人類が必要としている救済
ジェームズ・アレン
("As a Man Thinketh", James Allen, 『「原因」と「結果」の法則②』P59~P62 サンマーク出版, 2004年4月15日, 訳 坂本貢一)
今日は少しわたしの学生時代のお話をさせて
いただけたらと思います。
今となっては、育ってきた環境も、
かけがえのない愛のある場所だったと
思えるのですが、
すべてを環境のせいとして、
自分を哀れに思って被害者でいた頃のわたしは
周りに攻撃することはなかったとしても
どこか一歩ひいたところで世界をみて
自分へも周りへも
無関心でした。
周りの人は自己主張をしない子として
見ていたけれど、
わたし自身、何を思い感じでいるか分からない、
周りが何を思い感じているかに関心がない
そんな学生時代だったんですね。
今思えば、認められない、愛されないという
恐怖と不安が創り出してくれた世界だったのだと
思います。
自分と周りへの無関心。
恐怖と不安、不信心という闇のなか。
それでも、ずっと闇ということはなくて、
必ず救いとなる出来事が起こるのですね。
それは、看護学生時代に知った
マザー・テレサの
「愛の反対は憎しみではなく無関心である。」
という言葉。
愛する、愛されるという感覚を
無意識に遠ざけていた当時のわたしにとって
すごく響いた言葉だったんですね。
心からのケアをするために
関心を向けること、
その人が何を思い、感じているのか、
何が好きで嬉しいのか、
どこが痛くて、どうしてほしいのか
どうすると喜び、嬉しくて笑顔になれるのか…
患者さんとの関わり方、
さらには人との関わり方が分からなく
なっていたわたしを本当に救ってくれた言葉でした。
自分の心にも、周りの大切な人の心にも
少しずつ、少しずつ、
関心を向けられるようになったんですね。
『国家的な出来事は、国民の思考エネルギーが外部に現れたものにほかならないのです。』
とアレンさんが言うように、
テレビやネットで流れてくる事件、
いじめや虐待、不登校、
政治論争や世界中で起こっている紛争、
健康問題や介護や医療の問題なども
たくさんの人の
愛とは逆の無関心からくるもの。
でも、変われるとするなら、
気づいた時から
心を少しずつでも
愛へ変えていくこと。
マザー・テレサの言葉から
気づいたように、
何かをきっかけに変えていくことは
できるのです。
それが、光であり救いです。
大切なあなたの心に関心を向けること。
大切な人の心に関心を向けること。
愛ある思いや言葉、行動が
人の光となり、救いになるんですね。
あなたは本当に愛されていなかったのでしょうか?
認められていないのでしょうか?
人を救い、役に立たっていないのでしょうか?
不安で怖くて、疑って、
見えなくなっているだけです。
現実のすべては心のフィードバックという
《法則》を信じ
気づいたときから
怖れや不安を
愛や優しさ、思いやり、向き合う勇気に変えて
きれいな心を自分自身の力で
育んでいきましょう♡