<西宮子育てネットワーク通信2012年9・10月号掲載>
9月1日は「防災の日」でした。
ここ数年、東日本大震災をはじめ様々な自然災害が猛威を振るっています。西宮も人事ではありません。内閣府は8月末、南海トラフによる巨大地震(東日本大震災級)が発生した場合の推計死者数は、最大で32万人超と発表しました。「あきらめるな」がスローガンになるほど、甚大な被害です。もちろん、西宮も被害想定地域。津波予測はこれまでと変わりありませんが、地震発生から2時間弱で高さ5メートルの津波がくるとされています。
この発表を受け、私は我が家の減災・避難計画を見直しました。
避難グッズの入れ替えはもちろんですが、2歳児と0歳児を抱えて、避難場所までの階段や坂道をどう乗り切るかを、より詳しくシミュレーションしました。
軽量ベビーカーに長男を乗せ、抱っこ紐には次男。
瓦礫で進めないときはベビーカーは持って、長男を歩かせる。
道をさえぎる何かを壊すためにハンマーが要るな、など新たに避難グッズに加える品もピックアップしました。
近々、地域の指定災害避難場所まで子どもと一緒に散歩がてら歩こうと思っています。
夫とは数ヶ月に1度、複数の避難場所の候補を確認しあっています。夫が仕事の平日昼には、私と子どもとたちだけで遠出する場合、必ず行き先をメールしています。災害発生時に万一、連絡がつかなくても、夫が私たちを探し易くなる、という理由からです。
心配しすぎでしょうか?いえ、まだ計画が甘いと私は思っています。地震が発生すれば、小さな子どもを持つ私たちは、あっという間に災害弱者。「その時」が来てパニックになっても、子どもは守れません。災害が発生するのは、いつなのか分からないのです。
私は機会があるたびに、市や地域の減災講演会に参加しています。西宮は阪神大震災の被害を受けた地域だからでしょうか、毎度、会場は熱気むんむん、満席です。しかし、いつも乳幼児のママの姿を見かけないことが気がかりです。子育て世代は市外から来た人も多く、危機意識も薄いのでしょうか。とても心配です。
これを読んでいるあなたが、もしまだ「その時」のことを具体的に考えていないなら、ぜひ今、考えてみてください。
食器棚や本棚は耐震対策をしていますか?避難グッズや乳幼児の避難に便利な抱っこ紐は、すぐに取り出せる場所にありますか?乾物など非常時にも使える食材はストックがありますか?断水に備えてお風呂の残り湯は貯めていますか?
「もしものとき」は遠からずやってきます。そのときに愛する子を守るため、今から心構えをはじめませんか。