無事に2860gの元気な女の子を出産いたしました
忘れもしない長い日曜日は、朝方の破水から始まりました。
破水した瞬間、
キッター!!!!!
とガッツポーズ
いつもどおり朝ごはんを食べて←よゆー
準備していた入院バッグをサッサと持って病院へ。
破水したので即入院。
すぐに産まれるかと思いきや、世の中そんなに甘くない。
なかなかお産は進まず、子宮口も開いてないし翌朝まで絶対かかるから〜のんびりがんばろうね〜
と、普通の4人部屋に1人でほったらかされて(?)、だらだらと10〜15分間隔の陣痛をやり過ごすこと12時間。
その間、お昼ご飯もおやつもしっかり食べて、主人と冗談言いながら談笑。まだよゆー
状況が変わったのは夕方。
5分間隔のまぁまぁ強い痛みが始まり、クッションを握りしめて痛みに耐えること数時間。
ここへきて、初めて出産の恐怖を感じ始めたわたし。
なんか、今までの痛みと違う…
重い生理痛とか聞いてたけど、そんなもんじゃない、なんかこのまま進むとヤバイ気がする…怖い怖い怖い…
それでも子宮口は全く開かず、
そのうち朝の気合いもどこへやら…
気づけば20時。
破水の一報を受けて、神奈川から駆けつけて付き添ってくれていた主人は、面会時間を過ぎたので、一旦わたしの実家へ帰宅。
「今日は一旦帰って、ゆっくりご飯食べて休んで翌朝来てあげてね〜」と助産師さんに言われ帰っていった。←心底羨ましい。。なにこの男女の差!痛みで晩ごはんのおにぎり食べるのもこっちは一苦労なのに…。
(この日は台風の影響からか、朝からお産が立て続けに入り、陣痛室も満員で、お産の進みそうにない私は入れてもらえず…陣痛室は面会時間は関係なく旦那の付き添いOKだから入れてほしかったんですけどね…)
こうして、いきなり広いお部屋にぽつんと1人になったわたし…
1人でこの痛みに耐える長い長い夜が始まるのか…
まだ20時だぜ!朝まで何時間あるんだよ!
チョー心細いんですけど…!!!
テレビも音楽も聞く元気は全くなく、ただ、お腹につけてるモニターから赤ちゃんの心拍音だけが静かな部屋に響く。
そのころ、2、3分間隔のさらに強い痛みがあるにもかかわらず、子宮口は1、2センチしか開いておらず、もう絶望的な心境。。
このまま朝までこの痛みに耐えるなんてムリ。。絶対ムリ
そうだ!!
無痛分娩があった!!
それでいこう!!!
とナースコールを押す。
数分してから助産師さんが来てくれて、(この日は、お産が多かったのと夜間ということもあってかなりの人手不足だったそう…)
診察。
「う〜ん、残念だけど〜日曜だし〜夜間だし〜、
そもそも子宮口3センチ以上開かないと麻酔効かないから、
和田さんの場合、今から無痛分娩はできないね、朝までがんばろう!!」
とのお返事。
えっ………
いまなんて言った??!!
ありえねー!!!!!!!
夜間とか日曜とか関係あんの!?いつでも出来るんじゃないの!?
どんな体制なんだよ!!!
総合病院なのに、麻酔科医とか常駐してないの?!どーゆーことだよー!!!!!
痛みで朦朧としながら腹のなかで病院のシステムを罵倒する。
(ってもう痛みと疲れと孤独でイライラしてますからね、許してください。。
後々、出産のしおりみたいなやつに、全部書いてました。←ヨンデナイやつ。笑
すみません。)
朝までこの4人部屋で1人で2、3分おきの陣痛と戦えと、宣告されたわたしは、
そのまま1時間、時計とにらめっこしながら耐えに耐え、
やっと1時間たった21時すぎ、
「陣痛室があいたから、入りましょう!」
と神の声が
マージーでー!!!!!
やったー!!!!!
やっと入れるー!!!!!
と喜んだのもつかの間、気づいたらすでに痛みは1分間隔で足はガクガク、起き上がろうとしたらまた痛みがきて悶え、なかなか立ち上がれない…
(正直、ストレッチャーとかで運んで欲しいほどの痛みだけど…お産を促すために自分の足で歩いて行くよう勧められる。かなり残酷)
なんだかんだで21:15にわずか15メートルほど先の陣痛室にようやくたどり着き、
痛みでガタガタ震えながら診察を受ける。
「子宮口6センチ!!!
和田さん!今日中に産まれるよ!!!
旦那さん、呼び戻して!!!」
と、助産師さん。
エエエエエエェェェェェェ〜〜〜〜〜!!!!!
な、な、なにこの展開!!!!!
てか、子宮口めっちゃ開いてるやんか!!!
いったいいつ開いたんや!?
そりゃ痛いはずやわ!!!
朦朧としながら、もうそのころには30秒間隔で襲ってくる痛みに悶え、手足をガクガク震わせながら、震える指でなんとか主人に電話。
痛みで背中をのぞけるたびに、晩ごはんに食べたおにぎりが何度も喉元にあがってくる。
朝までかかるとか言うから、無理してがんばって食べたのに、吐くなら食べんかったらよかった!!と、朦朧とした意識の中でボヤく。
20分後に主人が病院に到着したころ、わたしは呼吸困難になっていたのか、酸素マスクをつけられ、叫ぶというかわめくというか、今まで自分でも出したことのない声で呻いてました。
主人が到着してすぐ子宮口は9センチになり、10分後には全開。
先に陣痛室に入っていた数名をごぼう抜きし、
急きょ分娩室へ移動になり、そのまま30分後に無事、出産することができました
産んだ瞬間の記憶はなぜかすっ飛んで、全然ないのですが、
あ〜〜〜やっと終わった〜〜〜
というのが一番最初に思ったこと。
あとはボー然としてました。
破水から16時間後のことでした。
娘の産声を聞いて、胸に抱っこさせてもらったら、感動でボロ泣きするかと思ってたけど、
出産の過程が想像以上に壮絶すぎて、そのショックを引きずり、涙は一滴もでませんでしたー笑
あとから振り返れば、とても安産だったようで、急にお産が進んでくれたおかげで、苦しむ時間も少なくて済んだし、
娘が小柄だったことから、頭も小さくスルリっと出てきてくれたので、子宮口が開いてからは本当に一瞬で産まれてきてくれました。
わたしが小柄なため、もっと難産になるかと思ってましたが、空気を読んで、わたしの気持ちを汲み取って(笑)お利口に産まれてきてくれた娘に感謝です
それにしても、お産というのはもっと神秘的で感動的な経験になるかと思ってたけど、
わたしの場合はその真逆で、、
あんな大きな個体を、麻酔も何にもなしで、自力で腹から出す、
なかなかに恐ろしくエゲツない経験やな、というのが正直な感想かな…
それでも、母子共に健康で、大きなトラブルもなく出産を終えられたことに心の底から本当に感謝しています
長くなったのでこの辺で…
以上、出産の巻でしたー
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