国語にも「公式」がある

 

 
 

皆様初めまして。
偏差値60越えの大学に通う生き急ぎ大学生です。

 

最近ある個別指導塾でバイトをしていて、
一つ気になることがあります。


「国語はセンスで解く科目」

と思っていらっしゃいませんか?


いいえ、国語は、算数です。


算数において、
「なんとなく答えはこれになると思った」
というのは解いたとは言えませんよね。

 

国語だって算数同様「模範解答」があります。


なんとなく文章を読んで、なんとなく解く。

これでは、いつまで経っても正解しません。

 

じゃあどうするのか?

 

「国語の公式」を覚えましょう。


算数を公式に当てはめて解くように、
国語にもそれがある。

それさえ覚えれば、
国語はもっと機械的に解けるようになります。
 

 

「国語の公式」 2種類

 

国語の公式とは何か。

大きく分けて二つ。


取り組み方の公式読解の公式です。


要するに問題をどこから解くか、
問題をどのように解くか。

偏差値を伸ばすには?
以下で詳しく見ていきましょう。

 

取り組み方の公式 試験開始直後

 

試験開始後、大門1に飛びついていませんか?
その解き方、不正解です。

まずは、「漢字・語句」問題を解きましょう。


成績の良い子は必ずこうしています。

理由は短い時間で確実に点が取れるからです。

 

 

漢字や語句問題は、作問側にとって
「点を取らせる」問題です。


日頃対策をしている受験生にとって簡単であり
ここで差が付くことはまずありません。

 

一方、漢字・語句部分を先に解かず
時間が足りず解けなかった、だと大幅失点に。
そんなことが無いようにしましょう。

また漢字・語句問題に限らないですが、
分からない問題は飛ばしましょう。

 

コスパ・タイパ重視の問題において
悩む時間は無駄
です。

さっさと次に行きましょう。

 

 

取り組み方の公式 読解に入って

だらだらと頭から本文を読んでいませんか?
それも不正解です。

 

ではどうするのか。
まず問題の方を先に見ましょう。


学年や試験形式にもよりますが、
1問目は漢字・接続詞の穴埋めか語句です。

漢字の書き換える問題だけは、始めに解きます。
理由はもうおわかりですね?

 

ちなみに2問目以降は目を通さなくていいです。
理由は読んだとて、だから。

 

基本、傍線部に関わる問題なので
先に問読みしようとあまり変わりません。

 

さて、ようやく本題に辿り着きました。

本文の読み方、
「読解の公式」を上手く使っているかどうか。
これが合否を分けることになるでしょう。

 

 

読解の公式

 

普通の本と同じように読んでいる方。
今すぐ止めましょう。

自身は教え子に対し、
「鉛筆を持っていない時は

   解いていると言わない」

ということを日々伝えています。


髪を触ったり、消しかすを練る暇はありません。
積極的にペンを動かしていきましょう。

それでも、
「何に線を引けば良いかわからない」
という声は絶えません。


線の引き方が分かっていないからです。

 

ここからは、物語文と論説文に分けて
「線・丸の付け方」の極意を書いていきます。


その前に一言。


線を引く際に、
文章全体に線を引いてしまうタイプ
ですか?

その行為は、
後から確認しづらくなり、逆効果です。

 

 

「線を引く」から

  「キーワードのみに丸をつける」

変えていきましょう。

これで格段に見やすさ、
解きやすさが変わります。

 

 

読解 「丸の付け方」 

物語文

 

小説や随筆を初めとした、
物語(ストーリー)のある文章で必要なことは

 

登場人物 時系列 場所 行動 感情

 

この5つをまずは押さえていきましょう。
1つずつ細かく見ていきます。

 

登場人物


まずは誰がいるのか。
名前に、初めて登場してきた部分で
丸を付けましょう。その後は不要です。

 

そんなの必要ないと侮るなかれ。

物語文は、初めしか名前が出てこないことも。


その後は二人称(君、貴方)や
三人称(彼、彼女)などの形で出る。

代名詞でも分かるように、
人物は忘れずチェックしましょう。

時系列


これがかなり重要です。
物時間の経過をきっかけに解く問題は多いです。

時には過去回想のような形で、
話が時系列順になっていないことも。

 

「次の日」「先月」「あの頃」「昔は」


このような時間を示す言葉
必ず丸を付けておきましょう。



場所


これも時系列と同じです。
舞台が変われば話の展開も変わります。

「公園」「学校」「帰り道」「あの場所」


場所を示す言葉
忘れず丸を付けていきましょう。


行動


全ての行動ではなく、
感情が表れている場合に丸を付けましょう。

例えば、
「地団駄を踏む」「唇を噛んだ」「天を仰いだ」

文脈に依存しますが
悔しさや怒り、我慢、嘆きや諦めを指します。


こういう何気ない行動へのチェックを忘れずに。



感情


「怒り」「悲しみ」「恥ずかしさ」


シーンごとの感情変化を
時系列順に並び替える問題はよく出ます。

感情の変化はその理由(原因)と共に
押さえておきましょう。

また、原因が書いてある文章について。


これは得てして長いため丸や線ではなく、
数行を()で括ると効果的です。

 

 

以上が物語分におけるチェックの基本です。

一般的な模試・入試においては
これらである程度点数は伸びるはずです。


実践が大事ですので、これらを踏まえ、
まずは自分で解いていきましょう。

 

説明文

 

話はガラッと変わって説明文です。論説文とも。
説明文で必要なのは

接続詞 対比 指示語

筆者の主張 キーワード

 

の5つです。こちらも順に見ていきましょう。



接続詞


「しかし」「そして」「また」「つまり」


接続詞というのは、
その段落の内容を大まかに指す指標となります。

前の段落を否定しているのか、
肯定しているのか分かるだけで
文全体の理解度が格段に上がります。

 

特に「しかし」などの、逆接は△で印を付ける
「つまり」などの要約は◎で印を付ける
という固定の印をつけましょう。

 

 

対比


「アメリカと日本」「過去と現在」
このような対比は頻出です。

何が、どのように対比なのか
しっかりとチェックしていきましょう。

対比の文章は長いことが多いので、
全体に大きく丸を付け、
対応する部分と矢印(↔)で繋げて
おきます。

このとき、接続詞に注目をしておくと
対比が見つけやすくなるのです。



指示語


「この案」「その意見」「それは」


指示語が出てきたら、丸を付け
それぞれ何を意味するのか、
指示語の付近に一言で書いておきましょう。

指示語は筆者の主張と絡んでくることも。


「こそあど」が何を示すのか、
しっかりと把握しておきましょう。

 

 

筆者の主張


説明文で最も大事なもの、
当たり前ですが「筆者の主張」になります。

 

主張は、
「問題提起」の形で現れることが多い
です。

「ーーではないか。」

「ーーとは思わないか。」


このように、
こちら側に訴えてくる文章をチェック。

また、
筆者の主張は必ず最後にまとまっています


もし時間が足りない場合も
最終段落だけは必ず読んでください。


キーワード


これだけは、少し応用になります。

文中で出てくる筆者ならではの
造語、頻出語に丸を付けましょう。
 

以下、まとめです。

 

物語文なら
登場人物 時系列 場所 行動 感情

 

説明文なら
接続詞 対比 指示語

筆者の主張 キーワード

 

忘れずチェックしていきましょう。

 

 

取り組み方の公式 

選択問題

 

さて、ここまでが文章の読み方、
読解の公式でした。

取り組み方の公式は
選択問題にも記述問題にもあります。


順に見ていきましょう。

 

1,隆は自分の字が好きではないため、

     ノートを見せるのを嫌がった。

2,隆は苦手である晴子にノートを見せる

     理由が無いと思い、断った。

3,隆は晴子にノートを見せるのが

     恥ずかしく、ためらった。

4,隆は人助けのつもりで、快くノートを見せた。

 

このような選択問題が出てきたとしましょう。

 

まず、
句読点(、)の部分で文章を区切りましょう。

区切ることで、片方が間違っていたら
続きを読む必要性がなくなります。

 

この4番目の選択肢ですが、
他とは取った行動が違います。

ノートを見せた、が間違っていたら
前半を読まなくて済むようになるのです。
タイパがいいですね。

 

このとき、
どこが間違っていたか、
線を引いて近くに×を書きましょう。


なぜその選択肢を消したのか、
すぐに見返せるようにするためです。

 

2番の選択肢ですが、

隆は晴子が好きだと文にあったらどうでしょう。


「苦手である」というところに

線を引き、×ですね。

 

 

そして、勘違いされやすいのですが

選択問題は
合っているものを選ぶ作業ではありません。

 

絶対に間違っているものを消す作業です。

 

 

「あってそうだな」で選ばないでください。
「文中にこんなこと無かった」で、

外れ選択肢は全て消えます。

根拠を持って消していく、
この意識を持って解きましょう。

 

取り組み方の公式 

記述問題

 

最後に記述問題の取り組み方です。
大事なことは3つだけ。

 

文中の言葉をなるべく使う
主語を忘れない
要素で取っていく

 

詳しく見ていきましょう。

 

 

文中の言葉をなるべく使う

抜き出し問題では言わずもがなですが、
自由記述でも文中の言葉を使いましょう。

 

その理由として、半端な言い換えでは
筆者の主張や人物の抱いた感情とずれる
可能性があるからです。

 

「寂しい思い」を悲しいに、
「美文字」を綺麗な字に変えたら
意味が変わってしまいます。

 

自由記述も、
抜き出すつもりで取り組んでいきましょう。

 


主語を忘れない

「誰が、そう思ったのか」

を忘れてしまう生徒さんは多いです。

傍線部を聞かれているのだから、
と対応する部分だけ書いてはいけません。

 

対比が出てくる文章においては、比較された
どちらのことを指すのか分かりません。

 

自分の解答に主語が入ってるか、
意識していきましょう。

 


要素で取っていく

変化や対比、
主張を聞かれたら因果関係を考えましょう。

ーーという事件から、
   AはBに対してーーと思った
 Bの話を聴いてーーと言う感情になった

Aではーー、一方Bではーー
   だからーーが異なる(同じである)

 

従来はーーといわれたが、
   最近の研究ではーーであり、この変化から
   これからの社会はーーであるべきである。」

 

太字にしたところが部分点の入る要素です。

綺麗な文章になるのが理想ですが、
時間が無ければ拙い文でも良いです。

部分点狙いの要素は必ず書いておきましょう。

 

まとめ

 

説明文は最後に筆者の主張があると言いました。
最悪ここさえ読めばいいわけですね。

 

取り組み方の公式
 最初は漢字・語句問題
 悩まず飛ばしていく勇気
 読解はまず1問目を見る

 

選択問題
 句読点(、)の部分で文章を区切る
 間違っている部分に、線を引き×を書く
 「合っているもの」を選ばない
 根拠を持って「間違っているもの」を消す

 

記述問題
 言い換えず文中の言葉を使う
 主語を忘れない
 部分点狙いの要素で取っていく

 

読解の公式
 文章全体に線を引かない
 キーワードのみに丸をつける

 

物語文
 登場人物 時系列 場所 行動 感情

 

説明文
 接続詞 対比 指示語

   筆者の主張 キーワード

 

 

これだけ、押さえていきましょう。

 

【お知らせ】

練習問題を販売中

 

今、公式を覚える段階が終わりました。
次はその公式を使うことになれていく段階です。

下記にて練習用問題を販売しております。

 

 

 

是非それを使って演習を積んでいってください。

また、このページも

度々修正を加えてよりよい物にする予定です。


今後ともよろしくお願いします。

以上、生き急ぎ大学生でした。