【韓国映画】息もできない《評価・あらすじ》 | いまごろ韓国ドラマな毎日 *arupaka

いまごろ韓国ドラマな毎日 *arupaka

主に韓国ドラマの評価・感想をまとめたブログです。
初めて韓国ドラマを見る人や、次に何を見ようか悩んでいる人の参考になればいいなと思ってます。

ときどきDIYの作品なども投稿してます☆

今は韓国語の勉強がメインです。

視聴済み映画の評価です。
個人的な評価ですのでご参考程度にニコちゃん
(最高は星5つ/小さい星は0.5)
------------------------------------------------------------

息もできない

2009年 作品


○出演:ヤン イクチュン/キム コッピ
○監督:ヤン イクチュン
○脚本:ヤン イクチュン

評価
★★★★

映画の種類

ヒューマンドラマ

あらすじ

借金取りのサンフンは、
少年時代に母親と妹を一度に喪い、
心に大きな傷を抱えていた。

2人を死へと導いた
父親への激しい怒りと憎しみを
消すことができないまま大人になり、
心に闇を抱え、暴力的な生活を送っていた。

そんなある日、
出会った1人の女子高生ヨニ。

サンフンの吐いた痰がヨニにかかり、
そのことにヨニが抗議したことで
口論となったのだ。

最低な出会い方をした2人であったが、
その後も何度か顔を合わせ、
一緒に時間を過ごすようになる。

互いが自分の境遇を語ることはなかったが、
サンフン同様、母親を喪った傷を抱え、
さらに、精神を病んだ父親と、
暴力的な弟との関係に悩み、
苦しんでいたヨニは、
サンフンと過ごす時間に心地よさを感じる。

そして、それはサンフンも同じであった。

その関係は、
深かった互いの心の傷を癒し、
サンフンに、前向きに生きる力を与える。

しかし…明るく輝くはずの未来は…

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

国際的にも評価の高い作品です。

すっきりとした結末を迎える作品では
ありませんが、またもう一度見たいと
思える映画でした。

家族が仲良く暮らすこと。

そんな簡単なことが、
歯車の狂ってしまった家族にとって
どれほど大変なことか…

生きることの難しさ、
人間の弱さ・不器用さを痛いほどに感じる
ストーリーでした。

そして、そんな環境で傷付きながら生きる
サンフンとヨニが出会い、
互いに癒しと安らぎを感じていく様子に
心が温かくなったのも束の間、
ストーリーは再び残酷な展開に
向かっていきます。

2人が出会ったのは偶然ではなく
必然だったかのように、
知らず知らずのうちに絡まる2つの家族。

そして最悪の結末へ…
(なんとなくお察しかとは思いますが、一応内容は伏せます)

因果応報・自業自得という言葉が
頭をかすめましたが、
それでもやっぱりこの結末は
悲しくてたまりませんでした。

幸せになって欲しかった…

心に響く、すばらしい作品ですが、
暴力シーンも多いので、
苦手な方は心の準備を〰