最近日々のスタイルばかりブログアップしています

お気づきの方も多いと思いますが、最近遊びに行ってません。。。



夜遊びしないフラストレーションを世界観としてブログにぶつけてみようと思います

(半分はKIDS服デザイナーさんに向けて発信しています 唯一ネットブックを書いてくれと言ってくれる方ですので)








軽めのネットブック



‘遊園地‘



閉館を間近に迎えた遊園地で私たちはとても悲しいものをみた

黒いリボンを付けた 「ジェットコースター」が自分自身をおりたたんでいる光景だった





そこの遊園地の経営者は、解体屋に依頼するのを惜しんで、「ジェットコースター」に自分で始末をつけるよう命じてたのだ



我々はベンチに腰かけて「ジェットコースター」が自殺するのを眺めていた

「ジェットコースター」はレールをひとつひとつもぎ取っていき 、ひとつ外すごとに血が流れ、「ああ、痛い」と「ジェットコースター」は悲痛の声をあげていた。



レールを外し終わると、今度は本体である自分を、まずは半分にそれからもっと細かく切断しはじめた

血まみれになりながら自分自身を解体していき、その度に遊園地が大きく振動する程の苦痛の叫び声が響いていた



すぐ横の 「メリーゴー・ラウンド」は目をつぶり、耳を両手でおさえてがたがた震えていた





いちばん最後に息も絶え絶えのコンクリート台座だけが残った

それは「ジェットコースター」の存在の証でもあり、自我(エゴ)そのものだった


コンクリートの台座はどうやって最後の始末をつけるのだろう?と我々は思った

もうどんな手段もないのに・・・




「くそくらえ!!」

「ジェットコースターはそう捨て台詞を残すと、コンクリート台座だけになった自分自身に最後のとどめを刺した






それは人間には考えもつかないようなやり方で だった。