眠れない夜に読むには良い本かもしれない。
モーセの十戒を下敷きにした怖い話で、やたら人が死ぬことに目をつぶれば奇妙さ加減が面白いお話であると思います。
残酷で救いのない話かと思いきや決して誰もが絶望して死んでいくわけではなく、だまし絵のような不思議さがあります。第7話の「マックスは忍び寄る」は素直に泣けました。
悪魔の勝鬨で締めくくられる結末にはたしょう後味の悪さを覚えますが、それでこそこのお話はすっぱりと完結するのかもしれない。いっそどこまでも堕ちてしまえば、黒もまた美し。
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