以前は、如何にＰITを見つけて処置するのかにエネルギーを使っていたように思いますが、今思えば、少し違っていたのかなと思うようになりました。
何故ならば、最近は非荷重も噛みこみも、そんなには変わらないんじゃないかと思えるようになってきました。
そう思えるのも整復技術が上がってきたからだと思います。
手を当てて、その感触によって処置の角度やスピード及び深さを塩梅することで奏功するようになってきているようです。
それと共に整復のやりすぎに気を使わなければいけないとも考えるようになりました。
整復の切れ味が鋭くなってきている分、慎重に処置しなければと思います。
先日もしばらくぶりに来られた方が、「更年期の症状かなあ」と顔の火照りと、生理の周期がバラバラになってきたと訴えられていましたが、一か月後に来院されたときに、先月の一回の施術で生理の周期が普通に戻って驚いたと言われてました。
ということは、全てが更年期ではなくて、骨盤の緩み、いわゆる非荷重から発生したものであるということが証明されたと思われます。
骨盤が変われば、修復すれば体は変わるということは、現実に大きいと考えられます。
薬やサプリメント、器具や機械による刺激ではなく、シンプルに土台であり要である骨盤の生理性の回復に目を向けてもいいんじゃないかと改めて考えています。