
本日は午前中から博多駅で開催された、「大学入試改革と英語教育変革」のセミナーに参加してまいりました。
今回の争点は、2020年から大学入試がどの様に大きく変わるのか。
またそれを受けて、小学生・中学生の指導要領がどのように変わるか。の2点でした。

2020年から大学受験が変わることは、以前から発表されていることでしたが、
まずセンター入試は2019年に廃止。以降、「大学入学共通テスト(仮)」になります。
※あくまで(仮)なので、本決定ではありません。
この『共通テスト』は国語・数学に記述問題が3問程度導入され、国語は100分、数学は70分に試験時間が延長されます。
理科・社会も、今までは正解をマークするだけのものでしたが、正解の数字をマークするように変わることや、正解になるものを全て選択するものに変わります。
更に今までの推薦入試の形態も変わり、まず呼び名が変わります。
AO入試→総合型選抜(仮)
推薦入試→学校推薦型選抜(仮)
※あくまで(仮)なので、本決定ではありません。
この総合型選抜・学校推薦型選抜に「学力を問う試験」を義務付けることになっています。
つまり、スポーツが秀でているだけでは、大学には入学できません。となるわけです。
また今回、注目をされているのが、英語4技能評価への転換です。
現状、4技能評価とは言っても、まだ本格始動に踏み切れていない状況で、
A案: 4技能評価にします。
B案: 従来の2技能評価か4技能評価を選択することができる。
この2案で揺れている現状。
この件は6月末に改めて文科省より決定されるようになっているとのこと。

更に今回は塾向けのセミナーですので、この大学入試の話を軸に今後の小学生・中学生の指導要領がどのように変わっていくのかが最大の焦点になっていました。
今回セミナーの講師の方の言葉を借りるなら
「小学5年生の学年はヤバいことになる!!!」
なぜなら1点目は、現小5の学年は2024年に大学受験をする学年になります。
この2024年より2020年に先行実施される「大学入学共通テスト(仮)」が本格始動になる年であること。
つまり過去問がなく対策が非常に困難である。
2点目は学習指導要領の改訂です。
2021年に中学校の指導要領が改訂されます。2021年は現小5が中学3年生になる学年です。
この新指導要領は特に英語が難化すると言われており、英語は高校で習う「原形不定詞」「仮定法」「現在完了進行形」などが中学に降りてきます。
英単語の量でいえば、単純に現在高校生になるまでに約1200語を学ぶところが、約2200~2500語になります。単純におよそ2倍です。
現小5は中2になるまでは指導要領の移行措置期間にあたり、現在の指導要領でほぼ授業を受けていきますが、中3になるやいなや、難化した新指導要領で学習することになります。
更にその移行措置期間ですが国は地方自治体に任せることが総則に明記されています。
今後、学力の地方格差や学校格差が生じることが予測されますので、移行措置期間にどのような学習が施されるのかは、学習塾として注目していかなければなりません。
また、これは近い将来に実際に起こる『現実』ですので、真摯に受け止めて生徒達が勉強で困らないために、全力でケアしていきたいと考えています。