連続の投稿失礼します。
今まで7月は日本画の作家さん達を紹介してきたのですが、今回8月ということもあり変更して、洋画の作家さん達を紹介していこうかと思っています。
世間のゲームは今やポケモンGOですね。
街中にポケモンが溢れているそうです笑
佐伯祐三さんの作品を紹介します。
佐伯さんの作品の特徴は、全体の構成はしっかりとしていて具体的な作品を多く作り上げてきています。
印象としては、作品全体的に明るい作品よりも明度が低く暗い色を使っているイメージがあります。
しかし、それがいけないとかは全くなくその暗めのトーンでもしっかりと画面に色を乗せることでその中での画面の構成が出来上がり、陰影の表現も表現できていてまとまりのある、メリハリのきちんと整った作品が出来上がっていると思います。
建物を描く際、建物通りにあるもののパースはしっかりと描ききっているのですが、一棟だけを描く際、そのパースだけを気にするのではなくパースがたとえずれていてもそのずれをも許してしまうようなその描写力・作品全体に対する思いが画面に書き残されている気がします。
この作品は佐伯さんの作品の中でも珍しい作品になっているような気がします。
建物・街並みの中でもいいと思った気に入った部分をピックアップしてこの作品が仕上げられていると思います。
この部分は細かい部分になっていて、なぜこの部分を取り上げようと思ったのでしょうか?
この場所はどんな風に使われていた場所なのかなんだか気になりますね。
右側に描かれる赤青白のこのオブジェのようなものは、床屋さん?美容院を示しているのでしょうか?
この様子からしたら、日本ではなく、フランスとかのヨーロッパかなと思います。