ、格好良くポージングきめてます。

中塚くん…すんごい綺麗。最高インパクトでした。


Dメン+ゲスト4名…

400CT…400カラット?

計11名だと全員は観きれなくて、主に東山くんと風海くんを観てきました。

あとは、DVDが出たら、じっくり観ようと思います。

パンフをじっくり読んでいたら、カザミン…「バレエは18歳から。その前は中国武術を」

…って、あーすごい納得したわ。

カザミンのアクロバット見るたび、香港映画で見る華流アクションのそれのように力強いわ…と思っていたので。

どうりで、THE SHINSENGUMI で刀を振るう時も、体ごとぶん回すような殺陣だった訳だわ。

で、カザミンは相変わらず可愛いッ! 

ロングの金髪をかぶって、シンプルな白いドレスを着たら、聖闘士星矢の最強アテナ様。

ヨッシーにぎゅ―――――っと抱きついているところ…あああー、可愛い。

全身筋肉でギュんギュんボディーなのに、なんでそんなに可愛い。

マングースに似ている。可愛い顔して毒蛇に飛びかかり、仕留めて喰らう。襲撃のマングース。

あ、そんな変な仇名、ダメか。(。・ ω<)ゞてへぺろ♡

あ、ストーリーがあったそうなのですが、よくわかりませんでした。

あら、風海くんのことだけ書いてしまいました。

東山くんのサロメが凄く楽しみです。

サロメなのね。ヨッシー。7枚のベールの舞。脱ぎながら踊るのね?

ヨハネの生首を抱いて…×××

あああ…楽しみ過ぎます。(๑≧౪≦)



ドラマの「トクボウ」を7話くらいから観ているのですが、面白いッ!

川野直輝くんが出てから、すんごい面白いッ!

アタシの説明と感想を入れるととんでもなく長くなってしまうので止めますが。

憎いッ!恋しいッ! その裏表の感情表現がぴったりくる俳優川野直輝くん。

ん?もとジャニーズで大人気? 藤田零くんとこのドラマーだった?

誰かの代わりにスリルミーの私で出て欲しい。そんな感じです。

そしたら、今までにない狂気と哀しみに満ちた私が観れそうな気がして…

あ、洸平くんもトクボウに出ていましたね。

今回、すごい普通の役で、キョトンとした表情だったり、何故かピンクのメイドエプロンを着けて料理していたり。周りの異常さに、普通の感覚を麻痺させられたような普通さが可愛いのです。


クレソン入りのパンケーキ焼きました。

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オーガニックなSOY butterを付けて食べました。

これが美味しいいんだけれどお高いの。25g瓶で250円くらい。

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2枚だけ食べて、あとは冷凍します。




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先日、5月10日、誕生日でした。
お祝いメールやLINE、嬉しかったです。
D☆Dメン全員からも着ました。(^_^)
ゴールデンウィークの帰郷の際、友達にランチをご馳走になりました。
ちなみに、アタシの大好きな三春のハーブガーデン。
職場では、チョコレートケーキをいただきました。
忘れないようにメモっておくのです。
そして、自分でケーキを焼きました。
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得意なクレソンのパウンドケーキ。
生地に練りこんだクレソンと、甘納豆チーズが決め手です。

チョコレートケーキのお礼に、職場に持って行きます。

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いつぞや購入したセシルムックビー。
ムックビー、間違いないですね。
大きくて軽くて、濡れても平気。
ムック本は、つい買ってしまいます。
たくさんあるけれど、エコバックやランチバックしか使っていなかったのですが、これは通勤のメインにしてしまいました。
A5余裕で入ります。
( ̄▽ ̄)




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ミュージカル「ちぬの誓い」の観劇から1ヶ月たって思うこと。

今更ですが、忘れないように書いておきます。


五郎丸(藤岡正明くん)

リーダーの不動丸が「みなとの夢に我をなげうつ」と言うのに対して、五郎丸は「夢のために死ななくていいんだッ!」と言っています。

不動丸は夢に対する理想が高すぎて、立派すぎる自己犠牲の精神を仲間に対しても要求する。そして、メンバーのみんなも、体育会系のノリでその気になってしまう。

困難な状況であればあるほどテンションを上げて張り切り出すなんて、こいつら全員バカッ! 

結局はイイ様に使われて、使い捨てられるんじゃないのか?

夢を追って命を落とすのは、犬死じゃない。夢が叶えば全ては報われる。不動丸はそういうけれど、そんなコト…信じれば信じるほど失望した時には辛すぎる。

だから五郎丸は、不動丸からも普請の現場からも離れられなくて…誰にも死んで欲しくなくて…

五郎丸って、武士ではなくて、ただの水軍士だったってコトもあるでしょうが、ある意味、お母さんっぽい。

こう言っては難ですが、不動丸が陰陽師に目を潰されて排除されて、それでも命からがらに戻って来た時、五郎丸は、心の奥深いところでホットしたような気がします。究極の想いからくる安堵感です。

「こいつは不動丸じゃない」って言ったの最初に聴いたときは、ぬぁに~?って思いましたが、二回目には愛を感じました。はい。

波除島の土台が出来て…でも、達若が還らなくて、不動丸が取り乱し気味に清盛に直談判しに行こうとしたとき、代わりに行くと言った五郎丸。

お前はせっかく死んだことになっているんだから、これ以上殺されなくていいように死んだフリしてろッ!

そういうコトですね。でも、それだけじゃないんですね。

その時から…いや、もっと前から、五郎丸は、不動丸に何かあったら自分が身代わりになろうと覚悟していたのかもしれません。

人柱30人の命乞いをすることが清盛さまへの背信になるというのなら、どうぞ私の命をお取りください。

そう言って無慈悲な陰陽師に無抵抗に切り捨てられた五郎丸。

「これでいい、俺がやるべきことは…全部、した」

自分の死が無駄ではない。後に報われる。それは、五郎丸がずっと同意したくなかった不動丸の言葉だけれど、それを希望にも理想にも思っていたはず。

だから、満足そうに笑って絶命した五郎丸だったように思います。



達若(良知真次くん)

達若が常世丸と最後の仕事をするとき、自分で自分を「盗っ人仲間の達若」って名乗ったことに違和感を覚えましたが、あれが達若にとって正解だったと後から理解しました。

戦場で侍に拾われた子供が清盛様の傍使いになるなんてコト、あるのでしょうか?

ありでしょうね。とびっきりの可愛こちゃんなら。洗って身なりを整えて清盛様にお見せすれば、歓ばれてご褒美が貰える。そう思って実行した奴がいたのかも。

子供の頃の達若は、テツと同じ盗賊団にいて、最初の仕事で独り捕まり牢屋へ。そのま戦火に焼かれて死ぬところを錠前破りのテツに助けられた。二人で戦場を逃げ惑う中で、自分は平家の軍勢に拾われて清盛の傍仕えになったが、テツはどうしただろう? 

達若はずっと気にしていたんですね。

自分だけ拾われて育てられて、教育を施されて、地位を得て、仲間にも恵まれて…幸せだから。

「おまえ、ずっと盗賊暮らしか?」テツにそう訊いたのは、同情と哀れみ。それ以上に申し訳ない気持ちでいっぱい。

「それがどうした? 侍になんかなる奴の気が知れねぇ!」ってテツは悪びれて言うけれど、

でも、逆の立場だったら?

何度も恐ろしい目にあっているだろう。盗賊暮らしを続けて、独りで生きてきたテツの孤独と不安を想うと、もう、達若にはテツを見捨てられなくなってしまった。

でも、盗みからアシを洗えとか、俺たちの仲間になれとか、そんな拒否られるコト前提の綺麗事を言うのじゃなくて、何の躊躇もなく、自分がテツに付いていく決心をした達若はスゴイ。

築き上げてきた立場や、みんなで見ていた夢や、仲間との信頼…全て捨てる覚悟ですね。

でも、そういうのって、得よう得ようと躍起になると逆に引かれてしまうものなのでしょう。

「こいつを逃がして俺も消える。頼むッ! 見逃してくれッ!」

謀反人を見逃したら、全員謀反者。でも、共犯意識は、さらに心の結びつきを強くする。

テツが皮肉ったように嘲笑ったけれど、感謝の裏返し。そういう奴だと思う。

あの時、不動丸が達若になんて言ったのか覚えていませんが…

「恩に着るッ!」

達若はそう叫んで頭を下げました。それは、絶対に戻って来て、仲間の恩に報いるというコト。

錠前破りのテツ改め常世丸。ずっと清盛を恨んで、ずっと盗賊暮らし。「それなら清盛の夢を盗んでやれッ!」って、その発想の転換でテツをその気にさせた達若は、人間的に一番頭のいいキャラでしたね。

でも、損な性分でしたね。

調子こいて指示書きの二倍量の火薬に点火した常世丸。船が揺れて積荷が崩れて、常世丸は下敷きに。

「おまえは先にいけッ!」常世丸が言うけれど、「おまえを置いて行けるかッ!」

そうですね。置いては行けなかったんです。

「一緒に付いて行ってやる」って、どこまでも一緒に付いて逝ってしまいました。


不動丸(東山義久くん)

どんな無理難題を命じられても、結局は従わざるをえない立場の不動丸は、陰陽師にとってとても扱いやすい便利な存在ですね。

でも、謀反者と達若を逃がして、不動丸は陰陽師に平然と嘘の報告をした。

異国の言葉でしゃべる犬は、見ていません。鍵の緩い錠前は、早急に直します。

その違和感にピーンときた陰陽師。闇の力でどーのこーのと、本性を露わに、不動丸を締め上げて片目を潰した。二度と顔を見せるなっ!って言って捨てた。

取り返しのつかない傷を負わされた不動丸は、深い失望感で「仲間から離れようか」と考えたみたいですが、秦氏に諭されて帰ってきた。

この時、五郎丸なんかは、泣きながら出迎えたんじゃないかなぁとアタシは、思っています。

結局、不動丸と五郎丸って、解り合っていたんだなぁって感じられたし。だから、不動丸は、五郎丸を逝かせてしまった。でも、それは五郎丸にとって本望だったと思うから。

うまく説明できませんが。

死を幸いとすれば、すなわち生き、生を幸いとすれば、すなわち死す。

さっき見ていた軍師勘兵衛で言ってた孔子の言葉でした。

「清盛様は何故、松王丸が人柱になることをお許しになったのか? 俺にはわからない」

不動丸が言っていましたが、ずっとそれを考えて悩み、想い続けることが清盛様への忠義であり、松王丸への供養なのでしょう。

20年後も、不動丸は岩場の上から沖を見つめる。見えなくなってしまった目の奥には、死んだ仲間の姿が見えるから、一緒に大和田の泊を見つめることができる。

そして生き残った仲間。不動丸に問われて「夢の続きが見える」と答える。

夢って、それに向かって必死な時は辛くて苦しかったりするのでしょうが、後から思うと夢に向かって死に物狂いだったころが一番幸せなのかなぁ。

つまり、そういうことなのかな。



松王丸(相葉裕樹くん)

屍人の声を聴く特殊能力を持っている17歳の若君は、いつから悟りを拓いていたのでしょうか。

屍人の魂は、自由にこの世とあの世を渡り歩く。だが、生きている者はあの世へ行くことができないから、死を恐れて恨みごとを言う。

孤独を恐れず、この世での執着を捨てれば、私にも何かができるはず。

松王丸はそんなような歌を歌っていました。

修羅の道を歩いてきた清盛だけれど、神仏に罪を懺悔して仏門に入った。 それなのに、ちぬの海に住む龍神を鎮めるためとはいえ、罪のない30人の旅人を海に沈めるという。それは、清盛自身がさらなる罪を増やすことで、神仏の許すとこではないと思う。

30名の人柱の命を救うために、我が身を犠牲にした17歳の松王丸は、実在したそうで、その悟りの早さが尊くも痛ましいです。

人が人の魂を閉じ込めてはならない。何より、清盛様にさらなる罪を犯させてはならない。

だから松王丸は、自ら望んで清盛様の罪に殉じたのでしょう。

その清盛様に「ありがとうございます」と告げたであろう松王丸の悟りは、勿体無くも尊くて…やはり神になりうる侍童であったかと手を併せて拝みたくなるのです。

松王丸は、その命で清盛の罪を贖った。龍神を鎮めて港を守った。

神になったのですね。

自分が30名の身代わりに人柱になる。陰陽師にそう告げた後は、幽閉されて、仲間の元へ帰されることはなかったと思う。

でも、もう一度だけ…不動丸に会いたかったよね。不動丸にね。

忍ぶれど色に出りけりわが恋は…

きっと不動丸にも、仲間のみんなにも、解っていたはず。

人身御供の儀式で、沖へと漕ぎ出される小舟の上から、松王丸が不動丸の呼びかけに応じる。

「松王ッ!」

「不動丸―――ッ!」

感極まって、悲鳴まじりの叫び声が切なかったです。

17歳の若君、松王丸は、みんなの想いを背負って、凛々しく勇敢に波に消えて行きました。


どうあがいてもCDもDVDも出なさそうなので、しょうがないので…これでも歌います。


~静かだった凪の海に突然邪悪な雨雲 

 はびこるならば、それが戦いが始まる時

 雅な容貌 その下には、誰よりも熱い心

 大波小波 暴れ白波 私に力漲らせて 

 水が流れる如く優雅に妖を叩き切るぜ

 戦う勇気いつも 正しき仲間と共に 

 信じるもの一つあれば どこまでも強くなれる~


シンケンブルー いけなみりゅうのすけ 


相葉くんの声って、ホント…いいわぁ。

滑舌もいいし、舞台で聴きやすい。

何日たっても心に残るドラマチックな声質に萌えました。



東山くん、ニジンスキー再演中ですね。

ちぬの千秋楽から何日も経ってない気がしますが…

ニジンスキー再演、見に行きたかった。

でも、連休前のこの時期に連休は取れなくて、泣く泣く断念しました。

ご覧になった方、感想を楽しみにしていります。


ちなみにアタシの初演の感想は、

http://ameblo.jp/as8284/entry-11222162591.html


DVDは出ますよね? パンフも通販で買えるかなぁ。






ワンダーコア

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さーせ、さーせ、さーせ…

1日100回くらいやっています。腹筋割るかな?





iPhoneからの投稿

3月26日に2公演観てきました。

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平安時代。衣装が素敵。素足に筋肉素肌チラ見せが唆る。
シンプルで解りやすい真面目なストーリーを真面目に演出。
唄がいい。ドラマチックなセリフ回しが胸にクル。
ダンス、太鼓、アクロバット…
これでもかっていうくらいにアタシ好みのイケメンよりとりみどりで、
大変美味しいミュージカルでした。
残念なのは、DVDが出ないこと。
歌とセリフだけでも十分に感動できると思うので、CDだけでも出して欲しいものです。
せめて、観たことを忘れないようにレポっとかねば。

ということで、これはアタシの覚え書きです。
間違っていたとしても、アタシの覚え書きです。

「平家にあらざれは人に或らず」の平家全盛の時代、そのトップである平清盛がある日、岩場に立ってちぬの海を眺めながら、見習い武士の若者達に言いました。
「この荒れ狂う海に波除島を作りれば、貿易船が行き交う港を築ける。ここ福原の地に、身分に縛られることなく誰もが夢を持てる新しい国を作ろう」
正しい言い回しは忘れましたが、そんなことを言いました。
清盛さま…こんなキャラだったんだ?
平清盛は、栄華を極めたけれど、ろくな跡取りがいなかったとかで、自身の老いや死を恐れて、呪術にすがり陰陽師を頼った…とかの説をいろいろ聴いてきましたが、それに加えて、下層武士の子供たちに口上する機会があったとは。
どんな経緯あったかは曖昧ですが、最高権力者清盛さまの口上に、見習い武士の若者は心底感動して、その気になり、途方もない夢の実現に向けて荒波に挑んでしまった。
イザナミとイザナギは、箸で海をかき混ぜて、ポタポタ潮を滴らせて島を作ったけれど、人の手でそれをやるのは至難。苦労して岩を沈めても、ちぬの海には龍神が住んでいて、暴れて夢を阻む。
~一体どれだけ岩を沈めたか。一体どれだけ人が死んだか~
昨日も一人、仲間が死んだ。沈めた岩も、荒波に流された。
でも、悲しんでいる余裕はない。ゼロからでもやり直す。開港を待って、貿易船がそこまで来ている。波除島完成の期限は、半月後の彼岸まで。
見習い武士のリーダー不動丸は、D☆Dリーダーの東山くん。どんなに今が辛くても、港が完成すれば全てが報われる。死んだ仲間の想いも背負って、必ず普請をやり遂げようと仲間に説く。
でも、いつの間にか自分達の夢は、陰陽師に支配されるところになっていたんですね。
だから反感も出てくる。新しい国ができても、死んだ者は帰らない。
夢のために仲間が死ぬのは仕方のないことなのか? 貧しく不自由なままでも、仲間同士助け合ってそれなりに生きていければいいんじゃないか? 五郎丸藤岡正明くん、流石の歌旨。もしかして、キャラ飛び抜けて旨すぎだったかも。
何が言いたいのかといえば、五郎丸のセリフで盛り上がっていた不動丸への不満や反感、自身のやるせなさを藤岡くんの素晴らしい歌い上げで忘れてしまって、心地よく聴き入ってしまうのです。
なぁんて言いつつも、東山くんと藤岡くんのハーモニーは、とても耳に心地よかったです。
不動丸、東山くんはキツネ顔。五郎丸、藤岡くんはタヌキ顔。
丸ちゃんズ、赤いキツネと緑のタヌキ。

さーせー さーせー 荒波を乗り越えて大岩を運ぶ時の掛け声。
裸足で、片肌脱いで…ダンス、アクロバット。勇ましくも色っぽくて眼福です。
良知くんに限っては、眼福突き抜けて、ドキっ! (o。O;)目の毒です。

夢は途方もないけれど、仲間といっしょに頑張れるだけでけっこう満足。そう思っているメンバーもいる。
最年少の夜叉丸、橋本汰斗くん。おバカでお調子者だけど純粋。アクロバットは軽々こなしてました。仲間が死んだときはとっても辛そうだったけれど、気力体力満ち満ちている夜叉丸は、みんなで一緒に力仕事することが幸せそうでした。
で、夜叉丸を庇って死んだ月丸、千田真司くん。死後に白い薄衣を纏って、静かに朧げに踊るシーンがいい。途方にくれる仲間に、月丸の残留思念が語りかける。
パンフレットで千田くんのインタビューを読みました。ストーリーの中盤で早死してしまった月丸だけれど、千田くんは、達成できない夢でも、夢に向かって死んだ月丸というキャラの尊さを本当に理解して全うした素晴らしい俳優だなとしみじみ思いました。

清盛の寵愛めでたき慈童、松王丸は、相葉裕樹くん。歌のパートが沢山ありました。
死者の言葉を感じ取る特殊能力を持つ17歳の若様。 相葉くんの声がぴったり嵌りました。
幼い頃には一緒に遊んだのに、身分違いや体の弱さを理由に普請に加わることを禁じられた松王。
自分だけ取り残されているような強い孤独と焦燥。
セリフも歌も難しくて、相葉くんは、よく覚えて噛まずに全うしたものです。でも、せっかくドラマチックな言い回しをしているのに、アタシが覚えきれなかったのが残念。
松王だけが聴こえる声。死者の想いは静か。でも、生きている者の思いは、恨みに満ちている。
助けてくれぇ~ 助けてくれぇ~
林の中には隠し牢屋が15あって、無実の旅人30人を捉えることになっている。
表向きは、普請の人足に加えるために…ということになっている。だが、いっこうにその様子がない。
それには何かウラがあるのです。
また一人捉えられてやってきたのは、錠前破りのテツと呼ばれた渡辺大輔くん。
初めて見る大ちゃんのヤサグレキャラ。平家の侍に家を焼かれて、自分を育ててくれた義理の親を殺されたテツ。清盛が敵。命奪ってお宝全部盗んでやるーといきがる。
テツを牢屋に閉じ込めても無駄です。錠前破りって自己申告でいってるんですから。
でも、清盛の寝所に近づいたら、切られます。
脱獄したテツを追いかけて、事前に止めたのは達若。良知くん。
イケメン祭りのその中でも、やっぱり良知くん。ひと際目立つ印象的な瞳の色白美人です。
大ちゃんと良知くん、テツと達若。昔の盗賊仲間だったって。
良知くん達若は、そんな風には見えないけど、昔って何年前の昔なのか不明だけれど、達若はテツに、命助けられた借りがある設定。
平家の武士に恨みを持つテツと、平家に拾われ恩義を感じている達若。
真逆の立場で、どうしてここで再会したのか? 

陰陽師、今拓哉さん。冴え冴えとした無慈悲な歌声。
通常ではありえない冷たく無機的な感じがイイ。
人足が何人死んでも、必ず期限までに成し遂げよ。
それは本当に清盛さまの命令なのか? 神かけて動かぬのか?
陰陽師の占いでは、清盛さまの守護星が陰って、配信者が現れる予言が出たからって、不動丸に配信者を見つけ出して首を持って来いと。
リーダーは、大変な中間管理職ですね。
信じて来た道は、間違いだったのか?
~月よ、教えてくれ。どんな目で友を疑う? 海よ、何故、仲間の命を奪う? 星よ、示してくれ。どうすれば泊りを築けるのか~
辛い不動丸。東山くんの歌で、一番心に迫りました。 

清盛さまに背信するのは誰だろう?
普請から手を引こうと進言する五郎丸か? いや、あいつは心底仲間思いなだけ。
清盛さまの命を狙った錠前破りを庇う達若か? いや、あいつは恩義に報いたいだけ。
不動丸はいろいろ憶測するけれど、不動丸自身、みんなに隠し事を持っている。
「俺の口から言ってもいいのか? 罪もない旅人が捉えられているのは、龍神の生贄にするためだと」
あー知っていたんだ。達若。でも、不動丸が請け負っている密命だから、何も言わずに牢屋番の仕事を手伝っていたんだ。
達若は不動丸を信じている。だから、脱獄したテツを捕まえて戻って来た。
「頼むッ! 見逃してくれッ!」
良知くんの目力で、脅し半分必死に懇願されたら、NOとは言えません。
何かを悟ったようなことを言う不動丸の大事なセリフは忘れました。
ぎゃははははーッ! おまえら全員…謀反者だぁ
錠前破りのテツの嘲り? 逆に嬉しいテレかくしなのか? 大ちゃんのやさぐれ笑いに、リーダーの大事なセリフを忘れました。
人の命を沈めて造る国なら、本当に自分たちが望んでいた国の形ではない。
それが謀反と言われれば、それは仕方がない。

陰陽師に呼び出された不動丸
「きのうは野良犬が迷い込んだらしいな」
「犬は見ておりません」
「宗国の言葉を話すそうな」
「犬がですか?」
「御所で飼われることになったようだ」
「私には、わかりません」
冗談言わない不動丸が冗談いっちゃったせいでしょうか?
「謀反者の首はどうした?」
「我々の中には、おりませんでした」
いつもより堂々としている不動丸の心理的な変化。感じ取った陰陽師。
「謀反者はおまえだッ! 不動丸」
陰陽術で締め上げられ、目を潰された不動丸でした。

海に沈める岩がなくなった。大人集が普請を諦めて離れて行った。
リーダー不動丸は、陰陽師から制裁を受けて再起不能の大怪我。
材料も人手もない。もう間に合わない。
~どうすることもできぬ これが宿命なのか~
心震わせる五郎丸の悲しげな歌声。
いい人だ、五郎丸。歌旨すぎのタヌキ顔イケメンの藤岡くん。
2回観じゃ、一小節しか覚えきれないです。CD欲しいです。

みんな疲れきって途方に暮れて、呆然と荒波を見つめていたら、達若が戻ってきました。
顔半分を包帯で覆っている不動丸に
「どうした? 不動丸?」達若がきいたら
「そんなことより、おまえ、何処に行ってた?」
こう答えたのは誰だった? それって、そんなこと? 
アタシはショックで、その後のストーリーが掴めなくなりました。
沖には5隻の古い南蛮船。積荷は、源氏と平家の鎧甲や武具だとか。
えーと、この辺、よく思い出せません。
錠前破りのテツは、常世丸という名で、渡来人の子孫で、偶然牢屋で一緒になった旅人、実は生き別れた実のお父さんから、
「清盛なんてほっといても死ぬ。そんなことより、お前の使命は、日の本と宗国のために港を開くことだ」って諭されて、達若といっしょに別行動していたんですよね。
常世丸と達若は、源平両軍から武具や鎧甲を盗んで5隻に南蛮船に載せ、沖まで出したってこと?
それはスゴイッ! でも台本にそのエピソードを上げてくれないと、観ている側は ???ってなりますよ。
五隻の南蛮船を積荷ごと沈めれば、波除島の土台ができる、普請が間に合う。
「説明している暇はないッ! 急げッ!」って達若がみんなを急かすから、訳わかんないままクライマックスですよ。
南蛮船の上から、常世丸が松明を降っている。みんなそれを目掛けて泳ぐ。
「松王丸はいるか~」確認したら…「よっしゃー」嬉しそうな声が応えた。

さーせー さーせー
白い長い布で海を作って、勇ましく太鼓を響かせながら、全員で泳ぐ演出。
持ち上げた布の高さに海の深さを感じられたけでど、布が白すぎました。
どうせなら、夜の海の感じが出るように、もっと海色にまだらに染色して欲しかった。
まあ、そんなチェックはどうでもイイくらい、ここの演出は面白かったです。
ところで…5層の船って、どうやって沈めるのでしょうね?
火薬を乗せてポイントに集めて、火を着けるのか。
みんなが沖に上がったことを確認して、常世丸が火をつける。
達若も見届けたいんだと言って付き合う。
清盛に恨みを持っていた常世丸だから、清盛の夢に加担したわけじゃない。
武士の大事なものを奪って沈めて、新たな国を造る。
「これが宿命なら気に入ったッ!」
常世が点火した途端、船が揺れて積荷が傾いて、常世の上に崩れ落ちました。
「先にいけッ!」「おまえを置いては行けないッ!」
ありがちなストーリーのパターンとしては、どちらか一人、確率的には助けられた方が生き残ったりするのですが…

南蛮船が火柱を上げて、舳先で天を突き、次々に沈んでいく。
波除島の土台が出来た。普請が間に合う。
でも、達若が居ない。 常世丸も戻って来ない。

~湧き上がる悲しみ 友の姿が 涙とともに流れおちゆく~

大義の前には、多少の犠牲はやむをえないと思っていた。
死んだ仲間も、夢に向かってほこりを持って礎になったのだと。
でも、夢や忠誠心を誰かにイイ様に利用されてはいないか?

「清盛さまに人身御供の儀式を取りやめるようにお願いしてくる」
不動丸が行こうとしたら、五郎丸が止めた。
清盛の前には、陰陽師がいる。不動丸が出向いていったら、殺される。
「俺と松王が行く。普請のメドが付いたと報告すれば、許してくださるかもしれない」
それに、松王丸は、清盛様の寵愛めでたき慈童だったから、連れていけばお目通り叶うかも…と五郎丸は思ってのことだったでしょうか?

人身御供の儀式を取りやめてください。そんなこと、死んだ者の魂が許しません。清盛さまが目指した国は、民の犠牲の上にあるものではなかったはずです。
そんな感じの歌を ぐわぁ―――ッ!と歌い上げる五郎丸。
「清盛さまに逆らうとは、万死に値する」
それに勝るほどの歌声と迫力で五郎丸を威圧する陰陽師。
そして、無残に切られた五郎丸。
「五郎丸ッ!」 松王の絶叫。
俺にできることは全てやった。悔いはない。あとは頼む。
そう言い残して五郎丸は絶命しました。
この後の松王丸、相葉裕樹くんの演技は神がかりでした。
切り捨てて悠々と立ち去ろうとする陰陽師に、松王は追いすがって必死に懇願。
「お待ちください、陰陽師ッ! 30名の命はお助けくださいッ! 私が身代わりになりますッ!」
「人身御供30名の身代わり、おまえ一人で足りるのか?」
実際はこんなセリフじゃないのです。
松王丸の難しい劇中言葉の長台詞を、相葉くんは迫真の演技で気迫を込めて吐き出すのです。
「自ら望んで人身御供となる私の心持ち一つで足りぬとあらば、石に経文をしたためます。
清盛様と神仏がお許しくださるのなら、人身御供になるのは、私の定めでございますッ!」
清盛は陰陽師に、松王丸はやがて神になる子と言っていたとのこと。
「いいだろう。松王丸の願いは、清盛様にお伝えしよう」
陰陽師が威厳を持って了承を告げるときには、松王丸は放心状態でした。

五郎丸の亡骸は、仲間のもとに無言で返されたことでしょう。
そして、松王丸は、帰されずに、あのままどこかに幽閉されて、石に港と仲間のの安全祈願をする経文を書き綴る日々だったのだと思います。
アタシ、どうしても…人柱として送り出される時の松王丸の出で立ちを思い出すことができません。
後ろ手に縛られて、柱に括りつけられていたのか? 
白装束だったか? それとも、龍神を宥めるために、あえて煌びやかな衣装を纏っていたのか?
「不動丸―――ッ!」
悲鳴のような松王丸の絶叫。涙腺を崩壊させる相葉くんのボイスパワー半端ない。
「みんなが築いたこの港から、私が一番最初に旅に出る。見送ってくれ」
心痛うな音楽で、松王丸は波に閉ざされる。
とても立派な松王丸の最期でした。

涙で霞んで、よく見えなかったのですが…松王丸、台車で牽かれて、下手から上手に消えていったような記憶が。
できれば、後方幕奥に儚げに舞いながら消えていくような演出希望です。

あれから20年。波除島に登って不動丸たちは昔を思い出す。
松王丸は本当に神の子だったのか。不思議なことに龍神は静まった。
普請でどれほど多くの仲間が死んでも、自分の身代わりに五郎丸が切られても、松王丸が龍神の生贄になっても、不動丸は生き延びてしまった。
港には貿易船が往来して賑わっている。でも、誰も知らない。
「いつだって名もない奴らが命を削って歴史を作っているんだ」
その想いは、公言できぬ愚痴ではなく、心に秘めた誇りなのでしょう。

~みなとの夢に我をなげうつ~
二つの意味を持つその言葉。とても感動的な舞台でした。



うまくレポートできなくて、悔しいです。
ストーリー的にはそれほど複雑ではないのに、台詞の言い回しが難しくて覚えられないのでした。

こんな下手な文章、アップするのはどーかと思いましたが、
アタシの覚え書きってことで、失礼します。

先日、那須ガーデンアウトレットに行ってきました。
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チーズガーデンのランチ。


御用邸チーズケーキの期間限定「さくらチーズケーキ」をとちおとめイチゴとラズベリーマカロンでデコレーション。

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職場で食べました。



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また買っちゃた。
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増税前の駆け込み消費。
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ワンダーコア
組み立て用としたら、
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溶接が下手すぎる~(;´Д`A
アタシだってもっと上手にできるよ。
あ、アタシのお父ちゃんは、溶接工。
しょーがない、実家に持って行って、直してもらおう。
あー、いつになったらダイエット始められるかな?
はい? レッグマジック? クビレディ?
あー、そんなのもあったわねぇ。
(@ ̄ρ ̄@)


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今年の南会津は、雪が少ないのに寒いと言われていました。

でも、2月の半ばに一気に振りましたね。

車を掘り起こして通勤するのが大変ですよ。

豪雪と異常低温は、ある程度は覚悟していました。

朝起きると、窓が凍ってます。水は停電しないかぎり出ます。

台所に置いた野菜は凍ります。冷蔵庫の中の方が暖かいのです。

家を出ようとすると、積雪でドアが開きません。

渾身の力で押してでます。

車はガッシガシに凍って暖気に15分位かかります。

道路は除雪してあります。真夜中じゅう除雪しているおかげです。

会津鉄道も野岩線も電車が走っています。

マイナス10度以下で道路が凍結すると、坂道では絶対に止まれません。

坂道が平坦になって、そこから登りかけるトコまで行かないと車は止まらないのです。

積雪があると、四駆でも坂道上がれない場合があります。

でも、何より恐ろしいのはホワイトアウトです。

極寒での雪は、サラサラなので、車が走ると舞い上がるのです。だから、対向車や追い越し車とすれ違う時、雪が舞い上がって視界がゼロになるのです。

数秒間ですが、何も見えないまま走っています。だって、止まれないんだもの。

しかしみんなスゴイ車に乗っています。

マーチ? めずらし。 さすけね? って言われちゃいましたよ。

雪はまだまだ振りそうだし、5月まで残るのですが、ピークは過ぎたようです。

雪崩に注意ですね。


3月ですね。決算の月ですね。

調剤報酬改正もあるし、棚卸もあるし、患者さん多いし、忙しくって、全身疲労痛です。

それにしても、来月から消費税は8%になるんですね。

通販サイトから増税前のバーゲン情報が沢山来て、ついついお買い物を沢山してしまいました。

春物衣料、雑貨、バック、化粧品、ベーグル、ドリンク類、コーヒー…来月以降のカード請求が怖いです。


アメ友のjiroshoさんに年賀状をいただいて、くじに当たりました。

ちなみに、jiroshoさんは、お料理の上手な建築家です。

頂き物は、こちら、

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ポワドオルのパンとパウンドケーキ。

オーガニックブランド「スキンピース」のハンドクリーム。

そして、jiroshoさんのお友達の写真家chiekoさんのポストカード。

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ポワドオルって、以前、jiroさんのブログで紹介記事がありました。

パン職人さんは、もと帝国ホテル。天然酵母の第一人者。

おお~ッ!

アタシは、固めの天然酵母パンが大好き。

これは、jiroさんの過去記事によると「ロデブくるみレーズン」ですね。

中までしっかりガリガリです。焼くと香ばしい香りがハンパないです。

噛み締めて、しみじみ味わい深い、とっても美味しいパンでした。


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鶏肉と常備野菜3種と缶詰のインゲン豆を南郷トマトの自家製ソースで煮込んで、

ついでに切った人参、キンカン。


いろいろなナッツでデコレーションされているこれ…名前がわかりません。

中にもいろいろ混ぜてありました。

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朝食にバナナを載せてメープルシロップとシナモン振って焼いたのですが、

これはチーズとかが正解でしょう。

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最近ハマっているロイヤルミルクティー、バナナヨーグルトに乗せたのは、自家製の紅玉のジャム。

お料理は下手です。自分が食べるものしか作れません。


パウンドケーキは、3月末ごろまで賞味期限があったので、大事にゆっくり食べます。

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これ、パンに塗るチョコペーストかと思った。
可愛いッ! 勿体ないので、とっておきます。

chiekoさんの写真は、女子力が高い素敵なニュアンスですね。


jiroshoさん、ありがとうございました。

ヾ(@⌒ー⌒@)ノ


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