安井曾太郎さんの作品を紹介します。
安井さんの作品は輪郭線をはっきりと持ったモチーフやモデルさんが多く見られる気がします。
輪郭線はふだんあんまりよく見えず、逆にものを強調しすぎてしまっていい印象を持たなかったりします。
しかし、それを思わせないような輪郭線があるこその安井さんの絵とわかる印象を持たせていると思います。
たとえ輪郭線がなくとも存在感や主張はできる画流をしているんですが輪郭線があることでより全体としてのまとまりを載せているのかなと思います。

人物を描く時に、陰影を描きこむのも輪郭線に対する主張と同じくらい書込みがあるのでバランスがよく描かれている気がします。