『この宇宙を動かしているのは、混乱ではなく秩序です。
その一部である私たちの人生や社会を根底で支配しているのも同じ秩序であり、それは、不正義や不公平さではなく、正義と公平さの上に成り立っているのです。』
ジェームズ・アレン
("As a Man Thinketh", James Allen, 『「原因」と「結果」の法則』P37~P39,サンマーク出版, 2003年4月25日, 訳 坂本貢一)
宇宙の秩序、というと壮大なものを感じさせますが、じつはとても身近なものと捉えるといいかもしれません。
原因と結果の法則では、今起こっている現実はすべて自分の思いに原因があるとしています。
いい現実も、いやな現実も、自分の思いの結果ですので、どんなにいやな結果だとしても、自分が喜んで引き寄せています。
大変言いにくいことですが、
財布を落としたり、電車が遅れて大事な約束の時間に遅れたりしても、それは自分が喜んで引き寄せたことなのです。
しかし、自分の思いを変えると、現実もすぐに変わります。
自分の思いを急激にがらりと変えれば変えるほど、その反応として現実も急激にがらりと変わります。
アレンの言葉で言えば、
『人生内の物理的な状況の急激な変化を体験して驚くことになります。』
今、ガチガチに掴んでしまっている「思い」と、それによって、「喜んで得ている現実」はなんですか?
先日、友人と居酒屋に行った際に面白い現象がありました。
この法則を話しながら職場の愚痴や自分の悩みを肴に飲んでいると、
どんなに上司や組織に問題に気に入らないことがあっても、
「それもこれも全部自分が原因だったのね~。それも喜んで引き寄せているとは。。。 笑笑」
という、なんとも平和というか、いい具合に気が抜ける感じになりました。
最初は、「何を言ってるの?」という様子でしたが、私が変えてきた思いと現実のbefore afterを知るにつれ、
その威力に笑いながら納得するしかない様子でした。
そこからは、どんなに愚痴でくだをまいても、結局自分に帰ってくるという原因と結果の面白いループ状態。
結局その友人とは、「とてもいい発見が出来た! よかったよかった!」と楽しく美味しく飲んで帰りました。
宇宙の秩序は、街の居酒屋にも顔を出してくれるんですね。