こんにちは、れもんです。


今日は少しテーマが変わりますが、

チバユウスケ氏について語りたいと思います。



私がこの方を知ったのは、

大学生の時でした。


当時好きなバンドが居て、

彼らが影響を受けたアーティストとして

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

を挙げていたので聴いてみたのが始まりでした。


私は音楽、特にロックが好きで、

色々なバンドを聴いていました。


けれど、

チバユウスケ氏の歌声を聞いて、

一瞬で虜になってしまいました。


荒々しくて、力強くて、それでいて繊細で。


当時の私には、衝撃的な出会いでした。


彼の書く歌詞は、

ひとつの文学のようで、

どの曲にも物語を感じました。


掴みどころがない表現も、

直接的な言葉も、

全てが特別でした。



間違いなく、最も好きなアーティストです。


今も、昔も。


あまりにも早い逝去で、

今も信じられない自分がいます。


もっとその歌声を聴いていたかった。






THEE MICHELLE GUN ELEPHANT時代。

彼は曲の中で世界を旅して、

多くの女性と恋に落ちて、それを歌にしました。


リリィ、ジェニー、ルーシー、ケリー。


異国の名を持つ彼女たちは、

どこかノスタルジックで、

魅力的な女性を想像させました。


旅の果ては、

ミッシェル最後の曲、エレクトリックサーカス。


俺達に明日がないってことはじめからそんなのわかってたよ


切なげなメロディが印象的なこの曲で、

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは

バンドとしての旅を終えました。



新たに組んだバンドでは、

日常の風景が歌詞に登場するようになり。


それはどこか、

彼の内面の変化を感じさせるものでした。


どの時代のチバユウスケ氏も、

それぞれの輝きがあって。


この先の彼も見てみたかった。



チバユウスケ氏は惜しまれつつ、

彼の旅を終えました。


それでも、残された私達の旅は続きます。


俺達はまだ何もしてねぇよ

- BABY YOU CAN / The Birthday -


この歌詞に励まされながら。

私はまだ何もしていない、前に進もう、と。


旅のお供には、彼の歌声を添えて。


ご冥福をお祈りします。