母が認知症初期のころに、兄がコロナに罹患、入院。
まだ60歳だし、体力はあるだろうし、大きな病院に入っているし。
一週間くらいで退院できるだろう
と思っていた。
2週間経っても良くなったという知らせが来ない。
3週間ほど経過。
まさかとは思うけど、
食べられなくて点滴とか?
もしかして歩けない?
そしたらトイレはどうしてる??
まさか、オムツ?
そんなことは両親には言えなかったけど。
この間、両親はいつ行ってもダイニングキッチンにいて、
ストーブを点けて、じっとしていた。
亡くなる4~5日前、少し食べられた、とラインの写真。
ほんの少しの重湯のようなものだったか、ゼリーのようなものだったか。
それを見て、今まで点滴だったのか と驚いた。
その翌日だか、翌々日だか、久しぶりにトイレに行き、出せた、と。
オムツだったのか と 確認させられるような衝撃 を感じた。
両親はこの事実をどう受け止めていたのか
食べられるようになって
これで回復する
と安堵したことだろう
結局亡くなってしまったが
とはいえ
今までの状態を知ることになり
ショックは受けていたと思う
私だって重症の度合いに驚いた
こうした心配をしている間に
母の脳は
どんどん劣化していった
のだと思う