私が26年前に臨床で構造医学を使い始めて、最初にあたった壁がアイシング(氷で冷やす)でした。このころはまだ現在ほど冷やすという事に対して理解も認知もされてなかったので、随分と苦労したのを覚えています。
露骨に嫌がったり、拒絶する人もおられましたが、丁寧にかみ砕いて説明を続けていく事で徐々に受け入れられるようになっていきました。
そして次に構造医学の理論と技術の奥深さの壁です。
医学だけでなく物理学の考え方が入ってくるので、学生時代に理系が苦手でさぼってきた私にはとても難解で、物理を勉強し直しから始まりました。
どんな学問でも技術でもゴールは無く、一生勉強、努力、精進でしょうけど、構造医学をやって本当に良かったとつくづく思います。もうこれ以外の技術・施術はできないと思います。
自分の大切な家族や身内に自信をもって治療、施術できるという事は素晴らしいし、それを色々な疾患で苦労している人達に行使出来る事は更に素晴らしいと思います。
骨盤の整復方法も5段階に分けて教えて頂きました。
どの段階も難しかったですが、4段階5段階は超絶難しい技術でした。
今に満足することなく、まだまだ技術も精度も極めて上げて行かなければなりませんが、ここ何年かは楽しくてワクワクしています。
長男の蓄膿、三男の中耳炎、四男の内反足や知り合いの娘さんの喘息、来られていた患者様のお孫さんと、別の患者様の妹さんの癲癇、妊娠しにくい人や、生理の異常など婦人科系の人たちや、椎間板ヘルニアで手術を宣告されたり、膝の人工関節への置換を進められている人などの、様々な方が来られますが、これらに対処出来ているというのも、ひとえに構造医学を永年やってきた賜物だと思って感謝するとともに良かったと思っています。
これからも更に対処できる領域を広げていけるように精進していきます。