家族に別れのキッスを久しぶりのテキーラナイト開催に胸を躍らす。それと同時に、恐怖が脳内を占拠し始める。死にたくない。それは生への執着ではなく、ただただ遺伝子の生存本能からくる危険回避のようなもの。危険だ。明日は確実にギリギリの夜になる。とある映画の主人公が安いモーテルで娼婦を抱きこんなことを言っていた。「俺は楽しむ時にはリスクを負うようにしているんだ」と。俺は思った。こいつとは仲良くなれそうだと。今日が終わって明日になって日が沈んだら、夜が来る。