転職活動のため、今までの仕事を棚卸し

すると、自分の志向性が分かります。

 

今日はちょっと長く遡りまして、

私の学生時代のお話です。

 

臨床心理士キラキラ

「逃げ恥」のみくりちゃんで

ちょっと有名になった資格!?

 

・・・そんなことはないですか?

 

 

それは私が、できたらなりたかった職業



心理職に憧れはありました。

 

大学の専攻は幼児教育。

「児童発達心理学」私の基礎学問ですニコニコ

 

 

今、大学時代に戻れたら、少々無理をしても大学院に進学し(なんたってお金がなかったあせる)、

臨床心理士の受験資格を取る?

 

 

臨床心理士は、民間資格。

院卒で受験資格を得られるが、

就職状況はよくなかった。

 

最良とされる学校機関への就職さえ、

非常勤職員であることが多かった。


その状況は今も変わらない。

 

 

だが、私が心理職を志さなかった一番の理由は

重たいものを背負いたくなかったからだ。

 

 

彼女のプライバシーを最大限に配慮して、

なるべく情報をつけない。

 

学生時代に出会ったAちゃん。

出身大学は違う。

 

Aちゃんの抱えていた悩みは

兄からの性虐待だった。

 

それまで彼氏がいたことはない。

兄としかそういうことがない。

 

Aちゃんの自己肯定感情の低さは

救えるレベルを超えていた。

 

普通に生活する。バイトにも行く。

穏やかで楽しい子。

だけど、時折見せる心の深い闇。

 

そこに解法があるとは思えなかった。

 

 

Aちゃんに、まこるに相談したい!と

追いかけられたが、私は逃げた。

 

「それは私では解決できない。

専門家に相談した方がよい」

 

私の恩師である大ベテランの

スクールカウンセラーの先生に

会うことを勧めた。

 

この選択は今でも正しかったと思う。

 


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認知症の人への心理療法を勉強したときに

学んだ言葉がある。

 

「片方の足は相手の世界に、

もう片方は自分の世界に」

 

片足を認知症の人の世界に置く。


そして、

一緒にその世界を見てあげる。


片足は相手の世界に入れてあげないと、

怒らせてしまうケースが多い。



逆に、

両足を相手側に突っ込んでしまうのは…?

 

認知症の人に共感できるけれど、

(困った)行動は解決しない。


という概念。


 

 

私は性格上、片足を自分の世界に保つことが、

うまくできなかった

 

今思えば学生だし、

そんなにうまくできるかよ!と思うがキョロキョロ

 

私は他者共感性が高い。

よく言えば、弱者に優しいのだが。

 

 

 

心理職に就くことを

教育分野の教授に相談すると、

だいたい次のような答えだった。

 

 

「ものすごくつらい相談が来る。

世の中にはこんなに不幸な人がいるんだ!

と思って、他人事でやらないと自分が潰れる」

 

 

「心理士は精神科医にはなれない。

医者は既得権益を守りたい。

開かれない世界だよ」

 




私は社会人になった。

 

自分の理想を貫き、

児童相談所に心理職で就職した同級生から、

「仕事は楽しくないねー」

と言われた。

 

 

「会話が成立しない親から

虐待される子どもを守るために、

子どもと分離しても、生活保護費を

減額しない手続きをとる。

 

私は何のために税金を

払っているんだろう?と思うよ」

と。

 

 

私はその種の虚しさを感じた経験は無い。

 

私は教育系の出版社に入社し、

やりたいことを叶えた。

 

仕事はめちゃ大変だったけど、

傍目には華やかな世界。

 

膨大な仕事量はきつかったけれど、

あれほど誇りとやりがいを感じられる

楽しい仕事はなかったと思う。

 

 

 

Aちゃんのことは時々思い出す。

あの時の2倍生きた今の自分なら、

対応が変わるから。

 

 

このときの体験から私は、

カウンセラーは

キラッキラしながらやる仕事じゃない!

という気持ちがずっとあった。

 

だから、ネットで見る

美しすぎるカウンセラーには違和感を持ったほっこり

 

 



心理職に関して柔軟に考えられなかった私も

少しずつ多様性を獲得した。

 

みんながみんな

そこまで重い相談をするわけではない。

 

それぞれの需要と供給がある。

だから色んな役割が生まれる。

 

 

大学で専攻する心理学しか認めないのではなくて、

いろんな心理学があっていい。

そう思えるようになった。

 

 

これで心理学のお話は終わりです。

ギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザギザ

 

ちなみに私は

マインドブロックバスターという

民間資格を持っています。

(私も人にセッションできますウインク

 

これは、人の潜在意識にある

心の抵抗(ブロック)を解除する手法。

 

 

心理療法のように原因を深掘りすることはないので、つらくない。

 

その結果、セッションをしても、

依存関係を生間ないのがいいところ。

 

医学的根拠はないので、

おまじないのようなものです。