クリスマスカラー

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こんにちは。Hymnka-ヒムカ-です。



今年も早いものでクリスマスの準備の時期になりました。
皆様はクリスマスをどのように過ごしていますか？

当然のようですが、クリスマスはクリスチャンのお祝いです。
日本の場合は(クリスチャンの方を除き）宗教行事ではなく、
季節を楽しむ風物詩として定着していますね。

クリスマスは「赤」と「緑」が定番のカラーですが、これはなぜか知っていますか？
赤。これはクリスチャンにとっては大切な色です。なぜかというと、赤はイエスキリストの贖罪の血の色だから。
イエスは使徒ユダの裏切りにあって、時の権力者に十字架へ磔の刑に処せられます。
茨の冠をかぶせられ、それでも復活を予言し、彼の骸はついえます。
そのイエスキリストの血の色を尊いものとして、クリスチャンは大切にするのです。

その赤をうまくコマーシャルに使ったのが「コカ・コーラ」。この話は有名ですね。
今ではサンタクロースの衣装が赤いことの方がクリスマスを喚起させるメインファクターとなりました。

一方、緑は常緑樹の色。
自然のなりわいとして、通常は。秋になると木々の葉は枯れ落ちていきます。
そして来年の春にまた新しい葉をつけるのですが、常緑樹はその名の通り、一年中緑色。一年中枯れることがないのです。
そこから「永遠の若さ」「永遠の命」の代名詞として、
緑は冬の寒い中に輝く奇跡の権化となるのです。


さて、
イエスが生誕したのはベツレヘム、最後になくなったのは、エルサレム。
両方とも今のイスラエルです。
暑いところですね。
なので、冬の寒い時期自体がないので、緑への憧れは実はなく、これはヨーロッパ他の寒冷地での習慣から起こったもの。永遠の命としての緑の憧れはなかったかもしれません。

でも、どんな宗教も、土着の宗教（あったんですよ）に混ぜる形でその土地に浸透させていきます。仏教が神道と混ぜる形（神仏習合）で日本に根付かせていったのと同じです。
なのであの「赤」と「緑」のクリスマスカラーとなるには、いろいろな思惑が重なりあってできたスタイルなのです。

冬の赤。
冬の緑。

どちらもグレイや白に染まる冬には鮮やかで生命力を感じさせます。
補色効果もあり、目立ちます。

なので、意識的にぜひ、ファッションやインテリアに取り入れてみてください。
特に恋人同士やカップルは目からの刺激で（赤の興奮作用）（緑の癒し作用）上手に演出をしてみませんか。