【ソムリエ試験】スペインのシェリーの出題ポイントとは？

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今回はスペインのシェリーについて解説していきたいと思います。

と、その前に…

「そもそもシェリーってどんなワインなの

」

と思った方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明をしておきますと、

シェリーは、スペインの南部地方で生産される酒精強化ワインで、
ポルトガルのポート、マデイラと並んで世界三大酒精強化ワインに数えられています。

ちなみに、酒精強化ワインとは、フォーティーファイドワインとも呼ばれ、
醸造中のワインにブランデーやアルコールを添加させてアルコール度数を高めたワインとなります。

ここまではよろしいですか

では、ここから本題です。

スペインの酒精強化ワインであるシェリーは以下の３つのタイプに分類されています。

・フィノタイプ

・パロコルタドタイプ

・オロロソタイプ

一次試験においては、フィノタイプとオロロソタイプがよく出題されていますので、
ここではこの２つのタイプをチェックしていきたいと思います

まずはフィノタイプから。
フィノタイプに該当するものでおさえておきたいものは２つ。

１つは

マンサニーリャ　です。

サンルーカルデバラメダで熟成されるフィノタイプのワインのことをマンサニーリャと呼びます。
アルコール度数は１５度以上です。

２つ目は、

アモンティリャード　です。

このアモンティリャードは、
熟成途中にフロール香が消失したものをそのまま熟成させたものになります。

続いて、

オロロソタイプです。
このタイプでおさえていただきたいものは、

オロロソ です。

このオロロソは辛口タイプで、アルコールを添加し、
酸化させて豊かな香りとコクをもたせたものになります。

なお、この３つを判別するためのキーワードは以下となります。

▼マンサニーリャの判別キーワード

　⇒サンルーカルデバラメダで熟成

▼アモンティリャードの判別キーワード

　⇒熟成途中にフロール香が消失したものをそのまま熟成

▼オロロソの判別キーワード

　⇒辛口タイプ、豊かな香りとコクをもたせたもの

問題文中に以上のキーワードがあれば、
該当しているものをそれぞれ解答していきましょう

そして、

シェリーに関してもう１つチェックしておきたいのが、シェリーの熟成方法です。

シェリーの熟成には、

ソレラシステム　というものが採用されています。

このソレラシステムとは、100樽ほどを１組として、３～４段に積み重ねて、
下段に古いワイン、上段に新しいワインが入っていて、下段からワインを取り出すと
上段から順々にワインが補充されて、常に均等なワインが得られる仕組みになっています。

スペインの酒精強化ワインシェリーについては、

・マンサニーリャ

・アモンティリャード

・オロロソ

・ソレラシステム

以上の４点をしっかおさえていただければと思います

PS.

シェリーを美味しくいただきた～い！という方は、
東京になりますがこちらがオススメですよ