「政治家は次の時代の政治を考え、政治屋は次の選挙を考える。」

正しくその通りだと思う。
今回、3人の自民党都議が会派離脱し、党内新会派を設立した。
あくまで自民党を離党することなく、小池知事を支持していく姿勢を鮮明にしているという。

ここで思い出すのが、「維新の会」。
その名の通り、既存政治を変える世間の期待を一身に集めながら、その真の姿はただの自民党の補完政党だったという、本当にふざけた騙しの手口。

実際、TPPや年金制度改革の強硬採決に、自民・公明の連立政権にしっかりと寄り添うように賛成票を投じ、「数の暴力」に加担しているのが現実だ。

ただ、維新の賞味期限は既に切れてしまっており、メッキもはげてしまっていることから、ここに関わる方々には当然次回選挙までに新しい受け皿が必要となる。

小池氏もそうであったように、あまりにも政党移籍が多いと、それだけで有権者からはいぶかしげに見られるようになる。

これは自民党の対立軸が、いつになっても確立されない為と、自民党に不満を持つ層や浮動票・若年層の票を取り込もうとする
新勢力が目指す構図が、毎回同じである為仕方がない面もあるが、けっして体面が良いとは言えない。

なので、新手の手口の可能性有。(^^)

小池さんの評価はまだ判然としていない。
自民党との対決姿勢や議論だけでなく、
明確に自民党とは異なった方向性を勝ち取らなければ、本物とはみなされない。

何故なら、現在は政党内での真剣な議論や会派同士の政策対決姿勢が不十分と考えられており、その延長線上にあるだけでは「自民党補完勢力」の疑念は解消できないからだ。

大変困難な状況にひとりで立ち向かう勇気は賞賛に値するが、政治生命をかけて是非やり抜いてほしいと思います。(^^)