星の王子様シリーズ「 キツネ
」に続き第2弾
「ヘビ」です。
ヘビの章は
なんど読み返しても
胸がきゅんと苦しくなって泣けてきます。
あまりにも深く
そして切なく美しい。
それを形にする日が来るなんて思わなかったけれど
この糸に出会ってしまったので
やっぱり作ってしまいました。
全部はわからなくても
フランス語のヘビの章は
哀しすぎて
声に出してつぶやくとやはり涙が出てきます。
そんな思いでデザインして
Silk先生が仕上げてくれました。
想いのこもった一作です。
みんなもいろんな思いで
星の王子様シリーズ
作りに来てくださいね
Je puis t'emporter plus loin qu'un navire
僕は船で運ぶよりもずっと遠くへ君を運ぶことができるよ。
王子は地球にはたくさん人がいると思って遠くの星からやってきたのに
降り立ったのは砂漠で
もう誰にも会えないことも
どこへも行けないことも悟りかけているときに
ヘビに出会います。
毒をもって近づいてきたヘビも
王子の純粋さに心打たれますが
王子の孤独を知ります。
どこへも行けない悲しみを悟ります。
そしてやはり
王子を楽にしてやろうと思うのです。
体を置いて心だけ
自分の星に帰ろうと
ヘビと約束をする王子。
そんな王子にヘビが言った一言です。
切なすぎるなぁ。
回数を重ねるほどに
また時がたって読むごとに
切なさの意味合いが変わってくる不思議なお話。