初夏




目の前に現れたキミは

どこか寂しげに見えた


偶然すれ違っただけの2人

何処かへ行ってしまうキミに

思わず声をかけた



「どこから来たの?」


うーんと遠い場所から」


そう言って微笑んだ



普段のボクは

自分から声をかけたりしない

ましてや

知らない女の子に

声かけるなんてありえない




なぜキミに声をかけたのか




それはきっと


初めて逢ったのに

時間を忘れていろんな話をして

気がついたらもう

朝の光がさしていたあの日を思えば

わかった気がする



キミとボクだったからだね


やっと逢えたね


キミとボクの夏が始まった


2003年の夏