実母は自他共に認めるママっ子。
小学生三年生まで母乳を飲み、家庭科の課題も母親(私から見た祖母)が肩代わり、社会人になってからもお小遣いを当たり前のように貰い、家の手伝いなどしたこともない。
それらを自慢げに話し、「お母さんが死んだ時は後を追うつもりだった。それだけ大好きだった」と目をうるうるさせて何度も何度も言い、『私はお母さんが1番大切だった』と言う。70歳を過ぎた今でもである。
そうして、同じように娘(私)が自分(実母)を大切にしないのが理解出来ないと嘆き、お前は冷たい人間だ!薄情者!!と罵る。
私が全く理解出来ない。
無償の愛を捧げる相手は我が子。アンタやないんやでと言ってしまいたい。
実母が20歳の時に亡くなった祖母の思い出はない。当たり前だけれど全くない。写真でしか見たことがないし、こんな実母を形成したのかもしれない祖母には正直恨みしかない。
実母は私を産んだことを後悔していて、自分の犠牲の上に私の幸せがあると思い込んでいる。その為、母親である自分はそれを盾に娘の私には何を言っても良いと思っている節がある。
逆に自分を幸せにしてくれた息子(私の弟)は生まれただけで可愛くて、自分を犠牲にしても良いくらいに大切で今では母親(祖母)よりも大切な存在だと言う。
自分に不幸な結婚生活を強いた夫(父親)と娘(私)は自分を幸せにする義務があり、不幸な結婚生活で生きる希望を与えた息子(弟)は自分が幸せにする義務があると思っている。
実際、そう言われてきた。
お前は私を不幸の上に生きている。堕ろさず育ててやったことに感謝しろっ!!お前と息子の他にも子どもがいたのに堕ろせと言われたんだ!何でお前だけが生きている!!とも。
いや、弟たちも生きてるやんとツッコミたくなるがそんなことを言えば平手打ち言えやしない。
実母は色んな理由を付けて私が生まれてきたことを否定するが、もうイチャモンでしかない理由に母は全く気付いていない。
母は父とは見合い結婚なのだが、早く家を出たくて見合い後すぐ結婚、半年後に離婚しようと思っていたら結婚してすぐに私を妊娠した為、私が母の計画を狂わせた!と立腹。
物心つく頃にはお前のせいで離婚出来なかった!とキレられていた。
産後太ったことも
産んであげられない命があったことも
大病をしたことも
幸せでない結婚生活も
全て勝手に生まれてきた私のせいだと母はことあるごとに罵り泣いて喚いた。
ってかやっぱり実母って頭オカシクない?
どう考えても私、冤罪ちゃう?
そんな実母の介護がマジでキツい。