京都三条 一人行く、 | 美術家 村岡信明 

美術家 村岡信明 

漂漂として 漠として  遠い異国で過ごす 孤独な時の流れ
これを 私は旅漂と呼んでいる

京都墨彩画壇 展

 

京都 三条 ひとり行く、

 

京都墨彩画壇展の会場は京都文化博物館。広い会場に行くと会員たちがみんな来ていた。高齢の会員もいたが、彼らはかくしゃくとしていた。絵を描いている人間はみんな元気だ。

展示している作品は100号の大作ばかり。コロナ禍に負けず、みんな頑張っている。

 

その後、いつもの蕎麦屋に。注文はいつも同じ、ニシンそばと白いご飯。平安時代から福井の女性たちがニシンを背負って京都まで運んできた道は「ニシン街道」と呼ばれていた。その頃を偲んでしみじみと食べる。旨い! 京都に来たらニシンそばにかぎる。

 

ここは京都三条の中心街、ゆっくり歩いてウインドウを覗きながら、四条河原町まで、朝から歩いた時間は約5時間。少し疲れたが楽しい一日だった。

 

四条大橋に行くと、暮れゆく鴨川に人影はすくなかった。

 

2021・10・28,村 岡  信 明。