山口蓬春さんの作品を紹介します。
私が始めて山口さんの作品を見たとき、作品に対する思いがとても画面の中に溢れ出ているような感じが第一印象でした。
モチーフ1つ1つに対してのものの見方というか細かいけれどここを見せたい!と思ったところの表現をきっちりと描くことで、その場所に集中してしまうくらい魅力的な作品作りになっているなと思いました。

この作品の中に描かれているのは、桜?梅?と、青い鳥です。

この作品を見たときに一番最初青い鳥に目がいってしまうのは、それは山口さんの誘導なのではないでしょうか?
画面の中には、色がはっきり付いているのはこの青い鳥しかいません。
背景にも色が使われていますが、その背景の色をなぜこの色にしたのか考えると花の色が白なので、映やす為にという理由もあると思いますが、この青との相性もしっかり計算されていて、すごくマッチしているなと思います。
背景のグラデーションの色味は場所によって違います。