Live2Dモデルを販売してみた

 

 

経緯

 

昨年の最自由研究にて先輩のLive2Dモデルを発表。

 

続いて、自分とイラストレーター・霧崎らみる先生のアバターを制作。

 

 

次の目標としてVtuberのママ・パパになりたいので、

nizimaというサイトにて販売するためのモデルづくりをすることとした。

 

 

【1】nizimaというサイトについて

 

Live2Dのモデル・アイテムの販売のほか、

モデリング前のイラストの販売、オーダーメイドの受注発注ができるサイト。

Live2Dモデルはブラウザ上でサンプルを実際にカメラでトラッキングして動かすことが可能。

高額な限定1点ものから、安価な汎用モデルまで販売されている。

 

nizima公式サイト

 

 

【2】市場調査

 

自分はかわいい美少女・美少年を描くのが得意ではない。

主にかわいい美少女であふれているnizima市場ではまず埋没してしまう。

そこで私が入り込める隙を見つけることにした。

 

2025年8月末時点の検索結果だが、いくつか例を並べてみる。

 

女の子:5,427件

男の子:987件

お姉さん:106件

お兄さん:47件

おじさん:12件

ケモノ:124件

(「おばさん」は需要がないのか0件だった)

 

さて、この中から自分の得意分野で入り込めるところはどこだろうか。

それは「おじさん」である。

 

よって、最初に販売用として作るモデルはおじさんということとなった。

 

 

【3】制作物

 

Live2Dモデルをつくる工程は昨年の発表にておおまかにしたので、

できたものを発表していく。

 

 

第1弾:和装おじさま

 

記念すべき初の販売用モデル。

Vtuber界隈におじさまを売るという需要がなんとも言えないラインだが、

得意分野かつ隙間産業で戦わないわけにはいかなかった。

 

 

 

 

 

ちょっと口を歪ませてお茶目さを出したり、

衣装差分にかなり気合を入れて制作した。

 

 

第2弾:オオカミ青年

 

おじさんだけでは心もとないため、

若いお兄さんも制作。

これがお気に入り作になる。

 

 

 

 

 

手のモーションに大分苦心した記憶。

作りたい表情差分を盛りに盛って大満足の一品。

 

 

第3弾:官僚風青年

 

ここからは市場の考慮はなく、

ただただ作りたいから作っただけになっていく。

 

 

 

 

 

筋肉を揺らしてみたい、ただそれだけ。

サンプル動画では服が時々千切れてしまうが、販売中のものは修正してある。

最終的に筋肉を揺らしたことより、刀を突いている姿勢でまぁまぁ動きがつけられたことに満足した。

 

 

第4弾:悪魔少年

 

美少女・美少年市場で戦うのは難しい。

需要はあるけどその分、数も多い。

きっとその中で私の絵なんか目立ちもしないだろう。

でもチャレンジしないのはもったいないからやってみた。

 

 

 

 

仕事の合間にやったので制作期間だけはやたらかかってしまった。

エネルギーも切れてきて衣装差分やモーションはなし。

やってみたかったアイドリングモーション(羽としっぽが待機状態で動く)、

液体の揺れができたのでそれで満足とする。

 

 

【4】結果

 

和装おじさま・オオカミ青年・官僚風青年を18万円、

悪魔少年を17万円で限定1点ものとして出品。

制作期間や手間から見ると痛い金額設定だが、

相場や初心者であることを鑑みるとこれでいいと考えた。

 

さて、肝心の結果である。

 

オオカミ青年、完売!

 

うれしい!これはうれしい。

発表した直後に見つけてくれた方が、即予約注文してくれた。

デザインで勝利できたこと、男性でありながらかわいげがあるところがポイントだったかと思う。

しかし勝利できるデザインとは何か?と問われるとまだ答えが出ていない。

 

 

和装おじさま、nizima内コンテストにて新人賞受賞!

 

ありがたい!

違和感のないモデリングが評価された模様。

以下、審査員のコメントを引用。

大人のカッコよさが溢れるモデル!
動かしても元絵の雰囲気が一切崩れておらず素晴らしいです。
お怒りの表情に少しお茶目さが伺えるのもギャップが効いて魅力的!

しかし、完売には至っていない。

 

和装おじさま・官僚風青年・悪魔少年は未だに「魂募集中」である。

 

 

【5】感想

 

Live2Dモデルを作るのは大変だけど楽しい。

しかし売るとなるとなかなか買ってもらえないのが実情。

制作にかかった時間と労力を考えると、なんともヤキモキする。

オーダーを受けて制作できるのが一番だが、実績やコネがなければそれも難しいだろう。

未だに売れ残っている魂募集中なモデルたちが売れることを切に願う。