横山大観さんの作品を紹介します。
横山さんの作品は見入ってしまうくらい迫力のある作品が多くあると思います。
表現の幅はひとそれぞれだと思いますが、横山さんは最小限の方法や最大量の技量でものを描いたりと様々な方法で作品を作り上げています。
この作品は最小限の表現で山を描いていますが、それがさらに良さを出していると思います。
線のほんの少しの筆の流れで描いています。
線の細さにも理由が伺えます。
もし、太さが変わっていたらと考えるとそれだけでもこの魅力がなくなってくると思います。
この作品は、セピアのようなそんないろみをしているのは何故なのでしょうか?
それは紙の色なのでしょうか?
細かく見ていくと筆の運び方がよく見えます。
何回も重ねてできているようなそんな感じがします。
そこからみるとものにたいする思いというものを感じることができるような気がします。