【ソムリエ試験】イタリアトスカーナ州のD.O.C.G.の覚え方とは？

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このブログでは、ソムリエ試験、ワインエキスパート試験を受験される方にむけて、最新のソムリエ教本の中から、出題頻度の高い箇所や、理解が難しい箇所について、要点をまとめて解説しています

今回はイタリアトスカーナ州のD.O.C.G.について解説していきたいと思います。
⇒D.O.C.G.とは？という方はこちらをご覧下さい。

イタリアの中西部に位置するトスカーナ州（以下MAP⑨）は、フィレンツェを州都とする、
ティレニア海沿岸の州です。

トスカーナ州はヴェネト州と並ぶ二大銘醸地のひとつで、伝統的な赤ワインが造られています。
その他にも外来種やフランス風の醸造法を使用した、「スーパー・トスカーナ」と呼ばれる、
モダン・スタイルのワインが多数生産されています。

　

トスカーナ州には１１の主要D.O.C.G.があります。

過去９年間（2008年～2016年）の出題から見えてくるのは、
以下の２つのキーワードに関連するD.O.C.G.です

・主要品種がサンジョヴェーゼのD.O.C.G.

・ワインのタイプが白ワインのみのD.O.C.G.

この２つのポイントに沿って覚えていけば、
トスカーナ州のD.O.C.G.に関する問題はほとんど解けます

では具体的に見ていってみましょう

《トスカーナ州のD.O.C.G.》

ここでは以下の通りで記載をいたします。

上段：原語のD.O.C.G.名
中段：カタカナでのD.O.C.G.名
下段：ワインのタイプ（※は覚えるべき特記事項）

主要品種がサンジョヴェーゼのD.O.C.G.

▼Brunello di Montalcino
　ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
　赤
　※このエリアではサンジョヴェーゼをブルネッロと呼ぶ

▼Carmignano　
　カルミニャーノ
　赤

▼Chianti Classico　
　キャンティ・クラシコ
　赤
　※フィレンツェとシエナの間に広がる丘陵地帯

▼Montecucco Sangiovese　
　モンテクッコ・サンジョヴェーゼ
　赤

▼Morellino di Scansano　
　モレッリーノ・デイ・スカンサーノ
　赤
　※トスカーナ州で最も南に位置する

▼Vino Nobile di Montepulciano
　ヴィーノ・ノビレ・デイ・モンテプルチアーノ
　赤
　※このエリアではサンジョヴェーゼをプルニョーロ・ジェンティーレと呼ぶ

ワインのタイプが白ワインのみのD.O.C.G.

▼Vernaccia di San Gimignano
　ヴェルナッチャ・デイ・サンジミニャーノ
　白

　

以上となります。

～本日のまとめ～

トスカーナ州のD.O.C.G.を覚えるコツは、

①サンジョヴェーゼ主体のものと、白ワインのみがある！

↓

②サンジョヴェーゼ主体のD.O.C.G.　６つ

↓

③白のみのD.O.C.G.　１つ

以上の流れをいつも頭でイメージしながら、覚えていくようにしましょう

それではまた