マイケルジャクソンのThis Is It を観ました。

この姿に、私の尊敬する人たち、他にもどれだけたくさんの人が影響を受けて、幸せにされてきたのだろうと考えるだけで冒頭の15分くらいは涙が止まらなかった。
キングオブポップで、みんなに泣くほど愛され、物凄い想像力を操り創造し、全てを愛で包み込むような人で、一瞬で虜になった。
でも映画が進めば進むほど輝くマイケルの中に物凄い孤独を感じて、観終わった後には輝けば輝くほど、愛されれば愛されるほど、孤独を感じるという事を悟って、すごく寂しくなって、星野源のあの暖かい声が聴きたくなった。

イヤホンを装着して、シャッフルボタンをタップし、流れてきたのはSUN。
ポップで仕方ない優しくて暖かいお母さんみたいな声に励まされながら、誰にどんなに愛されたとしても人間は所詮1人で、自分のことを本当の意味で理解できるのは自分しかいないことを改めて目の前に突きつけられ、ひたすら落ち込んでいた。

「Hey J いつでもただ1人で歌い踊り」

この歌詞が耳に届くまで、この曲が流れた必然に気がつかなかった。
はっとして、マイケルに対する同じ考えで、彼と数秒繋がったと思った。
1人なんだけど、1人じゃないかもと感じて、少し明るい気持ちにさせてくれた。

「祈り届くなら 安らかな場所にいてよ
僕たちはいつか終わるから 踊る いま」

この意味を受け取った時、神様はやっぱりいると本気で思った。