黒岩善隆さんの作品を紹介します。
黒岩さんの作品は風景画を描いているのが有名です。
様々な風景が描かれていると思いますが、その風景の細かい表現力の幅は広く、全体のバランスも良く組み込まれているなと思います。
この作品の中に描かれているものは波打ち際の作品が描かれていてその波の表現で白いしぶきを丹念に描ききっているのがさすがだなと感じました。
また、構図としては遠近を保つためなのか、手前にも描かれたものが存在していて、そこにも作品のバランスをとるための色の工夫がされていて、美しく仕上がっていると思います。
この作品の中で私が良いなと思ったところは、背景の空の色味がなんとも最高に美しいなと思いました。
グラデーションの空のように、かすみがかった空が表現されていて霞に日が当たることでピンク色の淡い表現をしており、また反対に映って見える水面には、そのピンクの空よりも空の素顔と言えるような青さを反射して映らせているのもまた魅力が満載だなと感じました。