到着した場所は広大な畑だった。
収穫間近の稲尾が金色の絨毯のように敷き詰められている。
そしてその美しい光景に杭を打ち込むように例のミステリーサークルが描かれている。
ボクがよく見るものは円を描くように渦巻くものばかりだが、ここの物は文字や絵が多い。
近い物だとナスカの地上絵とエジプトの絵文字をそれらしく組み合わせていた。
いかにもという感じだ。
世界的に有名な物に告示しているだけにかなりうさん臭い。
バスの乗員全員吸い込まれるよう進むと一定のところで「進入禁止」黄色いテープで仕切られていた。ミステリーサークルは夕日の中で神秘的に光り輝いていた。
「ではみなさん。道中お疲れさまです」
台本をもった腰の低い青年が全員を呼び寄せた。
恐らくそれがADというやつなのだろうか。
今後3日間のスケジュール打ち合わせがあると村の公民館へと全員を集めた。
宴会場のような全面畳の部屋に長テーブルが4つ、四角を描くように並べてある。
ボクは打ち合わせなどまったく興味が無かった。
すぐに奥の外の景色が見える場所を陣取った。すぐに日が落ちたのか畑には大きなスポットライトが当てられてミステリーサークルを昼間のように浮かび上がらせていた。
「先生。何か感じますか」
振り返ると先程のADと同じスタッフのジャンパーを来た頭がはげ上がった男がいた。なんとなく見覚えがあった。仕事の依頼に事務所をたずねて来た。確かこいつがディレクターだったような気がする。
「いいや。今は何も」
そうですか、先生には期待していますよ。番組を盛り上げてくださいなどといい他の出演者のあいさつ回りをしていた。
どうでもいい社交辞令のあいさつにいらだちまた外を眺めた。
すぐに始まった打ち合わせもろくすっぽ聞かず、適当にあいづちを打って聞き流した。
どうせスケジュール通りに事は進まないのだから。
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