この何年か、コロナに世界は翻弄されてきた。
こちらは運悪く何百万人もの命を奪ってきた。
ウクライナではたった1人のプーチンによって、
数千人もの命が奪われてきた。
コロナでは世界中の医者や医療関係者が撲滅のために
必死に活動している。
一方プーチンに対しては、世界中の人が(一部を除いて)
呪い殺す手段があればと思っても、まだ発見、発明はない。
そこで国連やアメリカを頼っているが、どこにでもいる普通の人と同様、
ただ手をこまねいているだけだ。
つまり、プーチンのデーモンは巨大化し、やりたい放題なのだ。
樋口正一郎 大全紙 木炭、アクリル絵具 「プーチンのシナプス」 2022
どの時点で決断するのか。核兵器を使った段階なのか。
それでは遅すぎることにならいなのか。やられてからでは遅い。
つまり、プーチンのストーリーに嵌っているだけではないか。
自由主義とはこんなに脆くいい加減なものなのか。
優柔不断で、少しでも強敵だと尻尾を丸めて逃げるのか。
プーチンの癌細胞は自由主義の他人事と言っている間に、
地球はデーモンの世界に変質する。
今回の私の作品はB全判の紙を使って、
まず最初はプーチンの筋肉が神経にどんな作用をするのか。
筋肉の伸びと力の作用がシナプスを通してどう行動に影響するのか。
次は訳の分からないプーチンンの神経回路が
どのようなシナプスを経ることによって、
デーモンの思考に、そして人間誰もが成りうる可能性を見せるのか。
樋口正一郎 大全紙 木炭、アクリル絵具 「筋肉の作用」 2022