独立開業前において、
やはり一番悩むのは、
顧客対象を誰とするか、です。
何度も書いていますが、
私はターゲットという言葉には、どうしても違和感があるので、
顧客対象と呼びます。(どちらも同じですが、私には違うのです。)
誰を助けたいか、という部分を
絞り込むのは勇気が要ります。
では、
そもそも、
なぜ顧客対象を絞り込む必要があるのでしょうか。
顧客対象を絞り込まないほうが、
多くの人に反応してもらえそうな気がします。
「建設業許可をします」だけでも、
十分に反応がある気がしますよね。
では、なぜ絞り込むのでしょうか。
それは、
カスタマイズした特別なサービスを作り上げるためです。
特化すること自体がよいのではありません。
絞り込んで、、
その顧客対象だけが持つ
特有の問題や悩みを解決するようなサービスを作る。
絞り込むからこそ、そのようなサービスを作れる。
だからこそ、絞り込むのです。
建設業許可に特化しているから、
あなたに依頼をするのではありません。
あなたが、建設業許可特有の問題を
解決してくれそうだから、
あなたに依頼するのです。
つまり、ただ特化すればよいのではないのです。
相続専門だからあなたに依頼するのではなく、
遺産分割協議作成の専門家だからあなたに依頼するのではなく、
あなたが、その人特有の問題を解決してくれそうだから、
あなたに依頼するのです。
開業前においては、
きっと顧客対象を絞り込むのは、
本当に怖いことだと思います。
そして、きっとエイヤッで絞り込もうとして、
絞り込むことになるのですが、
絞り込んでそこで終わりではないことを、
覚えておいてください。
相続業務を選んだなら、
相続手続きを依頼する人特有の問題があり、
その問題を解決するための、
特別なサービスを作る必要があるのです。
そして、もし相続業務だけに絞り込んでも、
あなたの優位性が見つからないときは、
さらに絞り込みをして、
絞り込んだ人達特有の問題を解決するような
サービスを作り出す必要があるでしょう。
もちろん、絞り込めば絞り込むほど、
顧客対象は少なくなります。
言い換えれば、あなたのサービスの希少性は高まるので、
あなたのサービスも高く報酬設定をすることができるようになるのです。
たとえば、
遺産分割協議書を3日間で作るというサービスがあれば、
もしかしたら需要があるかもしれません。
そして需要があれば、きっと通常の遺産分割協議書より、
高い報酬設定でも許されるでしょう。
このように、
絞り込むのは、
高付加価値なサービスを作るためであり、
単なる位置づけ(ポジショニング)のものではないのです。
顧客対象の絞込みをするときには、
ぜひこの視点を忘れないように、
気をつけてくださいね。
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