心に翼、黒くてカギ爪つき by 麻生新奈

心に翼、黒くてカギ爪つき by 麻生新奈

読んだ小説、書いた小説の話題が、メインです。

 感想書こうと思いながら、そのままになっていました。ちょっと遅ればせですが。

 読み始めたときは、なんだか淡い墨絵のような、無彩色の印象を受けていました。最後まで読んで思い返すと、あれは霧の中のようなものだったのか、と思います。
 世界観の詳細は隠されていて、読み進めるにつれて明らかになっていく。”騒乱”といわれる災厄を経た世界であること、シャーマニズムと科学が共存する世界であることは早々に分かるのですが、シャーマニズムの宗教観の全貌や、科学が読者世界とどの程度乖離しているかが分かってくるのは、かなり物語が進んでからです。
 読了して。幹と枝、のような想像をしました。幹を得ることを望んだ者と、枝を育てることを選んで立ち回る者。



 ここからネタバレありの感想になります。未読の方は、できればスクロールしないでください。



  主人公・越智裕次は、当初は、エルギスキの村のシミュレーターで、シャーマンの「可能性」程度が把握されたのでしょう。そのあと、遺伝子検査で遺伝子的な素質が、夢がイニシエーションと重なったことで素質の発現の可能性が確認される。エルギスキの側からみると、思いがけず、大シャーマンの後継者を発見したことになります。その「素質」がミトコンドリアに由来することは作中で明かされます。それまで、シャーマンの血は、ミトコンドリアを通じて、母から娘に受け継がれてきたのに、発見されたのは男の子。男性からは遺伝しません。
 この作中世界を暗いものしている"騒乱"は、シャーマンを求める「歌」がきっかけ。「歌」が人々に目指させたのは日本だったのかもしれないのですが、もしかするともっと曖昧に「シャーマンの居場所」で、主人公の母親がその目的地だったのでは?とも思わされました。
 主人公の母親がシャーマンの後継者で"騒乱"で死亡していたことを知ったエルギスキは、遺伝をへずに素質を継承させ、シャーマンを得る……取り戻すための研究に着手しました。実験台となったのがヨシアキです。
 同時並行で、主人公自身をシャーマンとしたいという一派と、主人公については本人の意思を尊重するという一派がいたのだろうと想像しました。その対立は、主人公の目の前に直接は現れず、物語には登場しません。この物語全体として、主人公が見ていないもの・考えなかったことは、描写されません。その分、読者の想像に委ねられているのだと思います。
 主人公は、ユリは主人公をシャーマンにしたい一派に利用されていた、と信じるのですが。もしかしたら、ユリは、主人公がユリを愛しユリの一族の願いをかなえることを心から望むならそれでもいい、と思っていたのではないかな、とも感じます。サキと微妙に対抗していたような雰囲気もある、……恋のさやあてに留まらないものがあったような気がします。
 一方、サキは、主人公本人──幹のようなもの──の自由意思を活かす選択肢を取ります。けれど、そのためには、枝──主人公の魂の一部を移植したヨシアキが完成する必要があり。「枝」視点のバッドエンドで物語が終わります。
 読者として、そのバッドエンドぶりに呆然としつつ。自分の一部が裂き盗られたとはいえ、自由を取り戻した越智裕次の「幹」や、この先「枝」と融和してシャーマンを勤めるのであろうヨシアキに視点を移せば、ここまでバッドエンドではないのかもしれない、とも思いました。主人公の旅を読み進めて、少しでも幸福を見つけてほしいと思うくらい、主人公が好きになっていたということなのでしょう。
 少しずつ晴れる霧の中を、歩き進むような物語でした。

 小説活動再開したい! といいつつ、表では何も動かないまま、1年経ってしまいました。
(1)IE遺物まみれの自サイト構成を一新したい。
(2)新作に着手したい。
(3)小説サイト(ex.ノベルアップ)にも手を出してみたい。
新作書くなら、小説サイトと自サイト並行が自分としては理想形。小説サイトを使い始めるにしても、根城&旧作展示場として、自サイトは残したい。新作書き出すと一新なんて無理。優先順位ぐだぐだ考えると、「やっぱり(1)が最初」。
ということで。とにかく作業量を把握しようと思いつきまして。ページ数だけ数えてみました。
 75ページ。 いっぱいあるねぇ(我ながら、ひるんだ)
 しかしだ。1日1ページ作業したら、3月までには終わるぞ。計算だけなら。あくまで、計算だけなら。
 がんばれ、わたし。

 2023年9月に円満退職し、当面、貯金で食べていく予定。で。長らく放置していた小説活動を再開したい、と考えている。

 個人サイトが、移転後、リンク切れ未整備のまま放置してあって、それも整備したい、とは思っているのだが。
 世の趨勢はもうとっくの昔に個人サイトではなくなっていることも、よく分かっている。

 小説サイトも、並行して使ってみたい。どこを選ぼうか、と、いくつかの紹介サイトを読んでみた。
https://world-novel.com/novel-submission/select10/
https://novenaro.com/recommend-novel-site
https://note.com/apis3281k/n/nfd1ba7c7ff80

 さて、この齢にして、プロになる気は無く、自作はSFだがライトノベルになるかは微妙、何を基準に選ぼうか。
 と思ったときに。
 これまでいくつかの小説創作企画で楽しませていただいているので。企画があるところ・自分で建てられるところが良い、と思いついた。

 そうすると。奥の奥まで調べたわけではないのだが、サイトの「一番玄関(トップページ)」で企画を見つけられたのが、「ノベルアップ+」だけだった。

  他にどこかあるのだろうか?(χでもうかがってみようかな…)

  とりあえず、キリのいいところで、来年早々には述べるアップにアカウントを作ってみようと思っている。

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 昨年9月にトップページだけ移転(したように見え)、実は中身の小説ページとのリンクが切れておりました、拙サイト。正月休みにやっと少しばかり腰をすえ、ようやく、一番うわっつらだけ改定。とりあえず、「異血の子」だけ読めるようになりました。
http://adan.noor.jp/asasas/
(まだ済んでないページある。知ってる)

 

 スマホ対応もしていきたいですし、少しずつ書き換え進めたいです。

 と、こんな風に遅筆・遅対応のわたくしですが。今後ともよろしくお願いします。

 

NIFTYホームページのサービス終了により、サイトを引っ越す羽目になりました。
http://homepage2.nifty.com/as-o2/
http://adan.noor.jp/asasas/

 Niftyへの恨み言は、別ブログにも書いたとおり。抗議もしましたが、方針変更なし。正直なところ、パソコン通信自体から培った、Niftyへの「信頼感」というか、「長年世話になっちょるし」感みたいなものは、この件で消えてしまいました。
 でも、まぁ、恨み続けても仕方なし。
 今はトップページを移動しただけなので、暇になったら、じっくり整備したいものです。

《覆面作家企画7》『光』
■作者名
麻生新奈
■サイト名&アドレス
AS ASAS de ASOU~麻生新奈's Site
http://homepage2.nifty.com/as-o2/
■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
A02 国境いの灯台守
http://hkmnsk7.tumblr.com/a02.html
■ジャンル
FT→SF
■あらすじ
灯台の故障で明かりが消えたとき、敵国の船は、光を追う巨大な怪物クウラに追われていた。
船を救うためには、灯台の明かりを再び点し、クウラを灯台に引きつけるしかない。
灯台守の夫婦は、重い押木を回して、明りを復活させる。
どなたかが感想で、敵船はどうして助かったのか、と書いてくださってましたが、ご指摘のとおり、そこは書き込み不足です。
敵船が灯を消す。
→クウラが灯台の明りに気を取られる。
→クウラが灯台を襲う間に、敵船は岩かげに隠れる。
→クウラ、灯台を破壊。気がすんでどこかへ行く。
クウラにとって「虫」は使い捨てで、ついてくるまで待っていたりはしないイメージでした。

■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
http://ameblo.jp/as-nina/entry-12105568478.html

■推理をかわすための作戦は?
ないです。強いていえば、普段は、句読点を「正しいルール」と違うところに打っているので、それを封印しました。
普段
俺が伯父の跡を継ぐことが、正式に決まり。幼馴染のルリアに求婚したときは、断られる覚悟だった。
今回
俺が伯父の跡を継ぐことが正式に決まり、幼馴染のルリアに求婚したときは、断られる覚悟だった。

■作品のネタを思いついたきっかけは?
光→灯台とかランプとか、スチームパンクっぽいものが書きたい。

■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
書きあがったら文字数超過。エピソード単位ではなく、文字数単位でじりじり削りました。

■その作品の続編または長編化のご予定は?
ないです。

■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
奥さんが可愛く書けた。

■推理期間中、褒められた点は?
「どんどん脳内で作品のビジョンが変わっていく」
「文章らしい仕掛けがあって楽しかった」
漫画やアニメ・映画ではできない「引っ掛け」を仕込みたい、という意図があったので、とても嬉しいご感想でした。

■推理されてみて、いかがでしたか?
正解率高かったです。

■正解以外に、あなたの名前があがった作品はありましたか?
A05を挙げてくださった方が複数いらっしゃいました。

■あなたの作品の作者だと推理された方はいましたか?
鈴埜さん、moesさん、seedsさん、

■推理してみて、いかがでしたか?
今回は、以前から読んでいる作家様を中心に進めました。
途中で自分が転居してしまい、多忙で時間がとれなかったのと、PCが使えなくなって、スマホでは文字化けするサイトさまがまったく読めなくなったのが、心残りでした。

■あなたの推理はどのくらいの正解率でしたか?
6人しか推理しなくて、50%^^;

■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
探偵さんの推理力がすごいです。書き癖ってあるものなんですね。

■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
「空の歌を捧げる歌姫の最後」は“最後”の文字の使い方が上手い!
タイトルだけでなく、中身もとても好きでした。

■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
B11 祈跡満つ
http://hkmnsk7.tumblr.com/b11.html
C07 世の光
http://hkmnsk7.tumblr.com/c07.html
C09 光牙と土竜
http://hkmnsk7.tumblr.com/c09.html
D06 佳人薄明
http://hkmnsk7.tumblr.com/D06.html
D11 多眼の種
http://hkmnsk7.tumblr.com/D11.html
E07 暗夜航路 Eclipse route
http://hkmnsk7.tumblr.com/e07.html
すみません、これ以上は、絞れないです。一言感想は、感想ブログのほうに。


D
http://arachne.blog61.fc2.com/blog-entry-83.html
C
http://arachne.blog61.fc2.com/blog-entry-84.html
B
http://arachne.blog61.fc2.com/blog-entry-85.html
E
http://arachne.blog61.fc2.com/blog-entry-86.html
F
http://arachne.blog61.fc2.com/blog-entry-87.html

《覆面作家企画7》『光』
■作者名
麻生新奈
■サイト名&アドレス
AS ASAS de ASOU~麻生新奈's Site
http://homepage2.nifty.com/as-o2/
■参加ブロック
A
■自己紹介、プロフィールページはありますか?
http://homepage2.nifty.com/as-o2/readme.htm (PC・スマホ兼用)
■好きな(得意な)ジャンルはなんですか?
SF
■好きな作家さん&作品を教えてください。
森下一仁『コスモスホテル』
菅浩江『そばかすのフィギュア』
ヴォンダ・マッキンタイア『夢の蛇』
Jティプトリー『たったひとつの冴えたやりかた』
■最近読んだ本の中で、オススメの1冊と言えば何ですか?
屍者の帝国(伊藤計劃・円城塔)
■創作以外の趣味はなんですか?
カメラいじり、ドール(BJD)いじり、水耕栽培

■今まで、覆面作家企画に参加されたことはありますか?
はい。
旧4作、PC・スマホ兼用に手直ししましたので、よかったら(サイトトップページから) どうぞ。
■前回参加時、あなたの作品はどなたの作品だと推理されましたか?
■前回参加時、あなたは誰の作品の作者と推理されましたか?
「色」後書きテンプレ http://ameblo.jp/as-nina/theme-10041585957.html
■前回と同じブロックだった作者さん、今回もいますか?
冬木洋子様(カノープス通信)

■この作品を書くのに、どのくらい時間がかかりましたか?
丸3日くらい。
■ズバリ言って、今回、あなたの作品を推理するのは簡単ですか?
たぶん。
■この企画のために書いた作品、他にもありましたか?
■その作品を提出しなかった理由は?
「光」でネタはありましたが、作品としてはまとまりませんでした。
■この企画への参加作品以外で、一番最近書いた作品は?
「潮騒、黒のワンピース」 (「小説企画「夏祭り9」参加作品」)
■その作品は、推理のための重要なヒントになりますか?
あまり似てないと思います。
■企画への意気込みをどうぞ。
昨年末にスマホデビューしまして(遅い)、今回は、通勤途上でも楽しませていただいております。
とりあえず、以前から読ませていただいている方から、当てていきたいと思っています。
今回は推理期間が長いので、2巡目には他の方も見られたらいいなと思っています。
 「無事に」なんて言う気はありません。「いろいろあって」ともかく本日、本編を完結しました。

 裏話が、7/27 記事・2013年秋の話で途切れていましたが。実は、2014年秋に、PIXIVの「ミライショウセツ」にも、応募 をしていました。これは、PIXIVにタグをつけて投稿すると、応募したことになる形式。
 結果? またしてもかすりもしなかった感じですw。

 が、これ、今まで自サイトで報告していませんでした。これが書きたくなくて、裏話記事も途切れていた、というのが本当のところです。
 当時のPIXIVには、ルビ機能がありませんでした。私にとっては、ルビつきが、この作品の完成形でした。PIXIVには出したい。でも、自サイト読者には、できれば見てほしくない。有希之武さんにだけはお知らせしましたが、先読みの方たちに申し訳ないと思いながら「こっそり」出し……、そしてお一人(きむろみさん^^)に見つかるというw なんともまあ、しまらないww

 あまりのハズカシサに、こちらの完結までは書けませんでした。

 2度の賞落ちといい、執筆の遅さといい、恥を重ねた感のある「異血の子ら」ですが、とにもかくにも完結です。番外編なども載せていきたいのですが、本業の忙しさもスパートがかかっており、少し休憩をとろうと思います。

 お読みいただいた方、ご協力いただいた方、皆様に感謝です。どうも、ありがとうございました。
 実は長らく、HTMLのルビは、行ズレしても仕方ないものと諦めておりました。RUBYタグのある行だけ、行間が広がってしまうのです。
↓見本(ルビ対応ブラウザで見てください)
 領主の命令により、暦学者たちは、毎年日没の時刻を割り出した。鐘はその刻に半時先んじて鳴らされる。だが、何かの都合で引き上げに手間取る者は出るものだし、天気の具合で日没より早めに夕闇が降りることもある。──陽光を嫌う妖魔(ヴァン)が、飛び始める程度の闇が。
 PIXIVというサイトが最近、ルビが使えるようになったようで。しかもほとんど行ズレがない。
 いったいどういう工夫が、と、CSS見てみたけど、もの珍しい設定は見あたらず。
 何年ぶりかで、この問題をぐぐってみたところ。2014年に良記事が。
http://hail2u.net/blog/webdesign/ruby-and-leading.html
>アバウトにline-height: 2

 なんですとΣ(゜Д゜lll)、そんな単純なことで、解決する?!
line-height:2em  領主の命令により、暦学者たちは、毎年日没の時刻を割り出した。鐘はその刻に半時先んじて鳴らされる。だが、何かの都合で引き上げに手間取る者は出るものだし、天気の具合で日没より早めに夕闇が降りることもある。──陽光を嫌う妖魔(ヴァン)が、飛び始める程度の闇が。
 あらやだ。ほんとだ。(ちなみに、最初の見本はline-height:1.4em)

 というわけで。「異血の子ら」掲載済み分15ファイル、CSS全部直しました^^; 

追記:
 Firefoxが、ルビ対応していると、ある方のTwitterから知りました。
 検索したところ、今年の5月ごろかららしい
 フォント指定メイリオ、本文line-height:2emで、上記のように、IEとGoogleChromeでは行間ズレがなくなるのに、Firefoxではズレました。
body {
line-height:2em;
font-family:メイリオ,sans-serif;
}
rt{
font-family:'MS ゴシック',sans-serif;
}
……という組み合わせで、ほぼズレ解消。