前回の記事では、モヤっとした文章で上手くまとめることが出来なかったけど、要するに。
癌の治療について甘く考えていた自分が居て、当事者の旦那さんは本当に辛い、暗闇を生きていることを自覚できていなかったです。
安易に考えてました。
入院の日にちがコンサートにかぶらなければ行ける、楽しめる〜なんて心で思っていた自分が許せないです。
癌の治療は大変。辛い。ネガティブなワードしか出ないです。残りの人生楽しく過ごすというけど、それは確かにそうだけど、抗がん剤治療で腫瘍かどのくらい小さくなるのか、それとも効果がないのか?顔の腫れや鈍痛そういう些細な日常の変化に敏感になり、良くなってると気分が晴れる時もありますが、また痛みが来ると暗闇にもどってという繰り返しだと旦那さんは話してました。
そして初めての抗がん剤治療の入院の日。
病棟の担当医からの説明はまあ、さっくりと。
〝旦那さん以外にも癌を患い、抗がん剤治療をしている患者さんはいるし、副作用ありますが点滴と診察、採血結果で様子見ながらとりあえず5日間は3種類の薬を混ぜながらやっていきます。〟と。
できる限り面会に行こうと思いました。
ただ、ついこの前まで普通に暮らしていたのに、入院。
まして抗がん剤治療…癌…。
鬱かのように肩を落としている毎日を過ごしていたので、私は入院してくれて、寂しいけれど少し安心しました
何か身体に変化があると対処してくれるし、大丈夫。と。
連絡を取れる時はLINEをこまめにして大丈夫か?調子はどうか聞いてました。
『俺生きれるのかな』『大丈夫かな』一日のうち数回はそういうLINEが来ました。
私は一緒になって悲しんだら落ち込んだらしたらいけないと思っていました。
毎回そう伝えました。
食欲は5日目を過ぎても変わらずありました。
抗がん剤をやらなくなった日から、吐き気はないが下痢、食べたくない食欲不振が出てきました。
何でも食べて元気をと思い差し入れを持っていったけど断られていました。フルーツジュースが1番さっぱりしていていいと話していました。
10日目になり、退院。
やはり、肝機能や腎機能の血液の数値が低下しているようで、脱水には注意してくださいと医師より話がありました。また免疫力も低下しているから感染症にはくれぐれも注意してくださいと。
体重は7kg痩せて帰ってきた旦那さん。
髪も徐々に抜け始め、バリカンを買って坊主に。
頭の湿疹もでてきて、膿んだニキビのようでした。
体力も激減…。
免疫力も下がっているから仕事も休業。
一日一日を大切にし、日々を送りました。
毎日起きて、仕事して帰ってきて、たまに喧嘩して、お互いにイライラしたりする部分見えたり、そんな毎日の繰り返しだったけど、当たり前が1番幸せなんだって思います。