上村松園さんの作品を紹介します。

上村さんの作品は、女性をメインにして描いていることが多いとおもいます。

女性の体は肉体美の中でも素晴らしいとききますね。
日本画のなかで裸婦を描いているのをあまり私は見たことがないです。。
大体はヨーロッパの方で描かれていることが多く見られると思います。
また、日本の女性の服となると着物が多く見られますよね。

この作品について見てみましょう。
この作品のなかに描かれているモデルさんは芸者さんでしょうか?

踊っている様子から人の動きや音がなんだか聞こえてきそうな感じがしませんか?

しかもこの大きな紙の真ん中にこれだけ余白を残して描いているというのにはキチンとした意味も含まれていると考えるとまさに魅せる技術だなと思います。


この作品のなかに描かれている女性は一体何をしているのでしょうか?

着物の袖を持つ様子からの動きがリアルに表現されているところが強調されているような感じがします。
この作品のなかで私が気になったのはこの女性が覗いている窓の形です。
この窓の形は珍しいものだと思います。

基本的に窓や扉の形は四角形をしているのが基本的な窓ではあると思いますが、この窓は円形の形をしています。

しかも外や内側の表現も、陰影だけで表現されているのもなかなかいいなと思いました。
多くは語らない。そんなスタイルの絵を描いているこの感じすごく興味深いです。