長らく。お待たせいたしました。
お待たせいたしました！長らく！
(長らくって言いたいだけ)
さて、続きですが、
３点目。
・排泄の回数や、場所の癖を知る
こちらは、大切なことです。
場所の癖は、だいたい端っこ、とか
割と決まった場所にしますが、だいたいこの辺です、みたいなことをお伝えするのみなのですが、
大切なのは排泄の状態や回数。
通常手で掴んで崩れないくらいがいいのですが、
指でつまんでなかなか潰れないうんこ、
これは水分不足。水は給水ボトルから飲めていればいいのですが、飲んでいるところを確認出来ていないのであれば、身体が入らない小さめの器に水を薄ら入れてあげるのがいいです。
(だいたい余計なことして、器の水を外にかきだしてくれますが、やめてねって一応言ってみてください)
給水ボトルの場合は水の減りにも注視します。
ボトルの球の部分が硬くなっていたりしたら、飲めていない可能性があります。
手で掴めない(あまり固形を帯びていない)
とかなると下痢なのか下痢未遂なのかってところです。下痢未遂ってなんかちょっと表現がやんちゃだけど、そんな感じです。
下痢であれば、食べ過ぎ、水分の多い餌のあげすぎ、環境温度が低い、お腹の中の悪玉菌増殖、なんかが考えられますが、すぐ病院にかかる前に食べすぎてないか？温度は低くないか？なんてことに注視してみてください。
(食欲がないとか元気がないぐったりしてる、は、
様子見してる場合じゃないので病院へ)
とまぁ、ちょっと話が脱線しましたが、
そんなことを注意しながら観察して、
今この子はこのようなうんこをしている、場所はこの辺、一日これだけの回数排便してます、とか
伝えるようにしています。
次が重要。インポータント。
ちょっと小休憩で可愛い写真載せます。
はい次です。
・便検査、もしくは予防駆虫
これです。
来たばかりのミーアで気をつけるのは
国産でも当店ブリードでも海外産でも
便検査をします。
コクシジウム、トリコモナス、など
寄生虫を持っている可能性もありますので、
あらかじめ駆虫薬で予防駆虫してから検査にかけることもあります。
どちらの寄生虫も、健康体であれば症状が出ませんが、ストレスや免疫力が弱まった時、威力を発揮してきます。まさにわたしの趣味の
「若い芽を摘む」感じで悪さしてきます。
下痢や嘔吐、食欲がないなんてことがあればすぐに病院に連れて行きますが、健康体であるうちに考えられる駆虫をしてから便検査に出すことがあります。これはなぜかというと、一度の便検査では、
寄生虫が確認されない可能性もあるからです。
つまり何もないよ〜と言われても１週間後また検査をしてみたら、あ！トリコモナスいた！みたいなことがありえます。これは獣医さんの怠慢でも見過ごしでもなく、そーゆーことも本当にありえるのです。なので、一度予防駆虫してから検査に出し、さらに１週間後…という流れになるので、
生体のお渡しに時間がかかります。
仮にトリコモナスが出て、処方通り薬を飲ませて複数回検査にかけて陰性でも、急に陽性として出る可能性もあるってことです。しつこいので、ある程度でいなくなったと判断するのですが、個体の健康のためには陽性と出る限りは薬の投薬しかありません。よくブリーダーさんが、
うちのブリード個体だから大丈夫だよ！
って言っていたと聞くことがあるのですが
何も大丈夫なことありません。トリコモナスやなんかは母親由来であったりもするので、
きちんと検査をすることをオススメします。
とまぁ、長く書きましたが、
こんなことに気をつけていたりします。
わたしのエキゾチックとの向き合いのモットーは
過保護にしすぎず、甘やかす。
です。
25度なきゃだめ！！！
とか、
この餌あげなきゃだめ！！！
って、気をつけなければならない最低ラインであれば当たり前なんだけど、
25度下回っても元気に走り回って遊びます。
食べ物に対しても温度に関しても
「飼育下」なので、「野生ではこうだ！」と
いうつもりは全くありませんが、
設定温度何度にしなきゃ！や、
この食べ物あげなきゃ！！と、思い込んで
過保護にしすぎると、よくありません。
飼い主さんもミーアも快適に過ごせるラインを
見極めて暮らしていくことができたらいいなと思います。見極めて暮らしていくこと、
これが難しいとは思いますが、
エキゾチックと過ごす大切なワードだと思います。
最後になりましたが、
トリコモナスはわたしと同じような趣味の
「若い芽を摘む」なんて表現しましたが、
わたしは薬では駆虫されません。
※あくまでもわたしが思うことを書いているので
絶対的に正しいとは言い切りません。
わたしがいいと思うことを書いただけですので
正しい知識！と思い込まないようにお願いします。
動物に、正しい、はありません。
ミック店主 中島