クリスマス、年越し、新年。
友達や家族と過ごす予定がぽつぽつと入り、であれば、と、懐かしい顔や親しみのある顔を思い浮かべつつ贈り物を探す時間がなかなか好きです。
どちらかというと、贈り物を探すときは、自分を喜ばせている感じが弱くない気がする。
もちろん、思いあぐねて時間をかけて選んだ贈り物を喜んでもらえると、とっても嬉しいけれど。
でも、どちらかというと、あーこのくつしたはあの子に似合いそう!とか、このお箸はとっても使いやすいから彼女に使って欲しい!とか、お父さんお台所に新しい布巾ですよ、お母さん新年は新しいおパンツよ!とかな具合で。
数必要だから、いっこずつはそんなに高くなく、おっいいね!と思うものを見つけるのが好きな気がする。
そんなささやかな贈り物を、わたしの人生で最上級に愛らしい笑顔で喜んでくれたのはBBです。
出会って最初の頃、クリスマスでもバースデーでもない、なんてことないお買い物の日。
あー、夕方BB来るなぁ、くつした新しいのを、プレゼントしてみようかな。
と、値札を外しただけでなんの包装もしていない新品のくつしたを、さりげなく我が家で着替える部屋着の下に隠しておいた。
果たして彼がやってきて、オカエリナサーイ、タダイマナサーイ、のひととおりのセレモニーを終えて、じゃあシャワーすっかな!と部屋着を取ろうとした彼がぱっと身を引いた。
そして、身体を文字通り「くねくね」させながら、両手をグーにして顔に当てて小躍りして、言った。
I saw something!!!
もともとハッピーなことが好きで、喜びがちの嬉しがりだから、彼にとってはごく自然な表現なのだと思うけれど、これは私にはちょっと胸を打つものがありました。
その後、わたしは、彼のコーディネートにおいてくつしただけ褒めるということをして、彼に「ベビチャン、オモシロイネ」と言われる日々があったのでした。
ともにある人も、そうでない人も。
Best buddy is like stars, I don't always see them but I know they are always there.
Merry Christmas.
