旬の野菜、ズッキニーについて

旬のズッキニーは消化も良く、軽い味わいで、低カロリー。カルシウムも豊富でダイエットに最適な野菜です。焼く、蒸す、煮るなどどの様様な調理法があり、オレンジ色のその花も、詰め物やフライにして彩りよくいただけます。3−10月に市場に出回りますが、春のものは北アフリカ、スペイン産のものが多く、新鮮なフランス産のものは夏、特に7月が旬です。見が締まっていて、表皮にざらつきがあり、全体に統一された緑色で、斑点や染みのないもの、花梗がしっかりついているものを選びます。

ズッキニーは冷水で表面をよく洗い、皮のついたまま調理します。この際に1時間ほど塩水につけておくと、アクが除去できます。さらに最後に酢で洗っておくと、殺菌できると共に、酸化による変色も防げます。前菜には、輪切りにしたズッキニーを、小麦粉、卵、ビールを混ぜた種につけて揚げ、醤油おやきや塩で調味したものや、オリーブオイルで軽く表面を焼き、ニンニク、トマト、コショウ、レモン汁で調味し冷やしたものが手軽でお勧めです。又この輪切りをバター、塩コショウで調味し、電子レンジで加熱すれば、素早くできる付け合わせに。

玉状のズッキニーは半切りにして中心種部分をくり抜き、一度軽く茹でてから、子牛や豚のミンチを詰めてオーブンで焼き上げて詰め物にします。これは、肉の代わりにトマトやチーズ、玉ねぎを詰めて焼き上げると、グラタン風の付け合わせにもなり、便利です。余ったズッキニーは、生姜、レモン、丁子、砂糖でジャムにして保存しましょう。オレンジの花の部分は、一度湯通ししてから、水気を取りひお、小麦粉、バター、卵、塩、ビールに泡立てた卵白を加えた種をつけて揚げるのと軽やかな歯ごたえのフライが楽しめます。