『この宇宙には、無知の結果でない「悪いこと」はひとつも存在していません。

 

「悪いこと」は、もしあなたがそれから何かを学んだならば、あなたをよりハイレベルの知恵へと導いたあとで、きれいに消滅することになります。』

 

ジェームズ・アレン

 

("The Path of Prosperity", James Allen, 『「原因」と「結果」の法則②』P14~P18,サンマーク出版, 2004年1月5日, 訳 坂本貢一)

 

 

 

 

今回の担当は、

自分を内観して驚きながら「原因と結果の法則」を学んでいる、

萱森実です。

 

 

 

突然ですが、今回のテーマである

 

 

「悪いこと」ってなんでしょう?

 

 

 

 

それは、

我が身にかかる厄災やトラブルだけでなく、自分の感情をぐらつかせ、激しい怒りや深い悲しみを引き起こさせる出来事を指しています。

 

 

 

金銭的な損害をこうむったり、個人の尊厳が損なわれたり、健康や命に関わることなど、問題はさまざまです。

 

 

日常においても、

イライラしたり、傷ついたり、非難されたり、ストレスが積み重なったりすることは、どなたにも起こっている「悪いこと」です。

 

 

しかし、アレンはそんな「悪いこと」は、「つかの間の体験」と言っています。

そしてその体験から学ぶためには、忍耐強く、自分自身を調査することが必要とあります。

 

 

 

「つかの間の体験」  それは、どういうことなんでしょう?

 

「忍耐強い調査」 とは・・・?

 

 

 

 

私たちに日々の生活は、なんともないことの間に、ふと割り込んでくる、外からの刺激に満ち溢れています。

 

 

私には、あることにすぐに反応してしまう「感情」がありました。

 

 

あることとは、

 

私がパートナーを悲しませるようなことをしたり、パートナーが私に対し不満を訴えてくるようなことです。

 

 

 

大事な人の話を、ただ聞いてあげればいいだけのことができなかったのです。

 

相手を尊重して話を聞けば聞くほど、自分が責められていると感じました。

 

 

 

そして、

 

自分を守るかのように反応してしまった感情は、「怒り」でした。

 

 

 

怒りとともにひどく自分を責めるような言葉を、相手にアピールし、

自分が相手にとってどれほど価値がないかを訴えました。

 

そして、自分がその責め苦を負う為に、突き放すように相手との間に距離を持とうとしてしまいました。

 

 

 

私は無知であったことが、今よくわかります。

 

無知で、どうすればいいかわからなかった為に、怒りの感情に任せてしまっていたのです。

 

 

私は相手の話を聞くことよりも、怒りが自分の感情を支配するに任せて、相手を突き放すようになるまでのストーリーを一方的に演じようとしていました。

 

 

『大事な人に嫌な思いをさせてしまった。

 自分は、嫌な思いをさせようなんてつもりは何もなかったのに。

 でも、悲しくて嫌な気分にさせてしまった。

 それを自分ではなにも気付かなかった。あの人にそれを言われるまで。

 こんな自分にはもうなんの価値もない!

 あの人と距離をとらないといけない!

 自分はなんでこんなに無価値で無意味なんだ!

 どんなひどい罰を自分に課せば許されるんだ!』

 

 

 

これが何年も積み重なった結果、自分で自分の精神を壊す手前までいきました。

 

正確には、そのギリギリで悲鳴をあげていた、という感じでしょうか。

 

 

 

お酒の量もひどくなり、吐き出すように涙とともに自分の悲しみと怒りを周りにぶちまけていました。

 

 

 

 

『その無知の状態の中にとどまっているかぎり、人間は延々と「悪いこと」を繰り返します。』

 

ジェームズ・アレン

 

 

 

 

しかし、ある日、そこから抜け出ることを選択しました。

 

自分のなかの「激しい怒り」に気付かせてもらう出会いがきっかけでした。

 

それは、無知な状態から、一歩出ようとした瞬間でした。

 

 

 

そこから、自分と徹底して向き合うことの重要性を学びました。

 

 

 

でも、感情は普段はなかなかわかりませんし、移ろいやすいものです。

 

自分の感情に向き合うには、実際にその怒りが出た時じゃないと向き合うことができません。

 

しかし、怒りの感情に心が支配されてしまうと、そんな余裕もなくなります。

 

 

 

怒りの感情が起きても、

 

ある程度客観的に自分を見れる状態な時に、やっと向き合うことができました。

 

 

 

この作業は、何度も何度も、何年にも渡ってやってきていますが、いまだ癒しきれていないと感じます。

 

 

まさに、忍耐強さが求められました。

自分の感情と折り合いをつけるんですから、手助けゼロです。

これには相当な忍耐力がいります。

 

 

 

自分が正しいと思ってムカッときても、

 

それは良い悪いなんかではなく、自分が怒りたいから怒ってるのであって、そもそもその感情の根っこは何なのか?

 

 

感情の波が吹き荒れている時に、自分の感情の原因を、我慢強く見据えていきました。


 

そして、ある程度、怒りの感情が癒されてきた時、

自分が陥っていたネガティブな思考回路は、自分が、実は喜んで大事に持っていたことを知りました。

 

 

あんなに苦しんでいたのに、それは自分が進んで手にしようとしていたことだったとは・・・

 

 

そんな驚きが何度もありました。

 

 

 

 

『そもそも、「悪いこと」は、あなたの外側に存在する避けがたい現実などではないのです。それは、あなたが自分の心の中で体験することにほかなりません。

 

自分の人生と心の中身を忍耐強く調査し、分析することで、あなたは徐々に「悪いこと」の原因へと導かれることになります。その後であなたが行うべきことは、その原因を取り除くことだけです。』

 

ジェームズ・アレン

 

 

怒りの感情を手放すことで、無知な状態から抜け出て悪いことを止められるようになってきました。

 

 

 

そして、

 

今やっと、少しずつですが、

 

 

自分にとって大事な人を純粋に愛する、愛する人に寄り添う、

 

 

そういうことの尊さを理解できるようになってきました。

 

 

アレンの言う、つかの間の体験としての悪いことが、よりハイレベルの知恵に導かれていることを実感します。

 

 

 

私にとって、

 

無知による怒り」こそが「つかの間の体験」であり、

 

「 愛 」を知ることが、「ハイレベルの知恵」でありました。

 

 

 

 

そんな私を見て、パートナーは、

 

 

「本当の自分に近づいてきたんだね。本当のあなたを知ってるよ。」

 

 

  と言ってくれるようになりました。

 

 

 

 

皆様の感情の動きが、さらなる成長のきっかけとなりますことを、願っています。