現代の | 美術家 村岡信明 

美術家 村岡信明 

漂漂として 漠として  遠い異国で過ごす 孤独な時の流れ
これを 私は旅漂と呼んでいる

現代の世相、3,

 

聖母に祈る

聖母マリア、悲母観音、大地母神、

 

どこから始まったのか分からないまま、コロナ禍は変異しながら拡大を続けている。

いま、お腹の中にいる赤ちゃんを心配する母親。いま、育ちゆく子供たちは学校にも行けずに自宅で自習する子供たち。

 

マスクだ。距離だ、離れろ。アクリル板だ。オンラインだ。と言われるが、何もできない子供たちがいる。国民の苦難をよそに、オリンピック選手たちを感傷的に結び付け、成り行きに任せて開催し、コロナ禍で苦しむ大衆は置き去りにされた。

 

いま、混沌とした社会の中で懸命に治療に打ち込む人たち。介護に携わる人たち。多くの人たちが戦っている。コロナ禍のカオスが、いつか収まり、普通の日常に戻ることを信じて、見えない希望に多くの人間は命がけで戦っている。

 

母なる神々に祈りを求めている人間は世界中にどれだけいるか、これは人類との戦い。宇宙に浮かぶ地球という星で。

 

~~~~ みんな幸せになろうよ ~~~~

Nobuaki , Muraoka pencil on paper,

9月17日 金