自由な人生とは?
自由な人生とは単純な人生です。それは、心のなかから身勝手な欲望や憶測などの不要物が取り除かれ、そこが永続する不可欠なもので満たされたときに、初めて姿を現してきます。
ジェームズ・アレン
("THE LIFE TRIUMPHANT", James Allen, 『「原因」と「結果」の法則④』P71〜P74,サンマーク出版, 2004年4月10日, 訳 坂本貢一)
月曜日の担当は、
原因と結果の法則メソッドによる
コーチ&事業開発コンサルタント
兼、高齢者介護事業をダブルワークしている
萱森実です。
100年以上前に書かれた「原因と結果の法則」から
エッセンスを得て、ライフスタイルや仕事に役立つ
学びをシェアしています。
今回は、自由な人生がテーマです。
4月29日(月)から5連勤の私には
酷なテーマと言わざるを得ません

あなたは今、自由な人生を送っていますか?
自由な人生と言ったときに、
アレンさんは、好きなことばかりする人生を
自由な人生とは言っていません。
しかし、私の中で自由な人生とは、
好きな時に、好きなことを、
好きな人と、好きな場所で、
好きなだけやることだと思っていました。
なので、
働かなくても収入が入ってくることが
自由な人生の象徴のように思い込んでいました。
実際にそれを達成している人たちを
たくさん見てきました。
「すごいな、本当にそんな状態になれるんだ!」
そう思って本気で目指した時期も長くありました。
しかし、挫折に次ぐ挫折。
いろんなことに手を出そうとしましたが、
全然うまくいきませんでした。
振り返ってみれば、その時の私は、無意識な心の奥に
ネガティブな感情が積み重なっていました。
アレンさんが指摘するような、
心の中に身勝手な欲望や憶測などの不要物が
凝り固まっていた状態でした。
永続的で不可欠な美しいものとは真反対な
恐れと怒りという、ある意味シンプルな価値観を
すべてに行き渡らせていました。
スターウォーズで言う所の
ダークサイドに、ずどーーんと落ちていました。
でわ、振り返って、
本当に自由な人生とは何なんでしょう???
アレンさんが、
様々な宗教を比較研究する中で見出したのは、
とてもシンプルな原則でした。
ブッダにおいては、
悟りに到達するためのいくつもの原則から
「思いやり」の実践に集約しました。
孔子においては、
悟りを達成するために実践すべきこととして
「優しさ」という言葉に集約しました。
イエスにおいては、
第一の原則が「愛」でした。
「思いやり」「優しさ」「愛」は、本質的には同じものです。
これらの原則の、いかに単純なことでしょう。
これらの原則に従って人生を整理しはじめた人間は、すぐに、自分がどんなに多くのガラクタを心の中に貯め続けてきたかに気づくことになります。
この作業は、私たちに、真の信仰、粘り強さ、忍耐、優しさ、謙虚さ、理性、意志の強さなどを要求するものであり、心がある一定の清らかさと単純さのレベルに達するまでは、かなり厳しいものとなるでしょう。
ジェームズ・アレン
ダークサイドに落ちていた頃の私は、
心の中はガラクタだらけだったので
原則のかけらも見えてませんでした。
その当時に
「原因と結果の法則」を読んだとしても、
ここに書かれているような
単純で重要な原則を見つけることは
できなかったでしょう。
ネガティブな心情に侵されて仕事帰りに
一歩も進むことができなくなり、
長い時間立ち尽くしていたことを思い出します。
お酒をひどく飲んで、
心の奥のなにかを発散させていました。
人に迷惑かけたり、よく生きてたなーと思うことも何度もありました。
しかし、そんな状態にあっても、
いつかは絶対に
本当の意味で自由になりたかったのです。
それだけはどんなにダークサイドに落ちても、
繰り返し繰り返し挫折しても、捨てませんでした。
捨てられなかった、
という方が正しいかもしれません。
実は、
ネガティブを発揮することも、
エネルギーなのです。
ダースヴェイダー並みに
とても強いエネルギーです。
そんな状態にあっても、
自分の心の奥に眠る
ポジティブなエネルギーに力を与えるためには、
自分一人だけでは難しいでしょう。
ブッダや孔子、イエスのような、
シンプルで大切な価値観
そこに焦点を当てて
自由な人生を始めるために
オススメできるのは、
自分の心の奥をわかってくれて、
その幸せな成長を信じて応援してくれる人を
大切にすることです。
原因と結果の法則メソッドによるコーチングでは、
相談に来られた方が、
自分でも気づいていないことだったり、
薄々気づいてるけど気づいてないふり
をしてしまっている感情を掘り起こして、
ポジティブなエネルギーを投入します!
なかには、ネガティブな思いを振り切るために
思い切ったことをするよう促されることもあります。
私は一番最初に課されたのは、
「自由になりたいなら、とりあえず海外に行ってきてください」
ということでした。
それだけでガラリと変われたわけではないですが、
ユーラシアの東の端
ポルトガルの首都リスボンに着いて、
地下鉄の階段を上がって街を歩き出した瞬間、
久しぶりに自分の人生に戻ってきた感覚がありました。
その瞬間があったから、その後長い時間をかけて、
粘り強く自分と向き合いながら、
少しずつ変わっていくことができました。
努力は必ず報われます。
どの場合にも、最後には必ず、大きな喜びと深い安らぎがもたらされることになります。
ジェームズ・アレン
幾つになってからでも大丈夫です。
アレンさんが言うように、変われない人はいません。
私は40歳にして変われました。
私のクライアントさんたちも
どんどん変わっています。
自分で自分に課している難問をシンプル変えて、
自由な人生を味わえるといいですね

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
平成から令和へ、
時代が移り変わるタイミングにいられることに
喜びを感じながら
「今」という瞬間瞬間が
素晴らしいものになりますことを
お祈りいたします。
萱森実
本ブログは
原因と結果の法則メソッドコーチにより
日々更新されるリレーブログです。
ご希望のコーチへのコンタクトも可能です