こんにちは。有彩ラボです。
毎年この時期になると、台所がふわっとスパイスの香りに包まれて、
「ああ、今年もこの季節が来たなぁ」と嬉しくなります。
今年は、いつもの定番だけではなく、
“二本立てのシュトーレン” に挑戦しました。
◆ プレーンと大人ショコラ、二つの味わい
まずひとつめは、
しっとり軽くて、毎日少しずつ食べたくなる《プレーン》。
優しい甘さとフルーツの香りが広がって、
朝の紅茶やコーヒーとも相性が良い味に仕上がりました。
もうひとつは、
赤ワインにも合う《大人ショコラ》。
ほろ苦さとココアのコクがしっかりあって、
夜にゆっくり楽しむシュトーレンとしておすすめです。
同じシュトーレンでも、こんなに表情が違うんだなぁと、
作りながら私もワクワクしました。
◆ “軽さ”のヒミツは、ちょっとした工夫に
今年はとにかく
『軽くて、香りがよくて、崩れにくい』
そんな理想を目指しました。
● あえて強力粉を使って、生地の骨格はしっかり
● クリーミングと中種の“いいとこ取り製法”
● 最後にすましバターを染み込ませて、粉糖がきれいに残るように
この3つを組み合わせたことで、
外はしっとり、中はふわっと軽い仕上がりに。
食べたときの“抜け感”が、今年は本当に良いんです。
◆ 熟成していく時間も楽しみのひとつ
シュトーレンは、焼きたてより“時間が作るお菓子”。
5日、10日、14日……と、味が少しずつ変わっていきます。
プレーンは、8日目くらいがとくにバランス良く、
ショコラは数日でほろ苦さが落ち着き、
赤ワインとの相性がぐっと良くなります。
そんな“育つ楽しみ”も含めて、ぜひ味わっていただけたら嬉しいです。
◆ 今年のシュトーレン、よろしければどうぞ
冬のテーブルをちょっと豊かにしてくれる
そんな一本になったと思います。
気になってくださった方は、
こちらからご覧いただけます。
◆ 最後に
毎年レシピや製法を少しずつ変えながら、
今の私にできる“いちばんおいしいかたち”を探しています。
今年の二本立てシュトーレンも、
あなたの冬のお供に選んでいただけたら、
心から嬉しいです❄️





