ずいぶん前になってしまいましたが、
先日、オンラインピアノレッスンをしました♪
レッスン内容は、
曲を仕上げる時に、
アートのチカラを借りて仕上げるというものです。
初めは何が行われるかわからないので、
どのお母さんも不思議に思いながら、来てくださるのです。
(その勇気にいつも尊敬&感謝です!)
オンラインレッスンで最も心配だったのは、
各お宅とのオンラインでの音質でした。
電波、どうかしら、、
まず、、やってみよう、、!
、、、
どのお宅もちゃんと細部まで聞こえて、
心底、安心しました✨
文明の進化を感じました。涙
今日は、その中から、
みるみる音が変わっていったレッスンをご紹介いたします♪
(ご紹介するレッスンは許可をいただいたものだけにしています。)
10歳の女の子でした。
曲は、田中カレンさんの〝おおぐまこぐま“。
夜空に浮かぶ、おおぐま座こぐま座をピアノ曲にしたものです。
発表会とコンクールを終え、
すでに仕上げた曲で完璧なまでに仕上がっていました♪
さぁ!
どんなふうに、もっと楽しくしていこう♪
私が彼女の音から聴き取った、
おおぐまさんこぐまさんの色は、
まさに夜空にいる色でした。
そこで、それぞれのくまさんに、
お洋服を着せてもらうことに。
リクエストは、
夜空に映えるような明るい色。
彼女は絵の具でスラスラ〜っと、
あっという間に描いてくれました。
おおぐまさんにもこぐまさんにも、
好きな色の明るいお洋服を着せてもらいました。
そして、ピアノに向かいます。
わ✨涙
その色を浮かべて弾くだけで、あっという間に音色が変わります。
たった1回目でもう違います。
途中の転調部分は、
背景の色をグラデーションで変えてもらいました。
そして、またピアノに向かいます。
わーーー✨涙
グラデーションの色がハッキリと音に出ています。
そして、最後にまたおおぐまさんとこぐまさんのシーン。
繰り返しのシーンで、音は全く一緒なんだけど、
同じに弾くなんてもったいない♡
くまさんたちの後ろ姿を描いてもらいました。
本当にさよならのくまさんたちに✨涙
彼女は色を頭に浮かべて弾くのは初めてだったそうですが
それはそれはハッキリクッキリとイメージしてくれました。
色を描いた後、ピアノに向かって弾くとき、
それは初めて弾くかのように戸惑いもあったことと思います、
完璧に仕上げてた馴染みの曲でも、
音を間違えたほどイメージしてくれました。
それは、間違えないようにっていう思いより、
色を浮かべてくれたからこそ。
私が色を本当に浮かべてくれたのが伝わったことと、
変な言い方だけど彼女が間違えたことに、
伝わった証だと思ったことをお伝えしたときに、
彼女の表情がふわっと緩んだのが、
ほんとに嬉しかった。
つい、間違えないようにって、
上手に、完璧にって弾きがちなのですが、
一番大事なことではないって私は思います。
もちろん楽譜に在る音を紡いでいくんだけど、
表現するところまできたら、
意識を置く場所を切り替える。
技術的完璧を追求するなら、
これからはロボットにお任せの時代になる。
私たちは、
イメージすることそれを表現すること。
イメージとは願いを放つこと、
表現とは願いを叶えること。
これを、幼い時から繰り返すことの、
素晴らしさ。
自分で放った願いを叶えることを、
重ねてるということです。
日常がミラコウ♪
お写真は曲のイメージ☆清川あさみさんの絵本
【感性のための芸術プログラム】
感性のために伝えたいことや、おうちでできること配信。