時間料金 | INDIGO DREAMING

時間料金

弊事務所のリーガル・スタッフはレベルによりHourly Rateが決められていて時間制で料金をチャージします。
それぞれの案件には案件番号が割り振りされ、どの案件のどんな作業に何分かかったかタイムシートに記録することになっています。
1時間が10ユニット、つまり6分単位で下記のように記録されます。

案件4609234 ATTENDING 会議出席  15ユニット
案件4609555 DRAFTING 契約書作成  8ユニット

昔は紙に書き込んでデータエントリ係にまわしていましたが、今では弁護士各自でコンピュータに入力するようになりました。

リーガル・サポートや司法修習生は1時間1万円程度で一番安く、パートナーになると4万~5万円は当たり前です。
一番Hourly Rateが高い弁護士は税務部門に所属するパートナーです。

秘書等のノン・リーガル社員にはHourly Rateはございませんが、至急の案件で時間外勤務をした場合にはワープロの時間料金を請求することもあります。

さて、今のポジションになってからはお給料が上がった分、残業代がつかなくなってしまったのですが、秘書のポジションにいた時には残業代がつきました。
残業代は平日は最初の2時間が時給の1.5倍、それ以降と週末は2倍になるんです。
だから夜遅くまで残業頼まれたりとか週末出勤した時にはけっこういい稼ぎになったものですよ。

大量翻訳をする事になった 時には、翻訳代をクライアントに請求しようということになったのですが、私は秘書だったのでHourly Rateはございませんでした。

そこで上司と相談した上、私の週末残業の時給を参考にしてそれにちょっと水増ししたような料金が設定されました。

時間料金4000円程度でした。

いいのかしら、こんなに請求しちゃって・・・
申し訳ないわ~というのが私の最初の感想でした。

ところがですね。
その後まもなく、弊事務所がクライアントさんに請求している夜間ワープロの時間料金が7000円だっていうことを発見してしまったんです。

うちの事務所、ただの打ち込み作業に7000円も請求してるんですか? 

ぼったくりだあ・・・

で、知的作業の翻訳料金がそれよりも大幅に安い4000円って・・・
なんか間違ってますよね・・・
私って、このぼったくり職場で控えめすぎでしたのね。

それにしても私、最終的には自分の年収を上回る程の金額(私の翻訳請求分と外注コスト削減分)を事務所に貢献したんですが、そのお礼にもらったのは感謝状の紙切れ一枚でございました。